2018年10月10日
試験前の人気者
試験直前になると、生徒たちは、先生に質問に押しかける。
私のような、厳しく聞きにくい先生ではなく、若手の優しそうな先生を目指して、
「先生、教えて下さい!」
と、アタックする。
何を聞いても叱られることない、若手の先生は、このときばかりはと生徒の人気者。
職員室前の一角は、そうした生徒と先生の一大サロンと化す。
「先生、どうしてですか? どうやるんですか?」
女子生徒に囲まれた○○先生も、まんざらでもなさそう…。
「俺は、試験前に、わざわざ質問なんか受け付けないんだ!」
退職された大柄の先生の言葉を思い出す。
「分からないことがあったら、授業中に聞けばいいんだ。そういう時間も取っている。」
とも…。
「だいたい授業に来てない奴に、どうして試験前にもう一回授業をしなければいけないんだ。」
教育のサービス業でもあるが、授業はほとんど休んで、家で寝ていて登校しないで、試験前だけ来て、勉強教えろ、というのも、ちょっと違うかな、と思う。
そういう生徒に限って、
「先生、ここ試験に出ますか?」
とくる。
「お前ら、試験に出ないと言ったら勉強しないのか。」
という思いが、ふつふつ湧いてくる。
私はこの質問は、試験直前は禁句にしている。
何だか、楽しそうに、若い先生と一緒に勉強している生徒は、結局、自分自身では勉強できないタイプなのだ。集中力も続かず、一人でもできず、友達同士で誰かの家に集まって、お菓子を食べながら、わいわい、きわめて非効率な勉強をしている様と、少し似ているかも知れない。
「ぎゃはははは…。」
彼らの笑い声が聞こえてくる…。
「おいおい、本当に勉強してるのかよ。」
「まずは、こうやって人間関係を構築していく方法もありかな…。」
と、昭和の老害は、ため息をつく…。
私のような、厳しく聞きにくい先生ではなく、若手の優しそうな先生を目指して、
「先生、教えて下さい!」
と、アタックする。
何を聞いても叱られることない、若手の先生は、このときばかりはと生徒の人気者。
職員室前の一角は、そうした生徒と先生の一大サロンと化す。
「先生、どうしてですか? どうやるんですか?」
女子生徒に囲まれた○○先生も、まんざらでもなさそう…。
「俺は、試験前に、わざわざ質問なんか受け付けないんだ!」
退職された大柄の先生の言葉を思い出す。
「分からないことがあったら、授業中に聞けばいいんだ。そういう時間も取っている。」
とも…。
「だいたい授業に来てない奴に、どうして試験前にもう一回授業をしなければいけないんだ。」
教育のサービス業でもあるが、授業はほとんど休んで、家で寝ていて登校しないで、試験前だけ来て、勉強教えろ、というのも、ちょっと違うかな、と思う。
そういう生徒に限って、
「先生、ここ試験に出ますか?」
とくる。
「お前ら、試験に出ないと言ったら勉強しないのか。」
という思いが、ふつふつ湧いてくる。
私はこの質問は、試験直前は禁句にしている。
何だか、楽しそうに、若い先生と一緒に勉強している生徒は、結局、自分自身では勉強できないタイプなのだ。集中力も続かず、一人でもできず、友達同士で誰かの家に集まって、お菓子を食べながら、わいわい、きわめて非効率な勉強をしている様と、少し似ているかも知れない。
「ぎゃはははは…。」
彼らの笑い声が聞こえてくる…。
「おいおい、本当に勉強してるのかよ。」
「まずは、こうやって人間関係を構築していく方法もありかな…。」
と、昭和の老害は、ため息をつく…。
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