ただ、個人的に気になるのは、ご契約された方は「ブロガーやYouTuber、自動車愛好家」など、「複数所有」を前提とした方が目立つように思います。
多くのユーザーは「3年〜5年に1台程度」の頻度でクルマを買い換えると思いますので、そういった方々がこの「クラウン・クロスオーバー」を選択されるかどうか、それが今後のクラウン群の発売や改良にも大きく影響があると感じます。
さて、嬉しいことに愛知県の「トヨタ会館」(博物館ではない)にも展示されたとのことですので、お近くの方はぜひチェックされて、従来の価値観をもつ「クラウン」ではなく、「クラウン・クロスオーバー」という派生車種として新たな価値観で見ていただくのがよろしいかと思います。
展示されているのは、上級グレードの「RS」のようですね。
【新型クラウンが #トヨタ会館 に登場!】
— トヨタ会館【公式】 (@toyota_kaikan) July 18, 2022
DISCOVER YOUR CROWN.
新しいクラウン、はじまる。#DiscoverYourCrown #crown#クラウン pic.twitter.com/fMmO9vuwvO
ちなみに、私的には、1台しか所有できず「メインカー」と考えると今回のクラウン・クロスオーバーは残念ながら「なし」。
皆さんそれぞれのこだわりポイントがあると思いますが、私の場合は内装に関しては優先度合いが高いので、600万〜700万もの大金を支払うのであれば内装には妥協したくありません。従来の「高級車」としての価値観とは別の表現を目指したとしても、もう少し「おっ、さすがはクラウンだね!」というような質感であって欲しかったですね。別に「木目(調)や皮革の使用」にこだわっているわけではなく、もう少し質感の高い樹脂パーツの採用やシボ、表面仕上の工夫、整形色の調整などまだまだできることは多いのではと感じます。
でも「セカンドカー」としてであれば、世界初の「2.4Lターボハイブリッド+eAXle」はぜひ体験してみたいので「アリ」です。(内装の豪華さや所有感はメインカーで満たせれば良いためです)
試乗車が配備され、新世代の走りの凄さを体験すると、内装の質感が気にならなくなる、というほどの仕上がりをぜひ期待したいものです。
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さて、新型クラウンの次は、ついに日本登場が示唆された、レクサスのFRセダン「IS」の ハイパフォーマンスモデル「IS500」!
レクサス公式Twitterでも、2022年7月21日に、日本仕様が発表されることがアナウンスされています。
例の通り、13:30から発表、14:00頃にはニュースリリースや公式webサイトが更新されるものと推測されます。
2022/7/21(木)、情報解禁。
— LEXUS / レクサス (@lexus_jpn) July 18, 2022
残り3日。#レクサス #Lexus #LexusIS pic.twitter.com/OY9CBtTR81
「IS500」に関しては、2021年3月に北米市場で発表されましたが、残念ながら日本市場には投入されず、ハイパフォーマンスモデルとしての投入が望まれていましたが、ついに日本市場にも「IS500 F SPORTS Perfomance」として投入!
すでに販売店にも情報が降りているようで、7月21日の日本導入発表とともに「500台限定」の「1st-EDITION」が設定されるようです。
(抽選受付は8月下旬からを予定、9月下旬当選発表)
(※北米レクサス IS500ニュースリリース より)
とはいえ、この「1st-EDITION」は、通常モデルと異なり、ものすごく差別化が図られているわけではなく、以下のアイテムが通常仕様の「IS500」とは異なる程度で、実質的にはいちはやく「IS500を購入したい方」に向けた仕様と考えれます。
おおむね、すでに北米市場に投入された「ローンチエディション」とほぼ同様の仕様と考えられます。
(※北米レクサス IS500ニュースリリース より)
以下は推測される日本市場版「1st-EDITION」の専用アイテムです(すべて推測です)
・BBS製 19インチ鍛造アルミホイール[7本スポーク]
・ブラック塗装ブレーキキャリパー
・ウルトラスエードシート[ブラウン?]
・特別仕様車専用オーナメントパネル(ステアリング&パワーウィンドウスイッチパネル)[シルバーアッシュ?]
・特別仕様車専用プレート
・特別仕様車専用スピードメーター演出
※上記各装備は、北米レクサス IS500ニュースリリース より)
当方は過去に「IS F」および「RC F」の所有経験がありますので、今回の「IS500」も気になるところではありますが、以下の点は注意です。
現状では、昨今の新型車が手に入りにくい状態やリセールバリューの高騰により、本来の実力以上の評価をされているように思います。
・エンジンは「LC500」とは異なる
→RCFと同系と推測され、LC500の排気バルブシステムは非装備と思われる。
・トランスミッションは「LC500」の10速ATとは異なる。
→「D」レンジの変速はRCFと同様、速くはないと思われます。(速いのは「M」レンジのみ)
・ブレンボやザックスといったブランド品の装着はなし
→ここは「F」との差別化
・インテリアやスポーツシートは「IS F SPORT」と同じ
→ここは「F」との差別化。
・カーボンパーツはなし
→ここは「F」との差別化
・サーキット走行を想定した専用装備なし
→ここは「F」との差別化
・インテリアの構造は古いまま
→2021年に大規模な改良を受けましたが、「2014年発売のRC」とほぼ同じといえます。(電動Pは装備済)
・・・というように、「IS500」は、「F系」ではなく、「IS300、IS350」の延長といえます。
ネーミングが指すように「F SPORT Performance」ですので、ベースは「F SPORT」であり、それのパフォーマンスを上げた仕様であり、専用デバイスを備え、日常生活からそのままサーキットにいって帰ってくることができる「IS F」とも「RC F」、「GS F」ともクルマの方向性自体が異なるものと思われます。
一部メディアでは「IS Fの再来」との声も聞かれていますが、ISF/RCF/GSF主査の矢口幸彦氏(当時)がこのモデルを知ったらどのようにコメントされるのでしょうか、興味深いです。
なお、「IS F」や「GS F」が残念ながら消滅し、「RCF」もデビューから8年が経過し、今後の大幅な改良が見込めないのも、結局「売れなかったから」に他なりません。
上記「F」モデルのリセールバリューも残念ながら高いとは言えません。
一方、現行ISは継続的な人気が続いており、リセールバリューは高額のようですが、従来のV8エンジン搭載車においては厳しい状態でした。
維持費(自動車税:年額88,000円、下道燃費:6km/L前後、高速道路燃費11km/L程度など、維持費も結構かかります
今回「IS500」にエントリーされる方は、しっかりそういった点を踏まえてエントリーされるのがよろしいと思います。(いくらV8モデルが希少とはいえ、3年後のリセールバリューは50〜55%程度、良くても60%程度を覚悟しておいたほうが良いかと・・・)
フェアレディZもそうですが、「投機目的」(転売等)と思われる方の予約購入が散見されるので、本当に「IS500」がほしい、という方にぜひ行き渡ってほしいですね。
初回の「500台」はおそらく完売するとは思いますが、その後の「通常モデル」がどれだけ需要があるのか・・・もしかすると「限定モデル」の方が街なかでよく見かけるようになるのでは・・・?と要らぬ心配をしてしまいます。
せっかく「IS500」を投入するのは嬉しい反面、2〜3年後にモデル廃止となり消滅・・・ということにならないよう、電動化自体の中、「熟成」を続けてほしいものです。(と、まだ正式発表もされていないのに余計な心配をしてしまいました)
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