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2019年10月16日

育ってきた若手教員

市の広報に、近くの資料館で、県博物館の移動展示の化石展があることを、若手の理科の先生に紹介したら、すぐに手配をして、学年全体で見学できるように企画してくれた。

紹介したその日に、資料館に赴き、館長らと打ち合わせをして、すぐに企画書を作ったわけだ。
それを関係各所と調整し、今月末に実行の運びとなった。
なかなかのフットワークである。大したものだ。

以前、組んでいた学年でも、岩石展があると聞けば、さっと手配してくれたことがあった。
優秀な若手である。
写真やネット上の動画だけではなく、「きちんとホンモノを見せたい」、という情熱の表れだろう。

勉強熱心で、岩石の授業では、宮沢賢治も登場する。

どうやら私の学校にも、こうした若手が育ってきたようだ。
体力も気力も劣ってきたものの、口だけは出す、老害化している私は、そろそろお役御免になるのだろう。

「ホンモノを見せたくても、なかなか見せられない」、と悩んでいる理科教員がいる。
そして、なかなか見えない抽象的な世界を扱っている数学教員が私だ。

私は理科分野も好きなので、以前は趣味で岩石も採集したし、天体や気象にも詳しい。
大して詳しくはないが、植物の写真も撮る。

「いい課外授業だね。」
そう、心の中で声をかけつつ、結局、学年団として応援して、その時間空いている先生は、全員で引率することになった。

事務でも、「そういうことなら…」、とバスの手配もしてくれた。

一人の情熱がたくさんの人を動かす。
そんな姿は私は好きだ。

私は、今少し、情熱が戻ってきてはいないようにも思えるが、少しずつ心を癒やしている。

病を治そうとして力む必要はない。
無為自然の
人間としての本来の姿に立ち返り、
なすべきはなし、
なすべからずはなさず、
忘れるべきは忘れ、
ゆるすべきことはゆるすことだ。

先日読んだ詩に、そう書かれていた。

忘れるべきは忘れ、許すべきは許さねばなるまい…。
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