私の高校の同級生は今から30年前に自殺して亡くなった。
とても悲しい出来事だった。
原因は職場での上司からのパワハラであり、うつ病を発症してのことのようだ。
彼は公務員試験に合格して一般事務として入庁したが、
就職して8年したころに転勤でやりなれない福祉の課に回されて、厳しい上司に出会ってしまった。
亡くなる5か月前に私と同級生に上司が厳しいことの悩みを言っていた。
本人は来年、転勤願いを出すまでの辛抱だといっていたのだが。
翌年、またみんなで集まって遊ぼうかなどと話して、同級生に声をかけたところ、
彼が自殺して亡くなったことを知らされ大変ショックを受けた。
一方でそれほど大変でない公務員の人も知っている。
公務員と一口で言っても大変の部署も仕事もあったり、そうでもない人もいたり、
一般に真面目な人は仕事で悩み、あまり気にしないタイプの性格の人はやめないでいるようだ。
なんでも職業をひとくくりで物事を言うのは間違っているのだと思う。
公務員でも警察官や自衛隊などは1年以内の離職率が20%であり、
普通の公務員の離職率は5%程度といわれている。
だが、公的なプレッシャーが多いことは公務員には共通したストレスだと思う。
教職員がうつ病などのメンタル疾患になり5000人が休職しているといわれており、大変な仕事だろう。
問題を起こす子供、問題のある親、どうしようもできない家庭環境。
男性教師にわいせつ犯罪が多いがその背後には大きなストレスが原因かもしれない。
公務員の友人知人を見ていて思うが、酒を飲む人がほとんどである。
酒を飲まない公務員のほうが少ない。
私は今までいろんな民間企業を転職してきたが、大きなストレスがある職場ではほぼ人間関係でのストレスで耐えられず退社する感じだった。
それを肉体労働者の叔父は内勤の仕事を夏は涼しいところで働き、冬は暖かいところで働くので楽だと私が甘い仕事をしていると酒を飲むというのだった。
叔父は人というのは汗水流して働くことが尊いという固定観念があるのだ。
そのような叔父がいざ事務的な簡単な書類を役所に提出となると、書類の中身も書き方がわからないとイライラするのだった。
肉体労働、頭脳労働、接客や営業の人それぞれ大変であると思うのだ。
ただ、いちばん自分が苦しくない方法を選択して仕事をしているのではないだろうか。
または自分のやれそうなことや学校で学んだことを活かせたり、不得意なことを避けて仕事をしているのではないだろうか。
私の場合は生活するためにお金を稼ぐために、もう老年だから過去に行ってきた中で不得意でない仕事を選んで仕事をしている。
もうひとつは、メンタル疾患にならないようにストレスの大きな責任ある仕事は避けて働いている。
当然ながら給与は最低賃金であるが仕方ないのだ。
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