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2019年01月18日

どこに座るか

学校では、座席はたいてい指定席。番号順に座るか、あるいは何らかの手段で座席を決め、決まったところに座る。
だが、世の中では、必ずしも指定席ばかりではない。
コンサートや映画館は指定席が普通だが、ことセミナーなどでは、自由な席に座れる場合も多い。
大学での講義の座席も、ほとんどが自由席だろう。

自由席の座席で大切なのが、「どこに座るか」である。

もし学校の授業で、生徒たちに、「座席は自由でいいよ…」、と言ったら、彼らはどこに座るだろうか。
なかなか、一番前の座席に座らないのではないだろうか。

予備校の授業や大学の講義で、意識の高い人は、中央の一番前の席に座る。
「先生に顔と名前を覚えてもらいたい」、という意図もあるだろう。
「すぐに質問できる」、というメリットもあるだろう。
また、「意欲を感じてもらう」、という思いもあるだろう。
しかし、何より、「本気で、真剣に、一言も漏らさず、先生の講義を聴きたい」、という思いが大きいのではないだろうか。

逆に、後ろの方に、とにかく目立たないように座っている人は、「仕方なく出席している人」であり、「できたら参加したくない人」であり、「意欲的でない人」である可能性がきわめて高い。

もちろん、「時間ぎりぎりにやってきて、もう空席がない」、という状況もあろうが、このことだって、意欲的な人、積極的な人ならば、時間に余裕を持って来るだろうし、「前の方の席に座りたい」、と思えば、相応の準備をする。

これが、企業の経営者向けセミナーであったらどうだろう。
一回数百万円のセミナーだったら、わざわざ末席に座ろうとする経営者はいるまい。
こぞって、前の方の席を選ぶか、誰もが平等になるように、座席指定になっているかも知れない。

「経営における何かヒントはないだろうか」、という問題意識、目的意識がある人ばかりが集まっている。会社の経費で落とせるかどうかは分からないが、受講料も高額。「どうでもいい」、と思って参加している人はいないだろう。

つまり座席選びは、意識の差と言ってもよい。

私も、講習や補講などの時には、特に座席を指定しない。後ろに座る生徒を前に促す程度である。
それでも遠慮して、一列目に座らなかったり、後ろに座ろうとする人がいるが、私はそれを許さない。

勉強という面でも、意識の差が、実力向上、成績向上の差を生むからだ。

およそ学校の授業で、「どうでもいい」講義など一つもない。

どんなにわかりにくい授業であったとしても、必ず学びはあるはずだ。

「前からつめて座りなさい。」
と、促して遠慮がちに座るならば、意識の高さがまだまだだと言ってもよいだろう。

金銭の多寡にかかわらず、何事も意欲的に、学びを得ようという心がけが大事である。
人間は本来、学びたいという欲求を持っている。

そんな話を、時折私は授業中にする。

一度、自由席で授業してみようかしらん…。







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