なんと、2021年2月に続き、2021年3月も新型レクサスISのうち「IS300h」が単月で「915台」の販売(登録)を果たし、レクサスの3月販売台数「5857台のうち、最も販売数が多いクルマとなりました。
これまで、新車販売から3ヶ月程度のスタートダッシュ期間を除外すれば、単月での最販売車種は「UX250h」、「RX300/RX450h」、「NX300/NX300h」もしくは「ES300h」に限られていましたが、2021年2月は「IS300h」が「715台」、3月は同じくIS300hが「915台」と2ヶ月連続でレクサス車で最も販売された車種となりました。
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*自販連、CG誌等のデータを元に当方集計
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IS300hのみならず、直4ターボエンジンモデルの「IS300」も「418台」を登録、これは「IS200t」の時代から含め、単月では最も多い販売台数です。
IS300 F SPORT ”ModeBlack"という人気限定車の影響も大きいとは思いますが、マイナーチェンジモデルでありながら人気爆発、といえます。
希少な3.5L自然吸気エンジンを搭載する「IS350」も同様、「78台」を登録。これも30系ISでは過去最高の台数の模様。
IS全体でも2021年3月は「1,411台」を登録。なんと3ヶ月連続で「月販1,000台」を超えています!
2021年3月はレクサス車のうち約「25%」をISシリーズが占め、近年、レクサスといえば「SUV」といっても過言ではない販売状況の中、ISの存在感が際立っています。2021年3月は、新型ISにとって記録尽くめの月であったといえるでしょう。
レクサスISは「選択と集中」により限られた開発コストで限りなくフルモデルチェンジに近い2度目のマイナーチェンジを敢行。
内装に関しては価格の割にチープな点も見受けられ、当初はある程度妥協した「延命措置」でのマイナーチェンジと見られていましたが、とにかくかっこいい外観デザインと、先進予防安全装備の大幅なアップデートやナビゲーションシステムの刷新、熱望されていた電動パーキングブレーキ/ブレーキホールドの採用、足回りの軽量化やホイールのボルト締結、大幅なボディ剛性強化など、見えない部分の改良にこだわってFRスポーツセダンとしての本質を追求した改良により、SUVモデル全盛の中、多くのファンを得たことが販売台数からも明らかとなりました。
残念ながら、現在レクサスISはオーダーストップとなっており、今秋に予定されている2022年モデルの登場を待つしかありませんが、30系IS「中期モデル」が一度もなし得なかった「月販1000台」を3ヶ月連続で記録するなど、ユーザーに寄り添った魅力ある改良が行われた場合、しっかりと販売につながることが証明されたのは喜ばしいことですし、「FRセダン」がまだまだ需要があることを示したといえるのではないでしょうか。
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