2022年03月01日
別れ
高校の卒業式が行われた。
いよいよ彼等、高校三年生ともお別れである。
毎年、卒業式が近づくと、私はなんとも言えない「淋しさ」に覆い尽くされ、悲しくなってくる。彼等との別れが苦しいのだ。
だから私は、極力高校三年生とは関わらないようにして、卒業式間際になると、私の方から先に、「さよなら」と行って、淡泊な別れの言葉を告げる。
卒業式当日に言葉をかけることなど、私にはできない。
彼等の新たな旅立ちを祝福してあげることもできない私は、何と冷たい人間なのだろう。
そんな折り、K君が、「丹澤先生、いろいろ教えてくださってありがとうございました」、と声を掛けてきた。
彼とは、三年生になってもいろいろと話をした生徒である。
受験直前はコロナ禍であったこともあり、話を控えたが、彼の将来に関わる話は、私もしたつもりだ。
彼が、受け入れるかどうか別として、言わねばならぬことは語ったつもりである。
そんな彼からの声かけだったが、私は、「さよなら」とだけ言った。
多くを語らずとも、もう自立して欲しいと思ったということもある。
彼の母親も、弟もいたということもある。
彼は、大学はすべて不合格であったと、聞いた。
恐らくは浪人することになろうが、この先も、さまざまな試練が訪れることだろう。
もう、直接助けてあげることはできない。
私ができることと言えば、彼等卒業生たちの幸福を祈り、天に、困難を乗り越える力を与え給えと祈るのみである。
今年も卒業式は写真撮影の係だった。
卒業生たちの勇姿は、記録にとどめたつもりである。
いよいよ彼等、高校三年生ともお別れである。
毎年、卒業式が近づくと、私はなんとも言えない「淋しさ」に覆い尽くされ、悲しくなってくる。彼等との別れが苦しいのだ。
だから私は、極力高校三年生とは関わらないようにして、卒業式間際になると、私の方から先に、「さよなら」と行って、淡泊な別れの言葉を告げる。
卒業式当日に言葉をかけることなど、私にはできない。
彼等の新たな旅立ちを祝福してあげることもできない私は、何と冷たい人間なのだろう。
そんな折り、K君が、「丹澤先生、いろいろ教えてくださってありがとうございました」、と声を掛けてきた。
彼とは、三年生になってもいろいろと話をした生徒である。
受験直前はコロナ禍であったこともあり、話を控えたが、彼の将来に関わる話は、私もしたつもりだ。
彼が、受け入れるかどうか別として、言わねばならぬことは語ったつもりである。
そんな彼からの声かけだったが、私は、「さよなら」とだけ言った。
多くを語らずとも、もう自立して欲しいと思ったということもある。
彼の母親も、弟もいたということもある。
彼は、大学はすべて不合格であったと、聞いた。
恐らくは浪人することになろうが、この先も、さまざまな試練が訪れることだろう。
もう、直接助けてあげることはできない。
私ができることと言えば、彼等卒業生たちの幸福を祈り、天に、困難を乗り越える力を与え給えと祈るのみである。
今年も卒業式は写真撮影の係だった。
卒業生たちの勇姿は、記録にとどめたつもりである。
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