2022年11月17日
VTR1000F レストア【8】サーモスタッドを煮込みます
日も短くなり、夕暮れは肌寒い時期になりました。
レストア作業も夕暮れまでとしていますので、作業時間も減っています。
もっとも、開始時間はいつも昼前ですが・・・・。
退職して5回目の秋を迎えました。
ツーリング、バイクいじりとセカンドライフを満喫中です。
レストア作業も夕暮れまでとしていますので、作業時間も減っています。
もっとも、開始時間はいつも昼前ですが・・・・。
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ツーリング、バイクいじりとセカンドライフを満喫中です。
一度乗って見たかった旧車のVTR1000F(不動車)を見つけ購入しました。
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今回のお題はコレ!
サーモスタッド点検(煮込み)
どのマシンでも同じような感じですが、こいつを外すには周辺の部品をほとんど取らないと出てきません。
このシリーズ、書き始めは同じです。序文を飛ばしたい方は、中ほどの<本題>へ早送りしてください。
我が家に到着した時の状態(外観)です。
見た目は、日焼けしていますがすぐにでも走りそうな感じです。
不動と書きましたが、出品者の話ではエンジン実働で異音との事でした。あたかも、直近まで走っていたような雰囲気でした。
車検は15か月残っています。
安価で落札できましたし、出品者さんがトランポで安く運んでいただけました。
購入前にいろいろとググってみますと、カムチェーンテンショナーの不良(固着)によるテンション不足での異音が多数報告されています。
原因はこれだろうと考えていました。
購入後5か月が経過した現在、調子よく走っています。
が、エンジンだけの整備には終わらず、結局さみだれ的な全バラシしてのレストアとなりました。
私の好みに合わせるチューニングと合わせて、その実施事項を順を追って報告させていただきます。
車検残あり、エンジン実働との言葉で当初から全バラせずとりあえず走るようにしたことで、遠回りをしました。試走すればするほど不具合を感じ、都度オーバーホールを重ねました。
振り返ってみると、初めから全バラでオーバーホール、整備をした方が楽でした。
では、振り返りを兼ねて以下の順(実際の作業順)に紹介していきます。
1)プロローグ(掲載済)
2)前シリンダーの圧縮が無い(掲載済)
3)キャブのダイヤフラムが破れてる!(掲載済)
4)ブレーキ清掃(掲載済)
5)ハンドルスイッチ交換(掲載済)
6)色褪せた外装の塗装(1)(掲載済)
7)冷却水リザーバータンクから漏れてる!(掲載済)
8)サーモスタッド点検(今日のお題)
9)ニュートラルランプが不安定!(後日掲載)
10)水温計と水温の関係(後日掲載)
11)整備用スタンド製作(後日掲載)
12)ガソリン漏れてる?!(後日掲載)
13)発電してない!(後日掲載)
14)ハンドル45mmアップ(後日掲載)
15)ステアリングに違和感!(後日掲載)
16)フロントサスの動きが渋い!(後日掲載)
17)エンジンのリアクションが強すぎ!(後日掲載)
18)リヤサスの動きが渋い!(後日掲載)
19)まだエンジンのリアクションが強い!(後日掲載)
20)排気音が寂しい!(後日掲載)
21)キャブレター調整再び(後日掲載)
22)色褪せた外装の塗装(2)(後日掲載)
以上のメニューになります。
各ブログの序文は同じ文章となりますので、本題からお読みくだされば幸いです。
<本題>
さて、本日の内容です。
一番右の部品がサーモです。
左二つのケースに納まっており、冷却水が通ります。
冷却水が90℃前後でサーモが開き、ラジエターに温水を送るルートが開きます。
ざっと、水路系はこんな感じです。
このマシン、冷却水をキャブレターにも送っています。
ラジエターに温水を送るまでは、キャブレターを温めている様です。
これが、どれだけ走行に影響するのかは、私にはわかりません(((´∀`))ケラケラ)
サーモの機能を確認する為に、空き缶でお湯を沸かして煮詰めます。
こんな時、キャンプ道具が役に立ちます。
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湯の温度は、非接触温度計で測定しました。
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設定温度付近でサーモの蓋が開き始めました。
しっかりと動作しているようです。
湯からあげると、少しづつ隙間が減っていくのが分かります。
閉じるサーモの蓋(動画)
開口寸法も問題ありません。
分解してしまったので、ハウジングのOリングは交換します。
組み付け後に、水温計と湯温(実測値)の関係を調べてみました。
指針が真上(2の位置)で約100℃でした。
この時、ラジエターファンが回り始めます。
水温系のレッドゾーンは130℃らしい(ネット情報)です。
これで、冷却関係は問題無く作動しそうです。
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