2021年11月26日

授業のアンケート

二学期の授業アンケートが行われた。
合わせて、生徒が先生の評価をする。
例年、この評価の上位者が公開授業を行う。

私は、この歳になり、生徒達の評価が怖くなくなったが、若手の先生方は、戦々恐々なのかも知れない。

いわゆる「まともな授業」ができるようになるまで、早くて五年、たいていは十年くらいかかる。

私の場合、大学院時代、母校での非常勤が二年。この辺りは試行錯誤ながらも、新人としてはまずまずだったと思うが、その後、私立学校で専任となったときには、三年以上苦しんだ。

授業が安定するには、やはり十年近くかかったのではないだろうか。

自分では「よい」と思っていても、客観的にはどうだか分からない。
授業が分かりやすく楽しくても、生徒の実力が上がらない、ということもしばしばだ。

私の非常勤の時だって、母校ということ、大学院生であることへの甘えがあったことは否めない。

授業のアンケートでは、授業担当者への要望が書かれる。
私はもう何を書かれても動じないが、若手の先生たちには「結構こたえる」ようで、熱心な先生方は、名前部分が切り取られたその要望を、丁寧にメモされている。

若手の先生たちは、「授業が上手くいかない」だけでなく、その他の仕事上でも、さまざまな問題が起こるので、「まともな授業ができる」前に、教員を辞めてしまう人もいる。

苦難困難に打ちひしがれて、情熱ややる気を見失ってしまうのだ。

だから我々年配者は、彼等若手の先生たちが、気分良く、やりがいを感じて仕事ができるように、「励まして、励まして、励まして…」あげることが必要なのかも知れない。

「教員の世界は先輩の技術を『盗む』ものだ」、などという時代ではなくなってしまった。

独りよがりの年寄りの言うことなど、若手の先生は聞き流してしまう。

それよりも、生徒たちのためには、彼等を「真の教員」へと育てていくことが大事なのだろう。

授業アンケートを終えて、そんなことを考えた…。
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