2018年09月19日
僕じゃありません
O君の口癖は、「僕じゃありません。」。
ちょっとした出来事があって、生徒たちに尋ねる場面で、必ず、
「僕じゃありません。」、と答える。
本当に何か、いたずらや事件が発生したときも、決まってO君は、
「僕じゃありません。」、と言う。
「これは君がやったことだろう?」、と証拠を突きつけると、今度は、
「僕だけじゃありません。」、と言う。
たとえ、自分一人であっても、必ず誰かを巻き込み、その誰かのせいで、自分がこうなったのだと主張する。
「君は、いつも、他の人のせいにするよな。」
「だって、僕だけではありませんから…。」
「あっ、また他の人を巻き込んでるな。」
「だって、○○君が…」
という具合である。
O君の場合、おそらく幼児期か小学校時代に、そう答えざる得ない、何か事件があったのだろうと思う。「ぼくじゃありません。」と言うことで、自己防衛をしてきたのだろう。
「O君、落ちてるゴミ、ちょっと拾ってくれない?」
「落としたの、僕じゃありません。」
「知ってる、だから頼んでるんだ…。」
O君はしぶしぶゴミを拾った。
「ありがとう。でも、ゴミ拾って、って頼まれたとき、『僕じゃありません』というのは、言ってはいけない約束だったよね。みんなで使っているクラスだから、いつも綺麗にしておきたいから…。」
「でも、僕じゃないですから…」
O君との戦いは、まだまだ続きそうだ。
ちょっとした出来事があって、生徒たちに尋ねる場面で、必ず、
「僕じゃありません。」、と答える。
本当に何か、いたずらや事件が発生したときも、決まってO君は、
「僕じゃありません。」、と言う。
「これは君がやったことだろう?」、と証拠を突きつけると、今度は、
「僕だけじゃありません。」、と言う。
たとえ、自分一人であっても、必ず誰かを巻き込み、その誰かのせいで、自分がこうなったのだと主張する。
「君は、いつも、他の人のせいにするよな。」
「だって、僕だけではありませんから…。」
「あっ、また他の人を巻き込んでるな。」
「だって、○○君が…」
という具合である。
O君の場合、おそらく幼児期か小学校時代に、そう答えざる得ない、何か事件があったのだろうと思う。「ぼくじゃありません。」と言うことで、自己防衛をしてきたのだろう。
「O君、落ちてるゴミ、ちょっと拾ってくれない?」
「落としたの、僕じゃありません。」
「知ってる、だから頼んでるんだ…。」
O君はしぶしぶゴミを拾った。
「ありがとう。でも、ゴミ拾って、って頼まれたとき、『僕じゃありません』というのは、言ってはいけない約束だったよね。みんなで使っているクラスだから、いつも綺麗にしておきたいから…。」
「でも、僕じゃないですから…」
O君との戦いは、まだまだ続きそうだ。
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