2014年09月23日
Galaxy S5のカメラの性能の良さと、残念な点
買ってみて、使ってみての実感ですが、Galaxy S5のカメラはかなり高性能だと感じつつもちょっと残念でした。
■Galaxy S5のカメラ性能の素人感想
Samsungはプロ仕様カメラとまでPRしていて、
・オートフォーカスが結構速い
・暗いところでも結構明るく撮影できる
・リアルタイムHDRはマジで秀逸。逆光にもそれなりに追従できるかも。
・4K動画対応できれい(やっぱり動画は高画素が優位)
・ダブルショット、スロームービー、選択フォーカスなど面白機能
といったあたりの機能は「プロ仕様」という表現には首をかしげても、今まで発売されてきたスマホカメラに比べれば使える機能が満載だと思えました。
オートフォーカスはXperiaには敵いませんが、Galaxy S4,Galaxy Jが1秒程度かかるのに0.3秒程度に縮まっているので体感できるレベルで速いです。
※昼間撮影の風景。明るい昼間であればこれまで使っていたGalaxy Note2とくらべても大差はない。
※HDR撮影での比較。Galaxy S5の方がHDRが自然に効いている。ただ、比較しなければわからないレベル。
※夜間撮影の比較。設定はどちらも標準モード。夜間はかなり差がでている。Galaxy Note2のカメラはノイズが乗りまくっているのに対して、Galaxy S5はほとんどノイズが感じられない。夜間撮影だとちょっと前のコンデジよりは確実にレベルが高いと感じられた。
■欠点も目につく
・画角が狭い(イメージより一歩近づいた感じに撮影される。最近は広めに映る広角レンズがはやり。25mmとかそういうやつ。Jpegのプロパティを見ると31mmと記録されていた。これは、Galaxy Note2も同様で、S5でも変更はなかった)
・手ブレ補正はいまいち弱い
・動体の追従もいまいち弱い
というところでしょうか。Galaxy S4のときはSONYのCMOSを使ってカメラのレベルを上げたのですが、これを自社製に切り替えて、S5では新開発の「ISOCELL」(アイソセル)を搭載したことが今回の「プロ仕様」の根拠になっているようです。ただし、これは必ずしも前向きな投資というよりも、「技術がほかの競合品の開発に流用される懸念がある」という理由から日本勢が協力しなかったというのがもっぱらの報道情報から得られる台所事情。
参考:「スマホの巨人」サムスンに誤算 部品調達滞る :日本経済新聞
実際のところ、CMOSイメージセンサーといえばSONYです。SONYの独自の調査では2013年度の世界に出荷されるスマホの44%がSONY製とのこと。記憶にある限りでも、メジャーどころはSONYです。例を挙げると、
・Apple iPhone6(iPhone5からSONY製)
・富士通
・小米(中国で現在最大シェアのシャオミ)
・華為技術(中国大手、ファーウェイ)
・ZTE(同じく中国大手)
・鴻海(台湾、ホンハイ)の委託製造された中華スマホ
あたりです。鴻海はiPhoneの最大製造委託先で有名ですが、それ以外の会社のスマホも作っています(Infocasとか)。ほとんどが中国向けの高スペックスマホですが、そのほとんどにSONYのCMOSが乗っています。この件は以前、日経新聞でも取り上げられたので記憶に残っている方もいると思います。
海外のタブレットやスマホを購入する際にpandawillやaliexpressを参考にしていますが、カメラのスペックのところを見るといかにもSONYらしいHDR、パノラマ、美肌機能などが記載されています。
Xperia Zシリーズに搭載されるカメラがスマホの中ではNo.1だと思いますが、SONYが部品供給しているので中華スマホもかなりのレベルになってきています。特に中国をはじめとする海外ではフロントカメラでのセルフィー(自分撮り)が盛りあがていて、フロントカメラにも安価なものではなくSONY製を期待されているらしいです。
(フロントカメラのシェアトップはSONYではなく、オムニビジョン社。低画素、低価格が売り)
ちなみにCMOSの世界シェア3位はSamsungなので、今回の自社製は意味のある選択肢なんだと思います。
日本人としてはエレクトロニクスの分野でSONYのセンサーが躍進してくれるのは安心感がありますね。iPhone6のカメラがさらにレベルアップしていて注目されているので、これならXperia Z3はさらにカメラに注目したくなります。
ほんと、コンデジ買うとか、持参するという考えがどんどん遠のいていきます。
Galaxy S5のカメラは上記のように微妙な感想にはなってしまいましたが、最新テクノロジーであることには変わりないです。一世代前のモデルになるGalaxy Note3、Galaxy Jと比べれば一歩進化したなということは感じられます。
不満もありますが、このレベルまで来ていればコンデジをあえて持ち歩いたり、買ったりといった気分はかなり減退することは間違いないと思います。
参考記事:東洋経済
■Galaxy S5のカメラ性能の素人感想
Samsungはプロ仕様カメラとまでPRしていて、
・オートフォーカスが結構速い
・暗いところでも結構明るく撮影できる
・リアルタイムHDRはマジで秀逸。逆光にもそれなりに追従できるかも。
・4K動画対応できれい(やっぱり動画は高画素が優位)
・ダブルショット、スロームービー、選択フォーカスなど面白機能
といったあたりの機能は「プロ仕様」という表現には首をかしげても、今まで発売されてきたスマホカメラに比べれば使える機能が満載だと思えました。
オートフォーカスはXperiaには敵いませんが、Galaxy S4,Galaxy Jが1秒程度かかるのに0.3秒程度に縮まっているので体感できるレベルで速いです。
※昼間撮影の風景。明るい昼間であればこれまで使っていたGalaxy Note2とくらべても大差はない。
※HDR撮影での比較。Galaxy S5の方がHDRが自然に効いている。ただ、比較しなければわからないレベル。
※夜間撮影の比較。設定はどちらも標準モード。夜間はかなり差がでている。Galaxy Note2のカメラはノイズが乗りまくっているのに対して、Galaxy S5はほとんどノイズが感じられない。夜間撮影だとちょっと前のコンデジよりは確実にレベルが高いと感じられた。
■欠点も目につく
・画角が狭い(イメージより一歩近づいた感じに撮影される。最近は広めに映る広角レンズがはやり。25mmとかそういうやつ。Jpegのプロパティを見ると31mmと記録されていた。これは、Galaxy Note2も同様で、S5でも変更はなかった)
・手ブレ補正はいまいち弱い
・動体の追従もいまいち弱い
というところでしょうか。Galaxy S4のときはSONYのCMOSを使ってカメラのレベルを上げたのですが、これを自社製に切り替えて、S5では新開発の「ISOCELL」(アイソセル)を搭載したことが今回の「プロ仕様」の根拠になっているようです。ただし、これは必ずしも前向きな投資というよりも、「技術がほかの競合品の開発に流用される懸念がある」という理由から日本勢が協力しなかったというのがもっぱらの報道情報から得られる台所事情。
参考:「スマホの巨人」サムスンに誤算 部品調達滞る :日本経済新聞
実際のところ、CMOSイメージセンサーといえばSONYです。SONYの独自の調査では2013年度の世界に出荷されるスマホの44%がSONY製とのこと。記憶にある限りでも、メジャーどころはSONYです。例を挙げると、
・Apple iPhone6(iPhone5からSONY製)
・富士通
・小米(中国で現在最大シェアのシャオミ)
・華為技術(中国大手、ファーウェイ)
・ZTE(同じく中国大手)
・鴻海(台湾、ホンハイ)の委託製造された中華スマホ
あたりです。鴻海はiPhoneの最大製造委託先で有名ですが、それ以外の会社のスマホも作っています(Infocasとか)。ほとんどが中国向けの高スペックスマホですが、そのほとんどにSONYのCMOSが乗っています。この件は以前、日経新聞でも取り上げられたので記憶に残っている方もいると思います。
海外のタブレットやスマホを購入する際にpandawillやaliexpressを参考にしていますが、カメラのスペックのところを見るといかにもSONYらしいHDR、パノラマ、美肌機能などが記載されています。
Xperia Zシリーズに搭載されるカメラがスマホの中ではNo.1だと思いますが、SONYが部品供給しているので中華スマホもかなりのレベルになってきています。特に中国をはじめとする海外ではフロントカメラでのセルフィー(自分撮り)が盛りあがていて、フロントカメラにも安価なものではなくSONY製を期待されているらしいです。
(フロントカメラのシェアトップはSONYではなく、オムニビジョン社。低画素、低価格が売り)
ちなみにCMOSの世界シェア3位はSamsungなので、今回の自社製は意味のある選択肢なんだと思います。
日本人としてはエレクトロニクスの分野でSONYのセンサーが躍進してくれるのは安心感がありますね。iPhone6のカメラがさらにレベルアップしていて注目されているので、これならXperia Z3はさらにカメラに注目したくなります。
ほんと、コンデジ買うとか、持参するという考えがどんどん遠のいていきます。
Galaxy S5のカメラは上記のように微妙な感想にはなってしまいましたが、最新テクノロジーであることには変わりないです。一世代前のモデルになるGalaxy Note3、Galaxy Jと比べれば一歩進化したなということは感じられます。
不満もありますが、このレベルまで来ていればコンデジをあえて持ち歩いたり、買ったりといった気分はかなり減退することは間違いないと思います。
参考記事:東洋経済
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