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2018年10月11日

三角形の合同条件の文章

昨日、使っている中高一貫用教科書の編集者であるMさんが来校した。
Mさんとは、もう10年以上のおつき合い。一年に一回くらいは、わざわざ私の勤める田舎の学校にお越し下さり、いろいろな情報をお持ち下さる。
ただ最近、お話ししていないので、健康状態を心配していたのだが、
「まだ、生きてますよ。」
と満面の笑顔で待っていてくださった。

今回Mさんは、『三角形の合同条件』について調べてきて下さった。
実は、この教科書には、
 3辺がそれぞれ等しい。
 2辺とその間の角がそれぞれ等しい。
 1辺とその両端の角がそれぞれ等しい。
と書かれている。
ところが、昨今の検定教科書は、
 3組の辺がそれぞれ等しい。
 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい。
 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい。
とある。

公立中学校では、教科書通りに覚えさせているので、この件に関して、どうお考えですか、という問い合わせをしていたのだ。

ちなみに私は、検定教科書通りで指導している。(三角形の合同条件を覚える

結局いろいろと調べて下さったけど、結論は出なかった。
要は、重鎮の編集者が、「どうでもいいんじゃないの?」と思っているのである。
確かに、大昔は「三辺相等」、「二辺夾角相等」、「二角挟辺相等」と言っていた。
実は、検定教科書でも、「3組が…」がついたのは、教科書会社によってまちまち。教科書会社によって実に10年の時差がある。
「相似条件に引きずられて、○組がついた」、という説。
「それぞれを抜かしやすいから、○組をつけた」、と言う説。
「いや、○組とそれぞれは意味が重なるのではないか」というご意見。
いろいろとお聞かせ下さったが、結論は出ていない。

「公立学校からおいでになった先生からすると、大問題になるようだ。」
というお話はしておいた。また、さまざまな、模試の模範解答も、検定教科書と同じであることは、以前からお伝えの通り。

「模試で減点されることはないのではないか。」
と、Mさん。
「公立中学の定期試験では減点でしょうね。」
と、私。

「証明の中に、それぞれの合同練習について@ABと書くか」
「証明終わり? QED 何もなし?」
など、統一されていないことがらも多い。

しばらく、ややこしい状態が続きそうである。
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