今の若者は一般的にストレス耐性が弱く、長時間労働や少し仕事の指導が厳しいと退職する傾向である。
私はもう60歳近い世代だが、私の業種で働き方改革の前までにはびこっていた年間通して月100時間を超える残業が普通であったり、
残業40時間以上は手当がつかなかったり、厳しく屁理屈な先輩社員や独裁社長がいたり大変だった。
社会人になってから厳しい職場環境で働いてきた部類だと思う。
しかし、もう60歳近くなると、50歳前のようにがむしゃらにまじめに生きることだけが良いことでないと思うようになった。
もう上記のような残業が多く責任を押し付けられる仕事をするのが嫌になった。
このような近年に少子化で労働力になる若者が不足して、若者の売り手市場になると
会社の存続のために若者のニーズに合わせないと、どの職種も企業も若者が入社してこないばかりか
入社しても1年もしないで退職してゆく。
よって、企業は若者に合わせて長時間労働を減らしたり、パワハラなどのハラスメントをしない体制
労働環境改善に取り組むしかなくなった。
そのような恩恵を中高年で体力が低下してきた私も受けることができる。
これは良い軽傾向だ。
発端は安倍内閣時代の働き方改革だが。
あれがなければ、まだ、労働環境が過酷であったかもしれない。
来年の2024年から建設業と運送業は長時間労働を強制的に行えないように法律が施行される。
少子化に歯止めをかけるために子育ての女性も働きやすい労働環境の取り組みが法律で求められるようになってきた。
それと労働法令がきびしくなり、働く側の労働環境改善の行政側からの指導が増えた。
こうなると、会社の経営側や上司も変わらざるを得ない。
このようにして労働環境全体がよくなっているために
中高年でも働きやすい土壌はできた。
従来の月100時間越えの仕事スタイルは仕事をするのは命がけという感じだった。
それでは私の体だけでなく中高年の多くがもたない。
若者が軟弱になったおかげで、長時間労働や残業が少なくなる風潮となり、その恩恵を私も受けていると思う。
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