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2022年02月14日

バレンタインデー

いつものように出勤し職員室の自分の机の上には、メッセージが書かれたチョコレートが置いてあった。

いつもメッセージは、励まし、褒め称えてくれるような、まさに私にとっては過分なお言葉で、いつも恐縮してしまう。

逆の見方をすれば、その言葉が「まったくの嘘」でないとするならば、褒めてくださるそのようなことが、「少しある」という訳だ。

その意味では、私も少しまだ役に立っている、組織として要らない存在ではない、ということなのだろう。

そう思わなければ、仕事を進めることなどできないし、モチベーションも上がらない。

だんだん朽ちてきて、使い物にならなくなったら、職場から去る、というは嫌だ。

若いときに迷惑をかけ、中年期にも迷惑をかけ、歳をとってからも迷惑をかけ、では情けない。

組織の中で、自分が必要とされる存在である限り、そこで働き続けることができるだろう。
だが、歳を取ることで、おのずとできないことも増えてくる。
理屈ばかりを言い、口だけの存在も嫌われる。

私の人生、「人目をあまり気にせず、わが道を行く」という感じで生きてきた。
親しい友人もいなければ、何でも話せる家族もいない。

教員として人生を捧げ、齢六十を前に、ふと、「これでよかったのか」と思う。
昨今は、その迷いによって、仕事のモチベーションも下がり気味だ。

素敵なメッセージを胸に秘め、チョコレート食べて、もっと元気になろう。

腰痛なんかに負けないぞ。

自分はもっとできるんだ!

自家発電するしかあるまい…。




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