2019年12月31日
さらば、マークX! レクサスGS/ISの行方は・・・
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/27847378.html
現在レクサスオーナーの方では、かつてマークU、マークXにお乗りだった方も多いのではと思います。
一世を風靡したクルマということもあり、関係者を招いてのイベントが開催されたようでいくつかのメディアが報じています。
■さらば「マークX」。トヨタ、元町工場で生産終了イベント開催 (impress carWatch)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1226262.html
■トヨタ自動車、マークX 最後の1台をラインオフ…コロナマークII から51年、690万台[ヒストリー](response)
https://response.jp/article/2019/12/24/330118.html
車の高性能化、ライフスタイルの変化などもあり、ここ数年はSUVに人気がシフトし、セダンタイプの車も、TNGA化で商品力を高めた「新型カムリ」や「ES300h」などの「FFセダン」に需要がシフトしたということもあり、FRセダンとしてはレクサスおよびクラウン(&新型MIRAI)などに委ねることになったようですね。
レクサスが2005年に日本で開業する前年の2004年、「マークX」が登場しました。
それまでの保守的なデザインから、異型のヘッドランプを備えたスポーティなデザインに変更され、賛否両論ありましたが、新開発の2.5LV6エンジン「4GR-FSE」を登載し、燃費効率や静粛性にも優れており、ハイブリッドカーが本格普及するまで、永らく愛されたエンジンでしたね。
2005年に発売されたレクサスIS(IS250)や、クラウンにも同系エンジンが登載されましたね。
2009年10月には2代目マークXにフルモデルチェンジ。
リーマン・ショック等の不景気時代を反映し、ハイブリッド専用車(プリウス、HS250h、SAI)が大ブームとなっており、2.5Lと3.5Lという比較的大排気量の純がガソリンエンジン車のラインナップしかもたないマークXの販売は低迷したようですが、手頃な価格のV6エンジン搭載FRセダン車として存在感を示しました。
特に「3.5Lエンジン(「2GR-FSE」)」搭載グレードはレクサス「IS」やレクサス「GS」と比べても大幅に車両価格が安く、コストパフォーマンスに優れましたが、この時代、すでにこのクラスのセダンにおける3.5LのNAエンジンの需要は失われており、町中で3.5LのマークXを見かけることは非常に少なかったのが印象的です。
2013年6月には、マークX 「G's」の特別仕様車(カーボンルーフを採用した特別仕様車 250G“Sパッケージ・G's CARBON ROOF Ver.”ならびに、350S“G's CARBON ROOF Ver)を設定するなど、この時代には誰もが憧れるセダンというより、こだわりをもつ方のスポーツセダンとしての位置づけとなっていたようです。この時、レクサスも「LS」や「GS」のみならず「IS」にもハイブリッドグレード(IS300h)を設定するなど、NAエンジンしか設定のないFRセダンは希少となっていました。
2016年11月には、マイナーチェンジを敢行し、主に外装デザインの変更に加え、先進安全装備の「Toyota Safety sence+」の標準化などを行いましたが、根本的なパワートレーンの変更やハイブリッド車の設定は行われませんでした。
すでにクラウンクラスでも販売の大部分は「2.5L・ハイブリッド」モデルであり、NAおよびターボエンジンなどの純ガソリン車についてはすでに販売の中心ではありませんでした。
マークXのボディサイズは全幅「1800mm以内」にこだわり、全長も「4800mm以内」と、日本の道路・駐車環境にもマッチしていましたし、様々なシチュエーションで使用でき、大人4人が快適に移動できるセダンとして永年愛されてきましたが、ミドルサイズのセダンは、かつてのクーペと同様、輸入車など高価格帯の車にのみ需要がシフトし、「300万円前後」でのFRセダンの需要は、SUVやダウンサイジングしたコンパクトカーに遷移してしまったということなのだと思います。
なお、限定モデルでトランスミッションにMTを登載したハイスペックな「GRMN」が即日完売となったように、熱狂的なファンがいらっしゃるのも事実。
そして、トヨタブランドの量産車である以上、限られた需要だけではモデル存続ができないのもまた事実・・・
さて、いよいよマークXがモデル廃止になると、トヨタ/レクサス陣営では、パーソナルユースのミドルサイズのFRセダンは「IS」、ラージクラスは「GS」および新型「クラウン」のみとなりますね。
「IS」に関しては多方面からの情報で、2020年末に、若干ボディサイズの拡大を伴って大きなマイナーチェンジを敢行することが確実視されます。
「GS」に関しては、以前から幾度となくモデル廃止の話が出ていましたが、いよいよ2020年半ばをもって、いったん販売中止となる模様です。
レクサスでは今後車種のバリエーションを増加していくとの話も聞こえてきますし、プレミアムブランドの「顔」として欠かせない「FRセダン」はぜひ複数種類ラインナップに欲しいと感じます。
トヨタブランドでのFRセダンが実質的に「クラウン」のみになってしまうことから、FRセダンはレクサスにシフト、ということであればISだけでなく複数ラインナップして欲しいところ。一時的にラインナップが途切れたとしても、「GS」の後継モデルが発売されることに期待したいところですね。(その時は「電動化」の世の中となっているのでしょうね)
2019年12月27日
レクサスIS 密かに年次改良?新ボディカラー「マンガンラスター」追加!
このまま改良されずにモデル末期を迎えると思われましたが、なんとさりげなく2020年モデル(と思われる)に変更されています。
現時点で判明しているのはボディカラーの変更のみ。
ボディカラーにLSで採用されている「マンガンラスター」<1K2>が追加されています。
メーカーオプションで「15万円+税」と高価ですが、最近流行りの奥深い輝きを持つグレー系のカラーです。
今回の改良でISは全体的に「白」「黒」「ダーク系」「赤」「青」など、白以外は濃いカラー色が中心なります。
https://lexus.jp/models/is/spec_price/color/
レクサスディーラーに展示されているカラーサンプルでも確認できます。
なお、本変更についてはニュースリリースは行われておらず、かつカタログはまだ改定されていない模様・・・
謎の変更ではありますね。
そして代わりに廃止されたのは「濃紺系」の「ディープブルーマイカ」<8X5>
2019年12月20日現在、ディープブルーマイカが選択できる車種は以下の通りです。
”F SPORT”系ではディープブルーマイカは原則選択できず、その代わり「ヒートブルーコントラストレイヤリング」<8X1>が設定されています。
レクサスISはスポーツセダン、ということもあり、F SPORTを選択される方が多く、必然的にディープブルーマイカの占有割合が低かったのかもしれませんね。
[”ディープブルーマイカ”設定あり車種]
・LS
・GS
・ES
・LC
・CT
・LX
・RX
濃紺系といえば、UXで初採用された「セレスティアルブルーガラスフレーク」<8Y6>。
現在はUX用のカラーですが、他車種への採用がどうなるでしょうか?どちらかといえば、コンパクト系に似合いそうカラーではありますが。
2019年12月26日
トヨタ、レクサス「KINTO」車種拡大&全国展開!LSやLXも!
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/30975312.html
単に採用車種が拡大されただけでなく、LEXUS車においては、以下の点が変更されているようです。
1「KINTO ONE」にレクサス車がラインナップされる。
2「KINTO SELECT」が「KINTO FLEX」に名称変更し、全国展開される
3「KINTO FLEX」に「3年/3台プラン」が設定される(月額:176,000円)
4「KINTO FLEX」に「寒冷地パッケージ」が設定される(月額:+44,000円)
5「LS」、「LX」が新規ラインナップされる(ただし、「KINTO ONE」のみ)など
以下、ポイントをチェックしてみたいと思います。
(詳細なパンフレット等がないので、一部不明確な点もありますが、ご容赦ください)
■1「KINTO ONE」にレクサス車がラインナップされる。
「KINTO ONE」は、「契約期間中に1車種に乗ることができるサブスクリプションサービス」です。
よって、最初の車種選択が重要になります。
従来はトヨタブランド車のみのラインナップでしたが、レクサスブランド車が加わります。
トピックスとしては、従来の「KINTO SELECT」(3年/半年ごとに合計6台)と異なり「KINTO ONE」
専用車種として、高価格帯の「LS」と「LX」がラインナップされていることでしょう。
高額モデルということで、さすがに半年毎に乗り換える対象とはしなかったのでしょうね。(生産台数も限られますし、過剰にCPO市場に流通するのを防ぐためもあるのでしょう)
気になる価格は以下のとおりのようです。
趣味嗜好性の高い「Fモデル」や「LC」はラインナップされていません。
また、「KINTO SELECT」試験導入時と同様、3年間の契約期間中に、モデル廃止が予想される「GS」と「CT」がラインナップされていないのも同様ですね。
「LS」月額23万6500円〜
「LX」月額19万8000円〜
「RC」月額12万8700円〜★
「ES」月額12万5400円〜★
「RX」月額10万1200円〜★
「IS」 月額10万8900円〜★
「NX」月額8万6900円〜★
「UX」月額7万4800円〜★
★印があるものは、「KINT FLEX」でも設定されている車種です。
ついにフラッグシップの「LS」登場!(果たしてどのグレードとMOPが装備されているのかも気になります)
■2「KINTO SELECT」が「KINTO FLEX」に名称変更する
東京地区でスタートしていた「KINTO SELECT」は、3年間で半年ごとに6台のレクサス車に乗り継ぐ、というもので、たとえ最初に気に入ったクルマにのっていても強制的に半年ごとには車種を変更する必要がありました。その代わり、(グレードやボディカラー、装備はほぼ固定)新車に乗り換えできるというメリットもありました。たとえば、年次改良があれば、常に最新のモデルにアップデートされるようなものですねし、より柔軟に乗り換えができる、という面を強調して、ネーミングを「FLEX」に変更したものと思います。
■3「KINTO FLEX」に「3年/3台プラン」が設定される(月額:176,000円)
全国展開を機に、ネーミング変更した「KINT FLEX」に、利用料がお手軽な「3年/3台プラン」が追加されます。
乗り換えは1年ごとのようですが、月額料金は「3年/6台プラン」よりも▲22,000円ほど安くなります。
月額料金が安くなるのもメリットですが、その都度車両変更にかかる事務手続き(車庫証明取得等)の頻度が減るのもメリットかも知れません。
SUV縛りにしたい!という方やセダン縛り!など、気に入ったジャンルの車種がある程度限られる方には従来プランよりもメリットがありそうです。
■4「KINTO FLEX」に「寒冷地パッケージ」が設定される
全国展開を機に、「スタッドレスタイヤ/ホイール」、「寒冷地仕様」、「AWD」をパッケージングした「寒冷地パッケージ」が選択できるようになったようです。また、タイヤ履き替え工賃も含むそうです。レクサスの場合はホイールも純正品ということが嬉しいですね。ちなみに、価格は月額44,000円と高価ではありますが・・・AWDが必須の場合はこれを選択するしかありませんね。
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やはり注目は「KINTO ONE」にレクサス車が加わったことでしょう。
ただし、「KINTO ONE」も契約上は「3年契約」です。つまり、3年間ずっと同じ車種を乗ることが前提です。
そのため、半年または1年頃に乗り換えする「KINT FLEX」よりも月額料金が割安になっています。
「KINT FLEX」は、「IS、RC、RX、UX、ES、NX」どの車種でもすべて月額「176,000円(3年/3台)または198,000円(3年/6台)」です。
しかし、「KINTO ONE」は以下のとおり、3年間同じ車種を乗ることが前提なので価格が「KINTO FLEX」よりも安く設定されているほか、車種ごとに料金が異なります。「KINT FLEX」はどの車種を選択しても金額は固定なので、大きく異なる部分です。
「RC」月額12万8700円〜★
「ES」月額12万5400円〜★
「RX」月額10万1200円〜★
「IS」 月額10万8900円〜★
「NX」月額8万6900円〜★
「UX」月額7万4800円〜★
そのため、たとえば最初の半年間まず大型SUVの「RX」に乗り、その後小型SUVの「UX」に乗り、そのサイズや性能が気にいれば、「KINTO FLEX」を中途解約し、「KINTO ONE」に契約変更して、それから「UX」を暫く乗ることで月額料金を安くすること・・・なども可能です。(「KINTO FLEX」から「KINTO ONE」の契約変更には「中途解約金」がかからないそうです。詳しくは契約条件等で確認が必要ですが)
もっとも、「KINTO FLEX」のメリットは半年頃に新車になる、という面もあるので、一概に月額料金だけで「KINTO ONE」が優位とはいえませんね。
なお、中途解約に関してはwebでも説明されています。重要なポイントなのでしっかりチェックが必要です。
https://kinto-jp.com/cancel/?_ga=2.222495640.2069068304.1576496837-978513602.1576496837&_gac=1.154058314.1576499233.Cj0KCQiA89zvBRDoARIsAOIePbCQWCP0bnC0xohOdjJETFhTr_DerCsXC3zDzzjNWNPH1zH5TVg1m4UaAkvdEALw_wcB
その他、「KINTO ONE」では「法人利用」も可能となるそうですし、近々よりお手軽な価格の「中古版 KINTO ONE」も計画しているそうです。
レクサスの「KINTO」に関しては月額料金が高額ということもあり、個人ユーザーでの利用は非常に少ないようですが、「KINTO ONE」では、月額10万円以内のモデルもあり、諸税コミコミということを考慮すれば、現実味を帯びた金額となっていますので、全国展開とともに利用が少しは広まるかもしれません。(UXの約7.5万円というのは、「カムリ」と同額ですし)
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なお、KINTOに関しては以前も一度記事にしています。
レクサス乗り放題!「KINT SELECT」 東京地区からスタート!(2019/2/5)
http://www.namaxchang.com/article/464010444.html
2019年12月20日
ユピテル 機能向上した 新型レーダー探知機 LS310/A360α/GS203!
https://www.yupiteru.co.jp/products/radar/
2019年4月頃に、新型光オービスを探知機できることで話題となった、「LS300」「A350α」「WR70」「GS103」ですが、その後継モデルが早くも発売となっています。正直半年程度でバージョンアップするとは思いませんでしたが・・・。
2019年10月に先行発売された2ピース分離型の「LS700」、「Z200L」と同様、新型レンズを採用し、レーザー光の探知距離が伸びた、というもののようですが、すでに使用されているユーザーの方からの声によると「誤報」が減っている、との情報も・・・
なお、もともとややこしいユピテルのレーダー探知機の型番ですが、それぞれ販売経路ごとに以下のようにバージョンアップしています。
今回はAmazon専用モデルの販売はないようです。
[ワンボディタイプ]
・LS300 → LS310 (大型カー専門店用)
・A350α → A360α (メーカー直販用)
・GS103 → GS203 (家電・一般店用)
・Z100L → Z110L (カー専門店用)
・WR70 → なし (Amazon専用)
[2ピースセパレートタイプ]
・なし → LS700 (大型カー専門店用)
・なし → Z200L (カー専門店用)
現在当方も使用している「LS700」は初めて通る道路での誤報がかなり多いのですが、新型ではこれが減少しているとの噂。
正直、ちょっと煩いと感じることも多いですし、在庫が流通してきたようなので、新型のうちどれかを試してみたいと思います。近々レンタカーで旅行する用事もあるのでしばらくは自宅用と、レンタカー用の2台持ちしてみようかな、とも思います。
実店鋪で確認してみたところ、「警報設定」ー「レーダー受信感度」が変更されており、新発売のLS310系はレーダー受信感度に「AAC/CUSTOM」が追加されており、「●●km/h以上で警告」、「レベル●以上で警告」の機能が追加されているのでうまく使えば誤報を減らすことができそうです。
(写真左側が、2019年秋発売のLS310、写真右側が2019年春発売のLS300)
以下はweb上での販売状況。2ピースセパレート型のLS700/Z200はwebでは見かけませんね。(仮に見かけたとしても正規ルートの販売ではなさそうです)
▼LS310
オートバックスやイエローハット等の大型カー用品店で販売しているもの。web(楽天)での販売は珍しいですね。
「説明書」が付属しているのでおすすめモデル。またネーミングから、LSオーナーにおすすめです(笑)
▼A360α
Amazonでは、専用モデルがなくなったので、なぜかメーカー直販のA360αが・・・
説明書が付属しないので注意!(webからダウンロードできます)
ユピテル"レーザー光対応レーダー探知機 A360α" 新型レーザー式オービス対応 最上位 フルマップ 3年保証【Amazon・Yupiteru直販店限定モデル】 A360α 新品価格 |
▼GS203 (楽天)
一般販売店用もようやく在庫が出てきたようです。価格はポイント還元前で「36000円」前後が主流の模様。またネーミングから、GSオーナーさまにおすすめです(笑)人気のためすぐ在庫切れになる模様。
▼GS203 (ヤフーショッピング)
PayPay利用や、ポイント重視ならヤフーショッピングがおすすめでしょうか?ポイント付与量が多いため38,000円前後が多い模様。
↓クリックで販売サイトへ
なお、2ピースモデルの「LS700」、「Z200」はwebでの流通がほぼゼロなので、カー専門店などの実店舗かユピテル公式サイトからしか入手できないようです。(2019年12月14日現在、本商品は在庫切れで購入は難しい模様)
2019年12月14日
レクサス、LC Fを筆頭として「Fモデル」を強化か!
国内でも屈指の人気レース「スーパーGT」では2020年から「GRスープラ」が参戦し、レクサスLCは引退します。
また、「RCF」は大きなマイナーチェンジが行われたものの、「GS F」は改良が行われないまま2020年には販売が終了との噂も。
こうしたことから、一時は「Fモデルの終焉」も予想されましたが、ここに来て風向きが変わりつつあります。
まずは、impress car watchの記事(11/22付)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1219791.html
内容はほぼ「UX300e」プロトタイプの試乗内容なのですが、最後に重要な情報が・・・
以下引用
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レクサスを代表する1人である佐藤恒治氏は、レクサス初のBEVを中国市場から投入する意味を次のように語る。「レクサスでは3つの柱を掲げています。@原点回帰、A電動化、BFモデルの強化です。このうち、Aの電動化はHV/PHV/BEV/FCVのすべてを意味し、BEVがナンバー1であるとは考えていません。BEVを早急に導入しなければならないという焦りから、レクサスの各モデルを販売しているすべての市場へ同時に導入するのではなく、BEVニーズがとくに高い地域から販売する戦略を打ち立てました。中国ではBEVのニーズが高いことから、それに対応すべく今回UX300eを導入しました」。
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以上引用
なんと、レクサスインターナショナルの佐藤氏は当時、「Fモデルの強化」を3本柱として挙げています。
そして、2020年1月から、佐藤氏は、執行役員としてレクサスインターナショナルの事実上のトップに就任されます。
このことから、「Fモデルの強化」は確実に実行されると思いますので、今後のレクサスの新型車(またはマイナーチェンジ)において、「Fモデル」が強化されることは間違いないでしょう。
また、某会議において、「LC F」の発売がアナウンスされたとの情報もちらほら・・・?
発表は2021年、「V8 4Lツインターボエンジン」であることはほぼ確定のようですね。
なお、もう一つ噂された「LS F」は現時点では具体化していないとも。(「GRクラウン」が見送られたことも影響しているのでしょう)
(https://www.autoblog.com/2018/07/23/lexus-lc-f-prototype-caught-testing-spy-photos/#slide-7382984)
現在、プレミアムブランドの欧州車では、ダウンサイジングを進めつつ、SUVモデルやコンパクトモデルにおいてもハイパワーモデルを設定しています。
レクサスでも今後「SUV」や「コンパクトクラス」においても「Fモデル」の発売が期待できるかもしれませんし、スポーティな「F SPORT」グレードにおいても他のブランドのような見栄えのよい足回り(キャリパー/ローター)やスタンダード車に比べエンジンチューニングを施した仕様などの追加も期待できるかもしれませんね。
*本記事は憶測を多分に含んでいますのであくまで「噂」レベルとご理解ください。
2019年12月10日
日本カーオブザイヤー2019&Mazda 副社長インタビュー記事が熱い!
1位は トヨタ 「RAV4」
トヨタブランドの車がカーオブザイヤーで選ばれるのは結構珍しいですし、評論家の間でも評判が高いマツダ「Mazda3」が濃厚と思っていましたが、RAV4とは!
もともと「カムリ」から始まったFF型の新プラットフォーム(GA-K)の評判は高いですし、審査員のコメントが非常に高評価です。新プラットフォームや新機構のAWD、あえてのオフロードテイストなどすこぶる評判の良さで同プラットフォームを活用して発売されるであろう「レクサスNX」(2021年?)にも期待がかかります。
http://www.jcoty.org/result/points/
2位は マツダ 「Mazda3」
私はまだ未試乗ですが、多くの方は1位か2位と予想していたのではないでしょうか?
審査員のコメントも熱い!やはりデザイン性とクラストップレベルの内装の質感がポイントですね。
これで「SKYACTIV-X」が延期されていなかったら・・・
Maxda3については、後ほどのITmediaの記事でも非常に詳しいです。
3位は BMW 「3シリーズ」
着実なモデルチェンジですが、新技術(ハンズオフ、リバースアシスト、ドラレコ機能)もさり気なく入れてくるあたりは素晴らしいですね。日本市場用に320iも入れてきましたし、内装の質感が一気に進化したのも好印象でした!
ただ、販売状況はそうでもないとの話を聞きますので欧州車の中でもセダン離れが進んでいるのかもしれません。
私の知る、かつてのレクサスISやGSオーナーさんのほとんどがメルセデス・ベンツやBMWブランドに乗り換えられてしまいました。そしてレクサスのセダンに戻ってくる方がほぼ皆無…というのはそれだけ魅力ある改良を着実に続けている証でもあるのでしょう。
全体的に、順位は結構妥当な感じと感じましたが、テスラ「モデル3」が入ってこなかったのは意外な感じです。販売数がまだ少ないというのがあるのか、モータージャーナリスト視点からすると表向きのスペック以外に足りない点があるのか。
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もう一つSNSでも話題になっているのが、池田直渡氏による、マツダ藤原副社長のインタビュー。(ITmedia ビジネスONLINE)
マツダファンならずとも通常の読み物としても楽しめる記事になっています。あえて現状のマツダ車の欠点などもズバリ発言されていてそれに関する具体的対応案なども示されており、聞き手の知識とスキルの高さが伺え、まさにプロの記事と感心します。
第1回 CASEは「独自部分だけでも、クルマ1台分の開発費がかかってます」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/27/news044.html
第2回為替は「北米に工場を造っても、ほとんど変わらない」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/28/news038.html
第3回ラージの遅れは「7世代の技術を現行世代に入れる。もうそれをするしかない」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/29/news032.html
第4回 「マイルドハイブリッドの効果はちゃんと出てます」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/03/news040.html
第5回「第7世代への要望を不躾に言ってみる」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/04/news030.html
第6回 「日本の自動車生産を維持している自負はある」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/05/news038.html
記事を読む最新のMazda車に乗ってみたいと思うのですが、未だレンタカーは全然普及していないんですよねぇ。
このあたりなんとかしてくれないですかねぇ。(旧世代のマツダ車はたくさんあるのですが・・・)
2019年12月07日
次期IS マイナーチェンジするなら、静的質感向上を妄想してみる!
2020年度終わり頃に、仮に2度めの「マイナーチェンジ」が行われるとしてもパワートレーンの変更はないでしょう。
しかしそれ以外の部分については、これがISの実質的な「ラストモデル」となるのであれば大きな改良が施される可能性もあるかもしれません。(マイナーチェンジモデルの販売状況によっては次のフルモデルチェンジはない?)
以下はマイナーチェンジモデルの静的質感部分に関する、「完全な妄想」ですが、一つでも多く実現すれば嬉しいですね!みなさんはいかがでしょうか?
■ヘッドランプ「ブレードスキャン式AHS」の登載
初代ISは、可変ヘッドライト(AFS)を登載していましたが。、モデル途中からコストダウン等の問題からか廃止。現行モデルではオートマチックハイビームシステム(AHB)は設定されていますが、配光範囲を変更するシステムは設定されていませんでした。ISの価格帯は600万円前後が中心となりますので、新型RXで採用された「ブレードスキャン式AHS」はぜひ登載してほしいところです。
■最新の「Lexus Safety System+」登載
ISに自動運転機能を求める方は多くないと思いますが、「全車速追従機能」のアダプティブクルーズコントロールは当然、レーントレーシングアシスト(LTA)も当然装備されるべきと思います。より高精度な「プリクラッシュセーフティシステム」の登載も期待したいところです。
また、一部の安全装備に関してはオプションでも良いので決して手を抜くことがないようにしてほしいですね。メルセデス・CクラスはBMW・3シリーズにも大きく水を開けられてしまっていますので、例えば全方位カメラシステムを登載し、「パノラミックビューモニター」の採用など、従来のレクサスセダンでは採用例が珍しいものについても登載を検討してほしいところ。
また、扱いやすいサイズのISですが、セダンユーザーの高年齢化も鑑み、万一の踏み間違え防止のため、クリアランスソナーを更に進化させた「パーキングサポートブレーキ」(PKSB)の標準装備もぜひ!(これはそろそろ付けないとヤバいでしょう!)
■テールランプ意匠変更
レクサスでは中期モデルになるとウィンカー部分が「オレンジ」になる傾向がありますが、次回マイナーチェンジではL字タイプのシーケンシャルタイプに変更してほしいところ。他車種に比べデザインのアクが強すぎるので、ESなどのようなスッキリとしたデザインに変更しても良いのではと感じます。
■第3世代ドアミラーの採用
2017年発売の「LC」から始まった新意匠ドアミラーがですが、兄弟車のRCは一足先にマイナーチェンジで第3世代型へ変更済。一方、ISは古いママ。これも最新型へアップデート・・・されるはず!ただし、ドアミラー下のおもてなしランプ廃止は賛否あるようですね。
■F SPORTモデル ブレーキキャリパーの進化
欧州車でのスポーツグレードなどではブレーキキャリパーの形状が変更されるケースも多く特別感があります。
レクサス「F SPORT」においては「LS・LC」を除いては特別感がありませんので、このあたりも差別化して欲しいところです。
IS350が継続されるならスポーティな4potキャリパーも見てみたい!
■電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド、アルミフットレスト、LEDフットランプの採用
現行ISの欠点が徹底的にコストダウンされたこの部分。
そもそも2013年デビューのプレミアムセダンでは既に電動化がスタートしていましたが、ISはコスト低減の時代に設計されたため、足踏み式を継続採用。
アルミフットレストもなぜか採用されず、レクサスの中でも珍しいフットランプが電球仕様など、未だに影響が大きく、かなりの改善が望まれます。さすがにこの部分は改善されるでしょうでしょうが・・・
■ステアリング意匠変更
第3世代では「クルーズコントロール」はレバー型から「右ステアリングスイッチ」に変更されましたが、大幅なマイナーチェンジをするのであればここにも手を入れて欲しいところ。NXやRXのマイナーチェンジでは改善されなかった部分ではありますが、同一ブランドで操作系が大きくことなるのはあまり好ましくありませんので、手を入れて欲しいところ。
■ヘッドアップディスプレイの設定
トヨタブランドへの展開も進む「HUD」は、コネクティッド時代・自動運転時代を見据え、視界をそらさずに多情報が表示できるため今や先進的な装備として欠かせない存在になってきました。ISシリーズには今まで採用がありませんが、マイナーチェンジモデルでの採用に期待がかかります。
できれば東海理化で開発中の新型タッチトレーサー型HUDだと最高なのですが・・・
■タッチパネル対応&Apple Car Play等スマホアプリ対応・新ナビシステムへのアップデート
もともとIS系のナビゲーションモニターは見ずらい位置にあり、運転席のシートポジションによっては、画面右下部分が見づらいという欠点があります。ここも構造変更によりモニターの位置が前方に移動し、RXと同様「タッチパネル化」が行われる可能性は高そうです。
あわせて、Apple Car Play等のスマートフォン対応、新リモートタッチパッドの採用、ハイブリッドナビゲーションシステムの採用、ハイレゾ音源再生対応など、第3世代レクサスで採用されているものへのアップデートが期待できそうです。
■新スピードメーターの採用
ISのスピードメーターはアナログ式で、中央に4インチ程度のインフォメーションディスプレイを備えますが、トヨタブランドでも昨今は大型のインフォメーションディスプレイを揃えるなど、見栄えや機能性も含め相当に陳腐化していますので、そろそろスピードメーター自体の刷新も期待したいところ。必ずしも全面液晶がベストとは思いませんが、「IS」に求められる若々しさ・洗練されたデザインというイメージの中、スピードメーター周りはかなりオールドタイプになりつつあります。もっとも、マイナーチェンジででの変更は難しいのかもしれませんが・・・現実的には「ES」や「UX」と同タイプへの変更が現実的なのでしょうか。なお、「F SPORT」に関しても可動式リングは独特ではあるもののそろそろアップデートが欲しいところ。
■インナードアハンドル&PWスイッチ等変更
かなり細かいところですが、毎日手に触れる部分として、こちらも第3世代レクサス型への意匠変更が期待されます。たとえば、UXとESでは形状は同一ですが表面塗装や質感がかなり違いますので、ISがどちらのタイプになるかは注目。パワーウィンドウスイッチの質感向上も期待したいところ。
■室内照明のLED化
他のブランドでもLED化が進みますが、光源は当然LEDになると思われますが、ISにおいてはスイッチ時代がアナログ式スイッチでしたので、RC等と同様にタッチスイッチ式に変更されるものと思われます。ここはぜひ改善して欲しいポイント。その他、ドアトリムやドアポケットへのイルミネーション配置などこのクラスのセダンでは当たり前の演出の追加も欲しいところですが、レクサスがあまり採用してきませんね。
■ドリンクホルダー位置変更
ISでは助手席の方がセンターコンソールの肘置きが使えない構造になっています(ドリンクホルダーが鎮座しているため)が新ナビゲーションシステムの導入とともにリモートタッチの形状変更や配置変更により改善が図られると思われます。また、ドリンクホルダー自体にも他車種のような「ストッパー」も欲しいところ。欲を言えばイルミも欲しいところですが、レクサスはこのあたり淡白ですので導入は難しいかな・・・一部欧州車で蓋(リッド)付きに回帰しているケースもあるので、ISはどうなるでしょうか。
■非接触型給電機能(qi)の設定
欧州車でも標準化が進む、スマートフォンの非接触型給電機能ですが、こちらも新ナビゲーションシステム導入とともに実施してほしいところ。
「USB-C」タイプの採用もあって良いと思いますが、レクサスの2020年モデルでは今の所設定がありません。
■スピーカーグリル周りの質感向上
ISは他車種と比べてもスピーカーグリル周りの質感が乏しいため、何らかの加飾か形状変更が望まれます。最近はマツダ車などでもかなり気合が入っていますからね・・・RXやNXのように金属調塗装の「リング」をつけるだけでも結構見栄えは変わるのですが・・・
■リヤ席 快適性の向上
ISはもともと後席の居住性は重視されていませんが、昨今のライバル車は後席の質感や居住性も大きく高まっています。
現行ISはお世辞にも後席の質感が高いとは言えません。例えば、ドアトリムの質感、スカッフプレートの質感、パワーウィンドウスイッチやドアポケットなど、もう1レベル上げて欲しいところ。また、後席センターのエアコン吹出口も質素ですし、全体的に照明不足であるため、イルミネーションの追加なども検討してほしいところ。
また”version.L”であれば、リヤのシートヒーターの追加や、「後席独立温度調整機能付きエアコン」もそろそろあっても良いように思います。
もちろん上記のほか、本来のクルマの性能である「走る」、「止まる」、「曲がる」部分についてのアップデートは当然行われるはず・・・
しかしフルモデルチェンジやプラットフォームの進化がない限り限界はありますので、まずは目に見える部分でどれだけ変わったのか、ぜひPRしてほしいところであります。
2019年12月02日
「UX300e」は期待はずれなのか?
原因としては、主に次の3つでしょうか?
・内外装がベースモデルのUXと(ほぼ)変わりがないこと
・バッテリーのスペックが 日産「リーフe+」に劣ること
・EVならではの先進性・目新しい機能・装備がほとんどないこと
また、同日に、テスラの衝撃的な新モデル、「サイバートラック」が発表されたことも影響しているのかもしれません。
衝撃的な「鉄球プレゼンテーション」を始め、誰も想像しなかった斬新なザインで登場することには驚かざるを得ません・・・
UXのEV化に伴い、「ボンネットの中身は?」や「デジタルアウターミラーは?」、「自動運転機能は?」など気になる点は多数ありますが、これらの詳細は不明のままです。現時点では、「パワートレーンの選択肢を増やした」という位置づけと思われますので、価格も確実にハイブリッドモデルの「UX250h」よりは高価となりますので、このモデルがUXの販売の中心になることはないように思います。
本当のレクサスならではの独創的なEVモデルは「LF-30」のように次世代の「全固体電池」の登場を待たねばならず、現行のリチウムイオン電池が主力のの間は、既存モデルの派生車種としてEVを何車種か設定する・・・という戦略ではないでしょうか。実用的なEV専用車種として、「ホンダe」のような割り切った用途のEVモデルの登場を期待したいところですが、それもまだ少し先になりそうです。(こちらはトヨタブランドで発売される可能性は高いですね)
UX300eの詳細スペックはまだすべては明らかになっていませんが、気になるのは「重量」。
一部メディアではプロトタイプでの試乗会が行われたそうで、車両重量はベースモデルより300kg以上重い、「約1900kg台」ということが報じられています。
■ Impress CarWatch レクサス初の市販EV「UX300e」、テストコースでその実力に迫った
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1219791.html
これは日産「リーフe+」の「1680kg」よりも200kg以上重いことになりますが、モーターの出力やバッテリー容量自体のスペックが「リーフe+」よりも若干抑え気味のため、上記レポートでもその点が言及されていて、加速感は「リーフe+」に劣る、ということでしたので、スペック的にもちょっと物足りなさがありますね。
車両価格が500万円を超えますと、テスラ「モデル3」の価格領域に入りますが、レクサスUX300eならではの強みがあればいいのですが、今のところは(ライバルに比べ)目立った特徴がありません。
日本市場では、「2021年前半」に発売、ということですが、そのときには各社から先進的かつ高性能なEV車がリリースされている時期ですし、その時に「2019年仕様」のリーフe+と同等のスペックで登場して世間に受け入れられるのか・・・という心配があります。また、2021年後半〜2022年にはベースモデルの「UX」自体のマイナーチェンジの時期にも差し掛かりますので、このスペックのままで登場するならば、2021年ではなく、日本市場においても2020年中の投入をしてほしいところです・・・。
残念ながら、現時点では「UX300e」の魅力が(ライバルに対し)今ひとつ伝わってこないように思います。ただし、レクサス陣営が以前からコメントしていたように「パワートレーンの選択肢を広げる」、という意味では重要な役割を果たすと感じます。
(つまり、各ユーザーのの環境にあわせたパワートレーンを準備するので、その中から選択してもらいたい・・・ただし、その場合、UX300eはUX250hとあまり大差ない価格でリリースしてほしいものですが)
現在のトヨタ/レクサスとしては主力のパワートレーンは「EV」ではなく、従来型の「HV」や「PHV」がメイン。
EVの本格展開は、インフラ面の整備と全固体電池などの技術革新を待つ・・・という方針なのでしょう。
テスラ社のような「EV専業」メーカーとは方針が違うため、私も含め、多くの方が期待する、先進的かつ斬新な発想の新世代EV車の登場はレクサスブランドではまだ少し先となるものと思われます。
とはいえ、「UX300e」が日本でも発売されることが決まった以上、「価格設定」がどうなるか、レクサスEV車に対するサービス面での特徴・特典はどうなるのか、という点は非常に興味深いところです。
既にコメントでもいただいていますが、ホテルや商業施設への「専用の充電設備の設置」、「各ディーラーでの24時間無償充電」など他ブランドとの差別化のためにもぜひレクサスならではの特典を設けて欲しいところです。