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2016年09月08日
市民の「広島カープ」優勝目前(天声人語9/8)
四半世紀ぶりのリーグ優勝を目前にして広島の街を高揚感が包んでいます。
あのローソンでさえ数年前から青の外装基調を赤に替えたくらいです。
1949(昭和24)年に市民球団として発足しましたが、初年度から資金難でリーグ加盟金、選手の給料に苦労しました。シーズンは最下位でした。
「わしらのカープをなくすな」。すぐに持ち上がる解散話にファンが球団幹部へ詰め寄ったとあります。
(「カープ50年 夢を追って」(中国新聞社編))
長い低迷期も市民は見捨てませんでした。
メジャーを断って戻ってきた黒田博樹投手の決断はファンだけでなく広島の人々を奮い立たせました。
「宮島さんの神主がおみくじを引いて申すには今日もカープは勝ち勝ち勝ち勝ち」
感想とか…
私の知ってる広島東洋カープって山本浩二さん、衣笠祥雄さんらが活躍してた頃の赤ヘル軍団です。
巨人ファンだった私はテレビ中継で広島との試合を見て、2人とも嫌なバッターだなという印象しか思い出せません。
そんな広島市民球場には行ったことは無いんですが、後楽園球場や甲子園球場に比べ(失礼ながら)明らかに安っぽいなという印象がのこっています。
選手の顔ぶれをみても先ほどのお二人以外は北別府学さん津田恒実さん大野豊さん安仁屋宗八さん江夏豊さんなどの投手陣を思うくらいです。
有名選手が少ないということは年俸が低いということで、だから弱いチームになるんだなと思ってました。
ところがふと気がつけばリーグ優勝。
ここ数年は主に米大リーグを見ていたんですっかり忘れていましたが、強いチームになっていたんですね。
そう言えば、いま大活躍のタイガースから戻ってきた新井選手はホームランバッターとして相手投手から恐れられてますし、その師匠の阪神・金本監督は長らく広島でプレイしていました。
巨人のコーチの江藤さんも広島の4番バッターでしたし、ドジャースで活躍中の前田健太投手もそれまでは広島のエースでした。
広島のキャンプは地獄のキャンプ。特に守備練習に多くの時間を割いて堅い守りを誇って来たとの印象もあります。
セカンドの正田選手の守備には敵ながらその方向に打球が飛んだら終わりだ、くらいにも思ってましたし、その伝統がいまのセカンドの菊池選手に受け継がれているような気がします。
今になってこんなこと言うのは恥ずかしいんですが、広島のヘルメットの色、今年になって凄く高貴な色に見えてしまいます…