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2016年08月25日
【写真】特別拝観・宝山寺『獅子閣』、室内編
まさか、自分がこんなとこに居るなんて!
昨日に引き続き、宝山寺「獅子閣」の特別拝観の様子をあげます!
と、その前に宝山寺『獅子閣』とは?(超・カンタンに)
宝山寺第14世の乗空が温めていた「洋室客殿の実現!」だそうです。
明治8年の寺院内の建築に携わった越後出身の吉村松太郎さんの腕を見込んで、彼を横浜で3年間修行させたのちに棟梁としてむかえ、明治15年上棟、同17年に完成しました。
そんなことをパンフレットでみながら中へ入りました(¥500円)。
1階からじっくり見ようかと思ってたら、
緑のポロシャツのボランティアのガイドのおじさんが
「まぁ、2階からどうぞっ。2階に案内がおりますのでっ!」
と強めに言うので、下は後まわしにして2階へ上がります
2階の南面の廊下(左の写真↓)と西側の廊下です(→)
2階は10畳の畳部屋が二間続きになってます
(↑)この廊下の突き当たりに、もう一人のガイドのおじさんがいました
もちろん、緑のポロシャツです!
こっちは北側の廊下です(↓)
さっきの螺旋階段はお客さまやホストさまが使う用。
この細い急な階段は、お世話をする方用。
ちょっと急すぎません?しかも細い(→)
今は「昇降禁止」ってなってました。そりゃそうだ…
二間を仕切っている襖の両側です。
それぞれ4枚に四季をあらわす絵が描かれています
えーっ、左の写真が情景を、右が桜、……(スミマセン)
(↓)これは「釘かくし」と言って、
大工さんの遊び心で施した装飾品です
みなさま、お分かりでしょうか?
先ほどからの2階の写真…煌めいています…
そうです!
壁、襖、装飾品…すべて金箔が張られています。
金です。GOLDです。豪華絢爛です。
ちょっと、2階のおじさんと仲良くなりすぎたので、下へ降ります。
ちょうど、建築を勉強してる学生さんが上がってこられたので
では、1階へ!
ちょっと怖いんです。手すりの高さが低いんです。
「トン、トン、トン、トン、日野の2トン」byリリー・フランキー
降りてきました。
この螺旋階段ったら木製なんです。
1段目なんか「ぎしっ」っという音に加えて、若干揺れるんです…
で、その訳が分かりました。
一本の柱にそれぞれ踏み板がついてますが、
下から支えてるのは、この柱一本
なんですね…
昔の人は体重が軽かった…カルカッタ…コルタカ…
柱と言えば…
1階のこの柱も見事です。
この各所に見られる柱の飾りは、西洋風に植物をデザインしたものだそうです。
西洋の建築は石やレンガでつくられていますが、
この獅子閣では一つ一つ手彫りで作られています。
建てたときの職人さんの仕事が今も残ってます。
ご本人や親族の方々はさぞ鼻が高いでしょう!
さらに、そのとなりの窓↓
この窓から外の景色を眺めてたんですが、
ちょっと、ある部分が滲んだというか、揺らいだというか…
ガラスの一部分に少し均一になってないところがありました(写真・右)。
こんなところが凄く素敵に思えます。
明治時代に西洋の建物を日本人が日本の技術で建てようとして立派なものが建ちました。
でも、ほんの少し。ちょっとだけ、当時の技術が追いつけなかったところもあって、そこが妙に人間臭いです。
この色ガラスもそう。
できる技術を盛り込んだ感があるんですが、原色ではっきりしてて、
各色を通してみる景色も全く違うものに見えます。
時間や時代が変わったようにも。
こういうのって、好きなんです。
当時は今のような技術はなかったですし、
扉と言えば、引き戸が当たり前だったので。
写真・右のドアノブも(分かりづらいですが)光沢があって質感の高さを感じます。
このドアノブ、皇族の方が握っておられたんですね。
当時の国賓の方々も…まさに、時代を超えた握手
この襖の「取っ手?」もよく見ると緑色の部分が瑠璃色っぽくなってます。
ひとつひとつの金属の型に流し込んで作られたような…
手間暇がかかっています。
そして最後に1階の和室二間です。
洋館のなかにある和室。隣り合わせにある和室。
このギャップがたまりません。
それと、ここに映っている壁もそうなんですが、
「漆喰塗り」となってます。
この壁、光沢があるんです。
右側の写真の床の間の壁に照明が当たって光っていますが、ここも漆喰なんです。
職人さんの技術の高さがうかがえる、なんて偉そうなことは言いません。
とにかく艶のある漆喰を見てほしいです…
工芸品のような趣があります。
思わず力が入ってしまいましたが、建物好きな私にとって明治時代の建物は特に素晴らしいものを感じます。
ノウハウがないにもかかわらず、西洋の建物を模倣して、それで実際には造ってしまう…その技術力というか、感性というか、意気込みというか…。
だから日本製品って世界で胸を張れるんですよね!
誇りに思います。
さて、宝山寺『獅子閣』の外観と室内を見てきましたが、
ここからの眺めも素晴らしいです。
特に生駒山の中腹なんですが、遠く若草山まで見通せます。
(県外の方はわからないかな…)
という訳で、その景色の素晴らしさは、また明日あげます。
明日もお楽しみに
今回の特別拝観は2016年9月4日までの毎週日曜日に見学できます。
GW、夏、秋と年3回、特別公開されるそうですので機会があれば是非っ
入場料は中学生以上500円です。
時間は午前9時から午後4時まで(入場は午後3時半までに)
お問い合わせは宝山寺0743-73-2006まで
詳しい地図はこちら
おまけ
これ、なんて虫ですか?
要約・天声人語(8/25)
(写真は東京新聞web版より)
村営スーパーの挑戦
東京都檜原村にこの夏、村営スーパーが開店した。そのいばらの道を。
人口6千人が現在2300人。商店40以上が10に減る。
地元の店主らには断られ、コンビニ各社へ打診。
毎日300人の来店で月商900万円が採算ラインと。
9500万円を出資して第三セクターを立ち上げた。店名は「買うべえ」から「かあべえ屋」。
村の財政は厳しく赤字覚悟の挑戦。別事業と併せて安定を目指す。
職員の藤原啓一さん(43)は新鮮な食品が帰る拠点は欠かせないと。
村は賭けに挑んだ。
感想とか…
賭けで第三セクターは立ち上がってしまうんですね。
毎年数百万円の赤字覚悟でスタートできるには、やはり地元の方々の生活がかかっているからこそだと思いました。
そうでなければいろんなところに支障をきたしてしまう…
ここに公務員と民間人の考え方の決定的な違いが見えるとみます。
人のため公共ためのなら多少の赤字は仕方がない、と考える人たち。
一方、自らの給料や経営資金を捻出するためにどうすれば黒字になるか、と考える人たち。
前者は「しょうがない」で済まされ、後者は「廃業」へと追い込まれる。
地理的な条件や社会情勢での人口の増減は自然の流れだと思います。
そんな価値観や人生観を植え付けてきたのも、いまの日本社会です。
自然の流れに抗っても何処かにしわ寄せがくるだけではないでしょうか?
その「しわ寄せ」も、来るべき人のところには来ないようになってる気がします。
2016年08月24日
【写真】特別公開・宝山寺『獅子閣』、リベンジ!
鉄は熱いうちに、「獅子閣」は暑い日にっ
今日は8/21…
8/15の大失敗から中5日。
今週も宝山寺にやってきましたぞ。
この写真から見ても分かるように、この日はチョー暑かったです。
でも、きっれいな青空でしょ
右奥に見えました。これが楽しみにしてた『獅子閣』です!
境内に入ります。
この前と同じく人気がありません…
でも、今日はちゃんと看板が出てる。右下にっ
この門をくぐって境内に入ってきました。
写真左手奥の方に進みます
この二つの案内板は8/15には無かったです(笑)
右の方へずーっと進んで突き当りを右です。でも、さっき見えたような建物がある感じがしないぞ…
はいっ、『獅子閣』です!
じゃーん!どですかっ!
純和風の庭園のなかに洋館が突然現れました。
↓左側写真の蔵には何が収められているのでしょうか?
当然ながら鍵がかかってました(開けてみたんかいっ)
「重要文化財」なので、もちろん「火気厳禁」です。なぜ「HITACHI」?
堂々たる風格です。それでいて、ひっそりとしてる
下駄箱に椅子って。なんか学校みたいです。
場内は「土足厳禁」、略して「どきん」。
そして、壁は手仕上げの漆喰(しっくい)ですので「お手を触れないでください」と!
高貴な方はそんなことしませんよ。
その当時、ここでは国賓をお迎えして「ダンスパーテー」なんかが催されていました…のかな?
当然ながら、この建物全部の材料はほとんどが『木』です。
この扉も柱も彫刻もすべて『木』で出来ています。
触ってみて分かったんですが、どこか控えめな感じは『木』が影響してるのではないでしょうか?
(…と、勝手に想像…)
ここに皇族のかたが休憩や宿泊をされたと聞くと、自分も偉くなったような気がします。
この2階には、話し好きのボランティアの方が待ち構えておられます…。
そうとも知らず、なかで暑さを凌ごうとしてた私のプランが崩れていく、崩れていく…。
冗談はさておき、今日は外観を中心にブログしました。
外観同様、とても素晴らしい室内については、また明日ブログします!
明日もお楽しみに
今回の特別拝観は2016年9月4日までの毎週日曜日に見学できます。
GW、夏、秋と年3回、特別公開されるそうですので機会があれば是非っ
入場料は中学生以上500円です。
時間は午前9時から午後4時まで(入場は午後3時半までに)
お問い合わせは宝山寺0743-73-2006まで
詳しい地図はこちら
おまけ
「獅子閣」手前の庭にいる鯉です。
今朝からこの2匹、ずっと同じ状態で止まってます…。
要約・天声人語(8/24)
「余震」の捉え方、変わります
昨年公開された中国映画「唐山大地震」。
英訳では「アフターショック」。余震、余波と訳せる。
余震とは、本震の後に来て、本震ほど激しくないと思われていた。
だが、熊本地震ではその後に来た「本震」で多くの方々が命を絶った。
気象庁は後に来たのが本震と説明。
今後の注意喚起は「最初の地震の揺れと同規模の地震に注意」に変わる。
後震の方が大きい内陸地震は過去563回の6%。
発生直後に見極めるのは難しいと専門家。
この現状を素直に受け止めたい。
感想とか…
どこからともなくゴォーっという音が聞こえて何かなと気配を伺ってると急に地面が揺れ出す…。
容赦ない感じが不気味です。
熊本も東北も阪神淡路の大地震も最初はそんなにひどくないはず、と思ってました。
思いたかったのかもしれません。日本ではないと。
それから後になっていろいろ分かってきます。
悲惨な光景や信じられない環境の変化などです。
車が潰され家が倒壊したり流されたり。
地面は削れ、裂け、ずれている所も。
信じられないというか、信じたくないという気持ちがそう見させるのだと思います。
とは言うものの、天災は忘れた頃にしかやって来ないので油断してしまいます。
すぐ来るかもしれないと思いながら生活するのも疲れます。
備えあれば憂いなし。
今のところ人類は自然を前にこの程度なのでしょうか…
2016年08月23日
【写真】特別公開・宝山寺『獅子閣』、のはずが…残念っ
隠れた名勝、見つけました!これは行かないとっ
今日は8/15終戦記念日。お盆休み最後の日…
毎日新聞の奈良版に宝山寺の特別拝観の記事がありました。
寝ぼけながら朝ごはんを食べてて、「へぇ〜こんなん見れるんやぁ…」と。
この時、目に入った文字は…
「宝山寺」
「特別公開」
「迎賓館」
「皇族」
「9月4日まで」
「500円」
これは行かなアカン。
これっ!と、思った時に行かないと、また後悔する…
もう気分は明治時代の迎賓館に招かれた華族?か士族?です(笑)
めちゃくちゃ蒸し暑い…そして「坂」
まぁ、考えてみれば生駒市なんで「坂」に決まってます。
近鉄生駒駅からグルグル回りながら上っていきました。クルマがですけどね
駐車場にクルマを停めて、さらに歩いて宝山寺を目指します。
昔はこの辺宿泊客でにぎわってたんだろうな…って感じの風景。
それはいいとして、とにかく「坂」
いいんです!
この坂の上には、宝山寺の迎賓館「獅子閣」が待っているんです!
さぁ、境内に入りました。
特別公開のわりには、参拝客が少ないような感じがします。
もうそろそろ終わりの時間だから、みんな帰ったのかなぁ…
本堂の後ろに見えるのは「般若窟」です。
弥勒菩薩が安置されていますが、約10年前から立ち入り禁止です。
見るからに危険です…それまで入れたのが不思議。
本来ならば、本堂手前の奥の方に行ってこんな「拝観券」を買って、
こんな「案内図」をもらって、
それと「パンフレット」も、
しまった…見落としてた…
新聞に載ってたはずなのにそんな気配が全くない。
仕方がないのでお寺の方に聞きました。
すると、
『あぁ、日曜日だけね。9月4日までやってますから…』
しまった…やってしまった。
よく見ると、
いちばん大事な「毎週日曜日」を見落としてた。
さすがお盆休み、さすが俺っ
笑うしかない…。
また来ます。
という事で、とぼとぼと石段を降りて帰る私です…
そんなんでしたが、8月21日の日曜日にリベンジしてきました!
その様子は、また明日あげます。お楽しみに
今回の特別拝観は2016年9月4日までの毎週日曜日に見学できます。
GW、夏、秋と年3回、特別公開されるそうですので機会があれば是非っ
入場料は中学生以上500円です。
時間は午前9時から午後4時まで(入場は午後3時半までに)
お問い合わせは宝山寺0743-73-2006まで
詳しい地図はこちら
要約・天声人語(8/23)
言葉での「おもてなし」
東京はいよいよ五輪の準備に入る。外国人向けの表示などは何ヶ国が良いのか。
リオではポルトガル語に続いてスペイン語。
東京では中韓語を大切にして欲しいと言語学者のペート・バックハウス早大准教授(41)。
1986年の東京サミットを契機に英仏独語が目立つようになった。
2002年のW杯日韓共催ではハングルと中国語が。その後は日英中韓が標準になりつつある。
東京五輪に向けて日英と図表記を基本にすると。
中韓と台湾の訪問客に手厚くしては。近くて遠いお隣さんとの距離を縮めるためにも。
感想とか…
観光地であるわが奈良県でも外国語表記をよく目にします。
調べたわけではないですが、やはり英語についでハングル、中国語が多いと思います。
ただ、ちょっと見にくいかな…ごちゃごちゃしてる。
ひとつの案内表示に日本語の下に4つくらいズラズラと並びます…
けど、英語ではこんな言い方か、とか、中国語の漢字はこう捉えてるのか、とか一瞬だけ興味を持ちます。
(ハングルはさっぱり分かりませんが(笑))
日本のおもてなし文化を世界に広めるいいチャンス!
ついでに日本ならではの「もったいない」文化も広がったら良いなと願っています
2016年08月22日
要約・天声人語(8/22)
むのたけじさん、逝く
本気になれば戦争は絶滅できる、そう訴えたジャーナリストだった。101歳。
老いを嘆かず人生を楽しもうとも。
終戦の日、自らの戦争責任を取ると朝日新聞を退社。反骨のジャーナリストと慕われた。
戦争中の「報道の自主規制」こそ危ういと指摘。
著書に「ボロを旗として」「定本足と雪と」「希望は絶望のど真ん中に」
集団に流されない言葉は頼もしかった。
地元秋田の新聞「たいまつ」のように戦争絶滅に身を燃やした。
感想とか…
『終点にはなるだけゆっくり遅く着く』、『死ぬ時こそが生涯のてっぺん』とのご本人の言葉を今はまだ理解できない私です。
人生を楽しみたいとは思いますが、そう思っている時って結局楽しめてないからそう思うんですよね。
「反骨の…」とは、聞こえはいいものの、 やはり世間とは違う意見を出すという事は、それにまつわる苦労も大きいと思います。
原因を他に擦りつけず、自分自身にあるとの自制の気構えが、その反骨精神の根本なのでしょうか。
そうなりたいと思うだけで何も変わろうとしない今の私には、身につまされる思いがします。
何かひとつ、少しずつでも、今やれることをやろうと思いました
要約・天声人語(8/21)
五輪ならでは「敗者の言葉」
リオ五輪での2人の言葉。
陸上女子5000メートルの米・ダゴスティノ選手。
「立って立って。完走しなきゃ」。「助けたのは本能。私の中の神様が助けた」。
体操男子個人総合のウクライナ・ベルニャエフ選手。
「得点が出ればそれは公平な結果。(内村選手が審判に好かれているという)質問は無駄だと思う」。
五輪ほど敗者の弁に世界中が共鳴できる場はない。
感想とか…
ダゴスティノ選手の事は知らなかったので、早速サイトで見ました。
これまで努力して勝ち取った五輪でまさかのアクシデント!
緊張もしてたろうに、それでも困ってる人を本能的に助けたその姿に涙が勝手に流れました。
ベルニャエフ選手の会見は前にニュースで見ました。
自身は母国体操界のエース。決して恵まれない環境の中で出場した五輪。
それでも結果を受け入れ相手に尊敬の念を表す…。一流だなと感じました。
これぞ世界が同時に注目し、お金ではなくスポーツマンシップを争う五輪ならではだなと思いました。
今朝優勝したブラジル男子サッカーの喜びようが曇って見える…。
2016年08月20日
習慣・天声人語(8/14〜20)
14(日)歓迎されもした戦争
詩人の吉田嘉七が昭和恐慌の事を描いた。「大人たちの暗い表情が暗い街に溢れた」。局面を変えたのが1931年の満州事変。「やがて戦争で殺される僕らの」耳に「戦争が始まって良かったね」という大人たちのつぶやきが聞こえた。倒産や失業にあえぐ世には朗報でもあった。日中戦争を経て大戦のきっかけとなった41年の真珠湾攻撃に彫刻家・詩人の高村光太郎は「世界は一新せられた。…昨日は遠い昔のやうである」(「十二月八日の日記)」。世界を牛耳る米英に挑戦するという大義の一方、同じアジアに刃を向ける後ろめたさは無かったのか。戦争がうれしいものと受け止められた事も記憶したい。
⇒国民をどんなに洗脳しても権力を振っても戦争にメリットが無ければ、全員が同じ方向には動かないはず。ドイツも同じだったでしょうか。軍事産業や武器商人と戦争によって恩恵を受ける組織や人がいます。そのお金が経済の流れに乗って世界をめぐり、何かしらの恩恵を受けている。経済効果をもたらす手法としてオリンピックと戦争が同じ土俵に立つことに抵抗は感じますが…。
15(月)戦時での本性
日露戦争の記録文学『肉弾』(桜井忠温著)に戦場のむごさが伝わる。味方兵の死体を踏越え、機関銃に倒れ、砲車につぶされ、爆弾に絶滅する。臭いまで伝わってくる。将校であった著者が明治後期に出版。戦中も人権擁護を貫いた弁護士・海野普吉は戦争の悲惨さを学んだ。タイトルの肉弾という言葉は兵士を称揚するスローガン。残酷さと英雄がとなり合わせに。作家の保坂正康さんが『戦争と天災のあいだ』で特攻隊の整備兵の証言を伝える。失神、失禁、泣きわめき。飛び立つ日はそのほとんどが茫然自失。そんな兵を抱えて乗せたと。私たちはいずれ戦争を記録からしか学べなくなる。それでいいはずがない。
⇒死を目の前に人間がどうなるか興味があり戦争映画を観ます。もちろん体験できないと思っているから観るのですが、いつも観終わった後に美化された戦争とのギャップを感じます。戦艦大和の最期、特攻隊員の白黒映像や手記など。悪いとは言いませんがアンバランスかと思います。今日、大文字送り火の慰霊祭に参加します。
16(火)次のスーパースターは?
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が著書で100メートルを走る間に、悔しがったり、パニックになるなと過去のレースを思い出したりすると。その彼が北京、ロンドン、リオで3連覇した。これが「最後の五輪」なので9秒58の世界記録は塗り替えられるのを待つ運命に。しかし、史上初の3連覇は乗り越えられそうにないか。9秒台でひしめく決勝には届かなかったが、準決勝での山県亮太選手は雰囲気に押されなかった。東京五輪に向け次のスーパースターは誰だろう。
⇒私の記憶に残っている陸上のスーパースターと言えばカール・ルイス選手です。当時、あのしなやかな動きは競技場やテレビで見ている観衆の目を釘付けにしていたと思います。ボルト選手にも言える事ですが、彼らには到底敵わないような気がします。そのバネというのか躍動感というのか、全く違う次元だなと思ってしまうのは私だけでしょうか。
17(水)誰の日本国憲法か
米国大統領選挙戦でクリントン氏の応援演説をしたバイデン副大統領の発言『…日本の憲法を我々が書いた事を知らないのか』。トランプ氏の日本の核武装容認についての批判だが異例で無神経だ。米国主導で生まれた日本国憲法だが日本の研究者の意見も参照されたと。元首相の宮沢喜一さんは『対論 改憲・護憲』のなかで…違和感はあったが、我々が育て使い込んだ…と。GHQは10年間の改正禁止の議論があったそうだが70年変わってはいない。敗戦を思うこの時期日本の政治家からどんな声が出てくるか。
⇒相手を批判する時、つい興奮してしまって大げさな事を言ってしまいます。また思ってもない事を言うことも。それに尾ひれがついて、さらに想像・仮説が追加され、全く違う話になる事もあるのではないでしょうか?原因はすべて「興奮」です。ここで大人かそうでないかが判別されます。落ち着いている今だから言えるのかもしれませんが…
18(木)氷のチカラ
「冷やしタヌキ」。東武動物公園で餌を氷でかため振る舞うショーをやっている。ライオンやトラバージョンもあるそうだ。人間界ではかき氷。専門店や削り器の復刻、喫茶店ではメニューも増えていると。日本かき氷協会代表の小池隆介さんによるとこのブームは昨今の暑気だけでなく震災後の節電がきっかけになったという。冷房の普及前の氷の存在感は大きかった。百貨店などでは氷の柱が飾られ、花を埋め込んだ「花氷」もあった。〈花氷旧知のごとく頬寄せて〉中村苑子。うちわ片手に花火、水族館、時を忘れる本も良い。
⇒冷房設備が普及する前は、そんな家電製品ができる事を、普及する事を目標にがんばり、普及したらしたで今度は昔ながらの環境を勧めてみたりする。でもひとたび楽さや快適さを味わってしまえば後には戻れないでしょう。そうやって人間だけはエネルギーを消費し環境を破壊し続ける事になります。人類はこういう風にして滅亡へむかっていくのでしょうか?
19(金)コミュニケーションのこれから
東京・赤坂にあるヤフーのオフィス内は机がWの文字のように並んでいる。まっすぐ進めないが同僚と声を掛け合う機会ができ、新たな気づきに期待すると人事担当の湯川高康さん。コクヨの研究員斎藤敦子さんはインターネット上でのやり取りに頼りすぎてはいけないと。「人と人とのコミュニケーションの方が刺激が多い」。どんなモノやサービスが売れるのか、トップダウンではなく従業員の知恵が求められる。その為には机の配置もないがしろにはできない。あなたの職場は気軽にものを言えるか。
⇒コミュニケーション手助けする環境を整えたり、ネット上でそをりどうこう言うこと自体、すでに手遅れなのでは?人は便利な方、快適な方、楽な方へと進んでいきますよね。直接話すより便利だから、ヒトと話すのが面倒くさいなんて思った瞬間にスマホやパソコンを触っているでしょう。それにしても今の会社のトップは会社で何をしてるんでしょうか?
20(土)「21世紀のホロコーストだ」
紀元前9世紀、古代ギリシャの都市国家ではオリンピック期間中の停戦協定が結ばれた。昨年の国連総会でもリオ五輪前後での停戦決議がなされた。が、シリアでは内戦が続き戦場から動画が届いた。空爆で破壊されたアパートから助け出されたオムラ(ロ)ン・ダクニシュくん(5)は頭にケガを負い顔は血まみれ。ショックのためか泣きもせず茫然としている。手当てした医師は「もっとひどい子供を毎日みている」と英BBC放送に語った。トルコの浜に漂着した少年の遺体など彼らの過酷な運命に言葉もない。平和の祭典のさなかだからこそ思い起こしたい。
⇒動画に出てくる子供たちはみな子供特有のしぐさをしています。でも私が知っているのは家や公園、学校などで見たそれで、決して救急車の中ではありません。どうして彼らは平和な環境で暮らせないのでしょうか?「今すぐに無くなれ」など絵空事は言いませんが、日本は約70年間、ほぼ平和です。この文化を輸出できないものでしょうか?
詩人の吉田嘉七が昭和恐慌の事を描いた。「大人たちの暗い表情が暗い街に溢れた」。局面を変えたのが1931年の満州事変。「やがて戦争で殺される僕らの」耳に「戦争が始まって良かったね」という大人たちのつぶやきが聞こえた。倒産や失業にあえぐ世には朗報でもあった。日中戦争を経て大戦のきっかけとなった41年の真珠湾攻撃に彫刻家・詩人の高村光太郎は「世界は一新せられた。…昨日は遠い昔のやうである」(「十二月八日の日記)」。世界を牛耳る米英に挑戦するという大義の一方、同じアジアに刃を向ける後ろめたさは無かったのか。戦争がうれしいものと受け止められた事も記憶したい。
⇒国民をどんなに洗脳しても権力を振っても戦争にメリットが無ければ、全員が同じ方向には動かないはず。ドイツも同じだったでしょうか。軍事産業や武器商人と戦争によって恩恵を受ける組織や人がいます。そのお金が経済の流れに乗って世界をめぐり、何かしらの恩恵を受けている。経済効果をもたらす手法としてオリンピックと戦争が同じ土俵に立つことに抵抗は感じますが…。
15(月)戦時での本性
日露戦争の記録文学『肉弾』(桜井忠温著)に戦場のむごさが伝わる。味方兵の死体を踏越え、機関銃に倒れ、砲車につぶされ、爆弾に絶滅する。臭いまで伝わってくる。将校であった著者が明治後期に出版。戦中も人権擁護を貫いた弁護士・海野普吉は戦争の悲惨さを学んだ。タイトルの肉弾という言葉は兵士を称揚するスローガン。残酷さと英雄がとなり合わせに。作家の保坂正康さんが『戦争と天災のあいだ』で特攻隊の整備兵の証言を伝える。失神、失禁、泣きわめき。飛び立つ日はそのほとんどが茫然自失。そんな兵を抱えて乗せたと。私たちはいずれ戦争を記録からしか学べなくなる。それでいいはずがない。
⇒死を目の前に人間がどうなるか興味があり戦争映画を観ます。もちろん体験できないと思っているから観るのですが、いつも観終わった後に美化された戦争とのギャップを感じます。戦艦大和の最期、特攻隊員の白黒映像や手記など。悪いとは言いませんがアンバランスかと思います。今日、大文字送り火の慰霊祭に参加します。
16(火)次のスーパースターは?
ジャマイカのウサイン・ボルト選手が著書で100メートルを走る間に、悔しがったり、パニックになるなと過去のレースを思い出したりすると。その彼が北京、ロンドン、リオで3連覇した。これが「最後の五輪」なので9秒58の世界記録は塗り替えられるのを待つ運命に。しかし、史上初の3連覇は乗り越えられそうにないか。9秒台でひしめく決勝には届かなかったが、準決勝での山県亮太選手は雰囲気に押されなかった。東京五輪に向け次のスーパースターは誰だろう。
⇒私の記憶に残っている陸上のスーパースターと言えばカール・ルイス選手です。当時、あのしなやかな動きは競技場やテレビで見ている観衆の目を釘付けにしていたと思います。ボルト選手にも言える事ですが、彼らには到底敵わないような気がします。そのバネというのか躍動感というのか、全く違う次元だなと思ってしまうのは私だけでしょうか。
17(水)誰の日本国憲法か
米国大統領選挙戦でクリントン氏の応援演説をしたバイデン副大統領の発言『…日本の憲法を我々が書いた事を知らないのか』。トランプ氏の日本の核武装容認についての批判だが異例で無神経だ。米国主導で生まれた日本国憲法だが日本の研究者の意見も参照されたと。元首相の宮沢喜一さんは『対論 改憲・護憲』のなかで…違和感はあったが、我々が育て使い込んだ…と。GHQは10年間の改正禁止の議論があったそうだが70年変わってはいない。敗戦を思うこの時期日本の政治家からどんな声が出てくるか。
⇒相手を批判する時、つい興奮してしまって大げさな事を言ってしまいます。また思ってもない事を言うことも。それに尾ひれがついて、さらに想像・仮説が追加され、全く違う話になる事もあるのではないでしょうか?原因はすべて「興奮」です。ここで大人かそうでないかが判別されます。落ち着いている今だから言えるのかもしれませんが…
18(木)氷のチカラ
「冷やしタヌキ」。東武動物公園で餌を氷でかため振る舞うショーをやっている。ライオンやトラバージョンもあるそうだ。人間界ではかき氷。専門店や削り器の復刻、喫茶店ではメニューも増えていると。日本かき氷協会代表の小池隆介さんによるとこのブームは昨今の暑気だけでなく震災後の節電がきっかけになったという。冷房の普及前の氷の存在感は大きかった。百貨店などでは氷の柱が飾られ、花を埋め込んだ「花氷」もあった。〈花氷旧知のごとく頬寄せて〉中村苑子。うちわ片手に花火、水族館、時を忘れる本も良い。
⇒冷房設備が普及する前は、そんな家電製品ができる事を、普及する事を目標にがんばり、普及したらしたで今度は昔ながらの環境を勧めてみたりする。でもひとたび楽さや快適さを味わってしまえば後には戻れないでしょう。そうやって人間だけはエネルギーを消費し環境を破壊し続ける事になります。人類はこういう風にして滅亡へむかっていくのでしょうか?
19(金)コミュニケーションのこれから
東京・赤坂にあるヤフーのオフィス内は机がWの文字のように並んでいる。まっすぐ進めないが同僚と声を掛け合う機会ができ、新たな気づきに期待すると人事担当の湯川高康さん。コクヨの研究員斎藤敦子さんはインターネット上でのやり取りに頼りすぎてはいけないと。「人と人とのコミュニケーションの方が刺激が多い」。どんなモノやサービスが売れるのか、トップダウンではなく従業員の知恵が求められる。その為には机の配置もないがしろにはできない。あなたの職場は気軽にものを言えるか。
⇒コミュニケーション手助けする環境を整えたり、ネット上でそをりどうこう言うこと自体、すでに手遅れなのでは?人は便利な方、快適な方、楽な方へと進んでいきますよね。直接話すより便利だから、ヒトと話すのが面倒くさいなんて思った瞬間にスマホやパソコンを触っているでしょう。それにしても今の会社のトップは会社で何をしてるんでしょうか?
20(土)「21世紀のホロコーストだ」
紀元前9世紀、古代ギリシャの都市国家ではオリンピック期間中の停戦協定が結ばれた。昨年の国連総会でもリオ五輪前後での停戦決議がなされた。が、シリアでは内戦が続き戦場から動画が届いた。空爆で破壊されたアパートから助け出されたオムラ(ロ)ン・ダクニシュくん(5)は頭にケガを負い顔は血まみれ。ショックのためか泣きもせず茫然としている。手当てした医師は「もっとひどい子供を毎日みている」と英BBC放送に語った。トルコの浜に漂着した少年の遺体など彼らの過酷な運命に言葉もない。平和の祭典のさなかだからこそ思い起こしたい。
⇒動画に出てくる子供たちはみな子供特有のしぐさをしています。でも私が知っているのは家や公園、学校などで見たそれで、決して救急車の中ではありません。どうして彼らは平和な環境で暮らせないのでしょうか?「今すぐに無くなれ」など絵空事は言いませんが、日本は約70年間、ほぼ平和です。この文化を輸出できないものでしょうか?
2016年08月19日
【写真】奈良の終戦記念日 その3 『東大寺 万灯供養会』
すっかり遅くなってしまいました…
「東大寺 万灯供養会」
東大寺大仏殿では8月15日の夜、大仏さまにたくさんの灯籠をお供えして、「万灯供養会」がおごそかに執り行われます…
春日大社を出て、ふらふら歩き21時すぎに着きました!
☆参道っ!
ちょうど知り合いに出くわしたので、先導してもらいました。
彼曰く、『お盆に帰省できない方々にも御先祖さまの供養をしていただけるようにという趣旨で、昭和60年から始めらたんやで』との事。
☆南大門!
昼間にみると塗装の剥がれがひどいんですが、夜は大丈夫!
この門、鎌倉時代につくられて約800年経ってるんですよ。そりゃ、剥がれるって…
彼曰く、『あんまり言うたら仁王様お二人に怒られるで』(-_-;)
☆鏡池!
なにやら怪しげな船が…いったいどこから来たんやろ…
彼曰く、『19時から22時までのあいだ参拝できるし…』
☆中門!
中では約2500基の灯籠に灯が入った幻想的な雰囲気を味わうことができるみたいです!
さぁ、いよいよ中に入ろうと…ん?なんか規制してる?
【ご注意!】
『平成23年度より、灯籠・祈願のお申し込みをされていない方は有料となります。』
彼曰く、『知らんかったん?』
なので、やめ
☆鏡池にうつる『逆さ大仏殿』
大仏殿正面の窓が開いて、大仏さまのお顔を参道から拝めるはずだったのに…
あれっ、ちょっと見えてません?
実は、さっき中門でウロウロしてた時もちらっと見えたんです。
でも真正面からは見えてないのでお顔は見えませんでした。
来年はしっかり申し込んでから行きます!
申し込んだら名前と願い事を読み上げてくれてるみたい。
まとめっ、なくてもいいけど…
急に思いたって行ってみた奈良のお盆の3行事でした。
歩き疲れでちょっとハードでした。
しらべてみると春日大社の中元万燈籠は14日もやてったと。
なので14日は春日大社、15日は飛火野と東大寺だったらよかったかなと思います!
なにはともあれ、戦没者の方々や遠く九州の親族を送ることができて良かったです。
あと、神様にもお願いできて。
最後に彼から一言
『僕らいつも奈良公園のシバや、木の実、木の葉などを食べてます。おいしいの分かってるけど、お腹を壊すんで、人間の食べるようなパン、お菓子、野菜とかはやめといてね』
これからも奈良の行事なんかをレポートします!
早速、明日、この日のお昼過ぎに行った生駒市の宝山寺での失敗談をあげます
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