2021年08月04日
癌細胞のみを破壊する光線
光線療法と聞くと、皮膚がんを連想されるかと思います。
光線は体表面にしか到達しない為に、深部の治療を行うことは不可能でした。
しかし、この光線療法の欠点を補うために、超音波が使用され始めたのです。
これはごく最近のことです。
この超音波を使用した療法であれば、深部の癌の治療が可能となり
ほぼすべての癌に対して治療を行うことが出来るようです。
これは、「光ダイナミック療法」と言って
細胞レベルで、光エネルギーを化学エネルギーに変換することが出来て、
これが癌細胞だけを選択して破壊するという画期的な療法です。
段階としては、まず感作剤を投与します。
感作剤は、癌細胞のみに取り込まれ、
正常細胞からは素早く排出されます。
感作剤は、光+超音波ビームによって活性化されることで
高エネルギー分子に変わり、フリーラジカル酸素とその他の
ラジカル酸素を生じます。
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このフリーラジカル酸素とその他のラジカル酸素が
細胞レベルで、癌細胞のみを破壊するそうです。
私の母が患った、非小細胞肺癌にも適用することが出来るそうです。。
気になる治療費ですが、これら一連の治療は
現時点では保険適用外で、光+超音波ダイナミック療法ですと、
129万6千円と、かなりの高額となっています。
治療回数は6回の治療で1クールとなっています。
・・・中々手を出しづらい金額ですよね・・・
しかし、抗癌剤治療や放射線治療はリスクが大きく
治癒の確率も決して高いものとは言えない状況です。
現代医学の進歩により、
いつしか癌はもはや不治の病ではなくなりつつある。
ただし、その反面で癌の羅患率が上昇し
2人に1人が癌になるという時代になったのもまた事実。
こういった治療についていち早く保険適用がなされる日が来ることを祈るばかりです。
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