2017年01月15日
夫婦が負う死亡リスク
配偶者の看病と介護
二人に一人が癌を患うという現代、
夫婦のどちらかが癌になる確率も高い。
癌だけではない・・・脳疾患、心疾患、消化器系の疾患は
年々増え続けており、生活習慣病という言葉は「昭和」以前には
なかった。
夫婦のどちらか一方が病気になり、介護が必要となると
一般的には、夫婦のもう一方が介護を担う。
私自身も、妻や子供の世話になるなどして迷惑を掛けたくない
と考えています。
近年は、それが嫌で熟年離婚される方もいらっしゃるようですね。
しかし、人は最後には必ず誰かの世話にならなければなりません。
迷惑を掛けたくないという思いが人一倍強かった母も、
最期は介護が必要な状態となり、申し訳ないという気持ちと
感謝の気持ちが強く表れていました。
最期は少々急いで逝った感がありました。
68歳・・・日本人女性の平均寿命は87歳・・・。
父が脳梗塞で倒れた時・・・父の命が10年以上持つかどうか・・・
勝手にそう思っていた時期がありました。
結果・・・父よりも母が先に逝ってしまった。
年功序列・・・母は順番を守らなかった・・・。
死亡リスクの関連性
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高齢者において、配偶者の入院とその夫または妻の死亡リスクの
関連性を調べたという研究結果があります。
1993年、518,240組の夫婦を対象に追跡期間中の入院及び
死亡について以下のように評価されています。
1回以上入院したのは、
夫が383,480人(74%)
妻が347,269人(67%)
死亡したのは、
夫が252,557人(49%)
妻が156,004人(30%)
夫(男性)の死亡リスクは、
配偶者が「脳卒中」「うっ血性心不全」「大腿骨頸部骨折」
「精神疾患」「認知症」で入院した場合に有意に高くなった
ということです。
当ブログでも記事で何度か紹介していますが、
2015年、肺がんで他界した私の母は約15年の間、夫(父)の介護
に追われて生きてきました。
脳梗塞で左半身が麻痺した父に付き添い続けた母は
倒れた日も救急車の中で、意識障害を起こしているにも
かかわらず、父のことを気に掛けていました。
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