癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

前兆はあった
順調かと思っていた3クール目も、4日ほど経った頃から
気分不良を訴えだした母。
気持ちが悪いのと、めまいがきつい・・・。

毎回、抗がん剤投与後に処方される「吐き気を抑えるお薬」を
飲むと、「夜眠れなくなる」症状がでてしまう。

めまいも不眠も処方されたお薬の副作用で、致し方のないことなのだが
この影響で体調が日に日にすぐれない様子だった。

家族が留守中に気絶
3回目の抗がん剤投与後6日目、母一人を自宅に残して外出。
時間にして2時間ほど・・・、外出先から帰ってきて
母の様子を見に行くと、マスクを着用しておとなしく
ベッドで横になっていたので安心・・・と思った矢先、
母が一言「倒れちゃった」・・・え！？・・・。

何の事だかさっぱりわからない。
母がマスクを取って見せる、
上唇が「たらこ唇」のように腫れあがっていて
出血のあともうかがえる。


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倒れた前後の記憶がない
詳しく聞こうにも本人の記憶が途切れている。
気がついたらリビングで横になっていて、
食器やら急須やらがあたりに散らばっていて
お盆は割れ、急須も割れ、飲みかけのお茶も
お茶っ葉もあたり一面に散らばっていた模様。

どうやら、食事後の片付けに立ち上がった際に
気を失って転倒したのではないかと見ている。

母は、てんかんのお薬も処方されているため
原因が「めまい」なのか「てんかん」なのかは不明。

顔色も良く、意識もはっきりしていたので、
様子を見る判断をした私は、いつでも出動できる態勢
を整えつつ、何事も起きないことを願った。

夕方には元気回復
夕方にはすっかり元気になり、顔つきも普段通りに戻った母。
上唇と鼻の間は黒ずんで、チャップリンのようになっていた。
この日は入浴はせずに早めの就寝。

翌日も問題なく過ごせました。
もう一つ心配していた、転倒時に頭を強打してはいなかったか？
の心配があったが、丸1日特に異変もなく、無事で何よりでした。


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