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2015年04月25日

金剛界 三昧耶会下絵 設計図

次は金剛界 三昧耶会を描きます

中下段の六会はほぼ同じ設計ですので、どの会から描いても良いと思います。

EPSON002-Edit.jpg
(金剛界曼荼羅)

で、中央の成身会は一番大事な会なのでもう少し修行してから描きたいとおもい保留。

右列の降三世と降三世三昧耶の二会は系統がちょっと違うのでここではとりあえず後回し。

EPSON002-Edit-Edit-3.jpg
(金剛界曼荼羅の会)

残るは三昧耶・微細・供養の三会ですが・・・

三昧耶会は尊格を三昧耶形で現し、微細会の尊像の姿は成身会とほぼ同じで三鈷金剛杵に住しているところが違うのみ、供養会では尊像が三昧耶形を載せた蓮華の茎を手に持ち現されている。

ここで、微細会は成身会に似るので続けて描いた方が良いと考え、

三昧耶会は比較的剥落も少なく、見やすくて描きやすそうだし、供養会の蓮華にあるはずの三昧耶形は小さく不明瞭なものも見られる。

三昧耶会で三昧耶形を理解して、それを供養会に供することとした。

そこで、三昧耶会から描き始める。
金剛界 三昧耶会

EPSON036のコピー.jpg
(金剛界 三昧耶会)
ん?
あらためて見るとこれおかしくないか?

これまで上段三会を描いてきて外周は必ず四方に蓮華門があり、周りは流雲唐草文様が描かれていた。

流雲唐草文様を外界と理解し、仏の世界は金剛界道や金剛輪で外界から隔絶され、蓮華門より金剛智の世界に至ることを表していると思っていた。

それなのに、中下段の六会には上段三会に見られる外周がない。

本来あるべき外周を省略しているように思える。

そういえば、『八十一尊曼荼羅』は成身会とほぼ同じ構図だが最外周があり蓮華門も見られる。

EPSON041.jpg
(金剛界八十一尊曼荼羅)

う〜ん、どうしよう。

どうして全ての会に外周を設けなかったのだろう?

・・・と、しばらく考えたり、調べたりしたけどよくわからない・・・

結局、今回は中下段六会には外周を設けないこととする。

理由は、外周を設けると、その内部に描く会がさらに小さくなり細部が描き入れなくなる可能性があるし、上段三会と比べ密度のバランスが悪くなるような・・・そんな気がする。

そもそも、両界曼荼羅の各会は必ずしも九会に集合させる必要がなかったとも思え、それぞれの会は独立に存在してもいいはずで、胎蔵界曼荼羅との対称性の意味合いから九会に設計されているような気がする。

ここでは『九会曼荼羅』というシステム上、上段三会に外周が描かれているので、中下段六会の外周は省略可能とする。

各尊の相互作用により金剛界各会ができているように、各会の相互作用により金剛会九会曼荼羅ができていると観ることとする。
三昧耶会 設計図

金剛界 三昧耶会の設計図は非常に重要です。

この設計図は基本的には中下段六会に共通に用います。
(成身会ではこの設計図から一部削除します。)

で、設計し始めてみると、これまでの設計図に比べ結構面倒。

何回か間違ってから結局なんとなくの設計図ができました。

_DSC5163-Edit.jpg
(三昧耶会 設計図)
何回か書き直しをしたのでなんかきたなくなっちゃたなあ

というわけで今日はここまで

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月23日

金剛界 一印会 尊像入れ 下絵完成

一印会 下絵完成

なんとか毘盧遮那如来を描き入れ一印会下絵が完成しました。

_DSC5394-Edit.jpg
(一印会 下絵完成)
大きな尊像を細部まで描くのは楽しい

で、これはパーツを貼り付けた下絵製図と重なっているので、下絵のみにすると

_DSC5397-Edit.jpg
(一印会 下絵のみ)

一尊のみなので、ギャラリーというほどのこともできませんで、毘盧遮那如来のお顔と全身の写真だけあげて一印会下絵作図を終えます。
一印会下絵 毘盧遮那如来

_DSC5397-Edit-Edit-Edit.jpg
(一印会 毘盧遮那如来御尊顔)

_DSC5397-Edit-Edit.jpg
(一印会 毘盧遮那如来全身)

今回の一印会下絵を描くにあたって、西院本金剛界曼荼羅一印会 毘盧遮那如来を細部まで何度も目を通しました。

まだ胎蔵界曼荼羅を描いていないのでなんとも言えないが、この一印会 毘盧遮那如来を見る限り胎蔵界曼荼羅より金剛界曼荼羅のほうが劣っているとは思えない。

一印会 毘盧遮那如来は僕にとって、こころあらわれるおもいのする大変すばらしい御尊像である。
あれっ?

これどっかで見たことあるぞ?
『西院本曼荼羅』を見ている時はわからなかったけど今回描いた下絵をみたら似たような・・・というかほぼ同じ構図の絵を見たことがあることに気づきました。

で、探してみたらありました。 コレ
               ⇩
一字金輪像.jpg
(東京国立博物館蔵『一字金輪像』全体)

一字金輪像L2.jpg
(東京国立博物館蔵『一字金輪像』尊像拡大)

構図というか細部のデザインやバランスが似ている気がします。

ちなみにこの『一字金輪像』は菱田春草のたいへん秀逸な模写があってそちらの方を覚えていました。

他にも探してみたら金剛寺蔵『尊勝曼荼羅』や、金剛寺蔵『五秘密曼荼羅』、奈良国立博物館蔵『一字金輪曼荼羅』なんかもこの『一字金輪像』と同じ系統にあるように思います。

それぞれ華鬘や瓔珞のデザインが多少異なっていたりしますが、特に全体のバランスはよく似ていると思います。

で、スペキュレーションすると、これらの作品は
(1)作者が同じ
または、
(2)参考にした(模写した)元図が同じ
の可能性があるように思います。

そしてさらにスペキュレーションを逞しくすると、『西院本曼荼羅』を拡大模写した曼荼羅があって、それが『真言院曼荼羅』とかいうので、それを見て描いたのが『一字金輪像』他の系列のような気がします。

なんとなれば、『西院本曼荼羅』から直接『一字金輪像』他へと進んだのではなく、もうワンクッションあるように思えるからです。

『一字金輪像』ほかの系列の絵は『西院本曼荼羅』と構図が似ていますが、細部の筆致が精緻に、静かに描かれているように感じます。一方、『西院本曼荼羅』は細部に至るまで熱を帯び、その揺らめく力を抑えきれないかのようです。

また、細部で着目していることのひとつに臂釧(二の腕の装身具)のデザインがあります。今回描いた『西院本曼荼羅』一印会 毘盧遮那如来では月や太陽などを重ねた宿曜をモチーフにしていると思ったのですが、『一字金輪像』他ではその意味が薄れてデザイン化しているような気がします。

飽くまでそんな気がするだけです。

専門家じゃないのでよく分からないのですが、どこかで『西院本曼荼羅』は縮小模写だというのが定説だという話を読んで、「そうなんだ〜、元の大きい方の曼荼羅もみてみたいなあ」と思ったりしたのですが、『西院本曼荼羅』をみながら描いてて感じるのは、模写するのに余程時間がなかったのか、かなり間の抜けた絵師が描いたのか、下絵の線や図像に間違いがみられ修正箇所が散見されます・・・四印会の三昧耶形で間違って書き直しているところがありますが・・・こういうところって模写してて間違うかな?両界曼荼羅の模写なんて当時の日本では一大プロジェクトだと思うのにそんな絵師を選んでそんな描き方するかなあというところです。

もっと言えば『西院本曼荼羅』を描くほどの画力をもった絵師(集団)だったら他にも同じようなエキゾチックで創造性豊かな絵を描いていてもいいのではないか。日本に残っていてもいいのではないか。絵そのものが残っていないとしても手記や記録に伝わっていたり、それこそ模写のような系列の絵がほかにあってもいいのにと思います。

で、結論としては下絵の修正や間違いは試行錯誤の後ではないかと考えらえて、『西院本曼荼羅』は模写ではなくオリジナルだと思います。

さらに、いままさに大地から起ち上がったかのような生々しく、多様で表情豊かな『西院本曼荼羅』の尊像が模写のはずがない。これが模写だとしたら、模写した絵師が稀代の天才絵師か、もしくは、元となる絵が恐ろしく生々しい絵であったかのどちらかとおもいますが、修正や間違いその他のことから考えてもその可能性は低いと思います。

『西院本金剛界曼荼羅』は少なくとも3人の異なる手が入っているように感じます。そのうちの一人は西域インドで、もしくは、西域の絵を学んだ絵師で、当時の中国で描いたのではなかったかと想像します。

西域の絵に精通している一流の腕を持った絵師と、その技能を継承しようとするお弟子さんと、その他にもほとんど意味も分からず描いているお弟子さん(もしくはお手伝いさん)がいるように感じます。

それぞれの会の色あいから、特に中下段の六会は分業体制で描いていると見受けられます。上段三会の尊像のほとんどは筆頭絵師が描いているようです。

揚州かどこかで、西域の絵に精通した絵師とそのお弟子さんたちが日本人に依頼されて限られた時間で急いで描くために、小さめで、しかし、絵の具などは高品質のものを用いて、はじめて描いた両界曼荼羅が『西院本曼荼羅』のように想像します。

すべて空想です。

そんなことを頭に思い浮かべながら描いていたりします。
これから

これで九会中上段三会の下絵終了。

ということは金剛界曼荼羅の3分の1の下絵作成が終わった計算になります。

でも、これからが大変で、中下段の六会は尊格が小さく一会あたりの尊格数も増えます。因みに尊像と三昧耶形を合わせて尊格っていってます。

小さいことで描きやすいのか。細部がわからなくて嫌になっちゃうのか。はたまた、数が多すぎて途中でわけがわからなくなったりするのだろうか?とワクワクしながら次に進みたいと思います。

どんなかんじかなあ

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月21日

金剛界 一印会とは

金剛界 一印会ってなんだろう?

EPSON006-Edit-2.jpg
(金剛界 一印会)

金剛界曼荼羅は九会曼荼羅ともいい九つの曼荼羅が集合した曼荼羅なので、逆に言えば九会はそれぞれ独立してみることもできるはずです。

一方で、一印会は一尊のみが描かれているので、「集会」という意味での曼荼羅という考え方からは外れているように思えます。

一尊のみが描かれている「曼荼羅」ってなんでしょう?

EPSON002-Edit-Edit-4.jpg
(金剛界九会曼荼羅 向下門)

向下門の順番で見ると(1)成身会から(6)一印会までの流れは

(1)成身会   全て尊像形で描いた正式な金剛界曼荼羅
(2)三昧耶会  成身会の尊格を全て三昧耶形で描いた曼荼羅
(3)微細会   成身会の尊格が三鈷杵に住し法を観察する曼荼羅
(4)供養会   蓮華上の三昧耶形を持ち五仏を供養する曼荼羅
(5)四印会   上記(1)ー(4)の四会を統合簡略化した曼荼羅
(6)一印会   さらに簡略化し一尊に集約した曼荼羅

となる。

一印会には毘盧遮那如来(びるしゃなにょらい)一尊のみが描かれてて、四印会よりもさらに簡略化されている。

毘盧遮那如来は如来であるのにもかかわらず長髪偏袒右肩の菩薩系で、五智を表す五仏の宝冠を頂き、智拳印を結んでいます。

智拳印とは左手の人差し指と右手の人差し指の先端をつけてから左手の人差し指を右手で包み込む印契を言います。衆生を包み込む仏の智(金剛智)というイメージでしょうか。

毘盧遮那は梵語のヴァイローチャナの音訳で、意訳では光明遍照といいます。毘盧遮那如来が照らす光は影を作らずすべてのものを通り抜け全ての場所を明るく照らします。

ちなみに毘盧遮那=ヴァイローチャナ(Vairocana)とアスラ族の王であるヴィローチャナ(Virocana)は名前が似てますが異なる尊格です。

一印会の金剛界毘盧遮那は一尊で金剛界曼荼羅の他の全ての尊格を象徴します。

というわけで、金剛界毘盧遮那は金剛界曼荼羅そのものです。

と、ここで、金剛界毘盧遮那をその性質から全宇宙と同一体である法身摩訶毘盧遮那如来(=大日如来)とみなしたほうがいいのかもしれませんが、法身は描けないのでここでは毘盧遮那如来とします。

ここで僕が勝手に思っている三身は例えば次のようになってます。

 法身 法を身体とし、全宇宙と同一体である摩訶毘盧遮那如来
 報身 色界最上位の色究竟天で菩薩に法を説く毘盧遮那如来
 応身 この世で悟りを開き、衆生に法を説く釈迦如来

 
というわけで、法を身体とする法身は色身を持たないので見ることができず、よって描けないとみなします。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月19日

本紹介 No. 008 『図説 大日如来と密教の仏たち』

『図説 大日如来と密教の仏たち』

前回の本紹介 No. 007で紹介した 『図解 曼荼羅の見方』と同じ大法輪閣の本で似たようなデザインだったので、同じシリーズと思い読んでみました。

『図説 大日如来と密教の仏たち』(大法輪閣 1999)


本が届いた時に、あれ?そういえば著者名がないなあと気がついたのですが、前回紹介した『図解 曼荼羅の見方』と同じような曼荼羅の絵だったので同じ著者だとばっかり思っていました・・・

『図解 曼荼羅の見方』では金剛界曼荼羅四印会の金剛輪でしたが、今回の表紙は胎蔵界曼荼羅中央の中台八葉院です。
構成

それで、構成はというと、B6版、全238ページ、図は白黒のみ、二部構成で章立ては

  第一部 大日如来とは
    密教の成立と大日如来  宮坂宥勝
    大日如来の教え     加藤精一
    曼荼羅の中の大日如来  頼富本宏
    大日如来の形像の特徴  廣澤隆之
    大日如来と不動尊    村岡 空
    毘盧舎那仏と大日如来  鍵主良敬
    釈迦如来と大日如来   千葉照観
    弘法大師と大日如来   福田亮成
    大日如来の密厳浄土   頼富本宏

  第二部 密教の仏たち    
    曼荼羅の中核・五智如来 宮坂宥勝
    変化する観音菩薩    頼富本宏
    密教から見た六菩薩   加藤精一
    忿怒の仏・五大明王他  村岡 空
    四方を守護する四天王  佐藤 任
    密教の諸天・諸神    小峰彌彦
    密教を伝えた真言八祖  小峰彌彦

                  (敬称略)

となっており、奥付の執筆者紹介欄を見ると

「本書は『大法輪』1987年3月号特集「密教寺院の見方・考え方」・・・(中略:その他、同雑誌の特集が並ぶ)・・・掲載の原稿に各執筆者が加筆し、さらに、新原稿「密教の諸天・諸神」と「密教を伝えた真言八祖」を加えて再編集したものです。」

とありますので、雑誌の『大法輪』の特集に二つの新原稿を加えてオムニバス形式で一冊にまとめたものであることがわかります。
内容

構成であげた一覧で内容が大体わかりますが、第一部は大日如来を中心とした考察で、第二部は密教の尊格それぞれについての考察です。

前回の『図解 曼荼羅の見方』では曼荼羅のシステムを中心に説明していたので、各尊格までは細かい解説がなされておりませんでした。

本書は曼荼羅によらず密教の尊格についてそれぞれ面白い考察がなされているのが特徴と思います。

章ごとに執筆者が異なり、各著者の特徴が出ていて大変興味深く読むことができました。

中でも宮坂宥勝先生の文章は大変読みやすく、また、ためになりました。

気になる点としては、『図解 曼荼羅の見方』同様、本書にも参考文献が付いておらず、その点がとても残念に思います。

曼荼羅作図とのかかわり


本書は曼荼羅によらず、特に密教の中での各尊格の意味を捉える考察が広くなされています。

曼荼羅を描くにあたり、一尊一尊の意味を心に留めながら描くことが必要であるとますます感じました。

大きな尊像だけでなく、小さな尊格を描くときも各尊格の意味を深く心に刻みながら描きたいと思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
 



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posted by mandalazu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介

2015年04月18日

金剛界 一印会下絵文様パーツ入れ2(蓮華文様、宝瓶)

蓮華文様、宝瓶パーツ入れ

つづいて、宝瓶と五色界道を描きます。

_DSC5254-2-Edit.jpg
( 一印会下絵 宝瓶と五色界道)
宝瓶の文様が細かい

さらに蓮華文様と金剛界道を描きます。

_DSC5257-Edit.jpg
( 一印会下絵 蓮華文様と金剛界道)

と、時間がなくなったので今日はここまで

あとは毘盧遮那如来を描いたらおしまい。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月16日

金剛界 一印会下絵文様パーツ入れ1(外周)

文様パーツ入れ

一印会製図に華瓶と尊像のパーツを貼り付けておく。

_DSC5193-Edit.jpg
(一印会 華瓶・尊像パーツ貼り)

一印会の外周文様も四印会のとき同様、理趣会からもらってきます。

理趣会に新しいトレペを重ねて、外周製図と外周文様を写す。

_DSC5188-Edit.jpg
(一印会 下絵外周文様入れ)

つづいて、理趣会から外周を写し取ったトレペを一印会製図に重ねます。

_DSC5196-Edit.jpg
(一印会 トレペ重ね)

と、次はながくなりそうなので、今日はここまで

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月14日

金剛界 一印会 尊像パーツ描き

一印会尊像パーツ描き

一印会の毘盧遮那如来ですが、剥落というほどひどくはないのですが、ところどころ不明瞭なのでちと困り気味・・・

EPSON006-Edit-2-2.jpg
(一印会 毘盧遮那如来)

あと、毘盧遮那如来の月輪円が直径54 cmと大きいのでA3トレペ一枚に入りきらない。

う〜ん、尊像が大きいのでバランスが崩れないように元図のコピーを格子切りして、当たりを付けて拡大描画する。

_DSC5154-Edit.jpg
(一印会 元図コピーを格子切り A4サイズ)

それにしてもコピーの図が荒くてよくわからん

不明瞭な部分は他の会の毘盧遮那仏からの類推でなんとなくで描く。
じ〜っと見てるとなんか見えてくる・・・ような・・・

A3トレペにに入りきらなかったので上下2枚に分けて描きました。

_DSC5157-Edit.jpg
(一印会 毘盧遮那如来 鉛筆画き A3 x 2枚)

これで、一印会 毘盧遮那如来パーツ描きをなんとかクリアー

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月12日

本紹介 No. 007 『図解 曼荼羅の見方』

『図解 曼荼羅の見方』

今回の本紹介は



本紹介 No. 004石田尚豊 著 『曼荼羅のみかた パターン認識』の紹介をしました。

『曼荼羅のみかた パターン認識』が素晴らしい本だったので、似たようなタイトルの本も良い本に違いないという感じで選んでみました。

なんかざっくりした理由・・・
構成

B6版、全213ページ、図は白黒のみ、三部構成

   第一部 真言密教と曼荼羅
   第二部 胎蔵曼荼羅の見方
   第三部 金剛界曼荼羅の見方

内容

「はじめに」に本書の目的は曼荼羅を鑑賞するときに手軽に持ち歩ける携帯本として計画され、現図曼荼羅のみを詳細かつ分かりやすく解説することであると書かれています。

第一部では真言密教と曼荼羅の重要項目について詳しく述べられています。

第二部と第三部ではそれぞれ胎蔵曼荼羅および金剛界曼荼羅について大変詳しく解説がなされています。

一読して、システマティックな構成に明快な表現、曼荼羅をよりよく理解したい人に対する真摯な態度が感じられます。

B6版とはいえ200ページを超える本で三部構成では内容が退屈ものになってしまうのではないかと不安もあったのですが、全くそういうこともなく、最後までワクワクしながら読むことができました。

一方で、参考文献一覧がないのはいただけません。本書で言及していなくてもなにか次につながる書籍を示していただけると助かるのですが・・・

曼荼羅作画との関わり

胎蔵曼荼羅の区分けを「院」といい、金剛界曼荼羅は「会」よりなりますが、第二部と第三部ではそれぞれ院ごと、会ごとに大変詳しく解説がなされており大変役に立ちます。

曼荼羅の図も多く用いられ、わかりやすく説明されており、教科書として最適です。

正直に言えば、とっても濃い内容が詰まっていて2−3度読んだだけでは十分に理解することができません。

両界曼荼羅を目の前に一つづつ読み解いて初めて理解できるような気がします。

これから何度も目を通そうと思います。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ




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2015年04月11日

金剛界 一印会 蓮華文様、宝瓶パーツ描き

一印会 パーツ描き

一印会の外周は理趣会および四印会と共通なので外周のパーツ描きはしません。

EPSON006-Edit-2.jpg
(一印会)

残るは第二周の蓮華文様と五色界道の四隅に見られる宝瓶、そして一尊のみの毘盧遮那如来です。
蓮華文様

蓮華文様は理趣会にもありますが、構造が異なるので新たに文様パーツを描きます。

一印会の蓮華文様はよく見ると上下・左右とも少しずつ構造がちがいますが、ここでは上下・左右とも反転同型、それぞれ中線対称としてバランスをとりますので、上下・左右それぞれの四分の一をパーツとして描けば十分です。

_DSC5120-Edit-Edit.jpg
(一印会 蓮華文様)

不明瞭な部分などはアレンジして描きます。
宝瓶

宝瓶は一つ描けば反転して四箇所全てに対応できます。しかし、四つの宝瓶とも部分的に剥落しているために、それぞれの剥落せず残っている部分を元に一つに再構築して描きました。

EPSON006-Edit-2-Edit-2.jpg
(一印会 宝瓶 元図剥落)

_DSC4449-Edit-Edit.jpg
(一印会 宝瓶 再構築)
たぶんこんなかんじ・・・再構築ってなんかたのしい

以上で一印会の一尊以外のパーツ描きは終了です。

次回は本紹介かな。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ

2015年04月09日

金剛界 一印会下絵 製図

一印会下絵製図

前回描いた一印会設計図に基づいて一印会製図を描きます。

一印会では、毘盧遮那如来の月輪円(毘盧遮那如来の場合は日輪円かな?)を描く、直径54 cmの大円。

せっかく数種類の大円を描く道具をそろえちゃったので、ここでは『ステッドラー マルス・552 09S コンパスセット』を使ってみます。


毎回やっていることは同じで、MDF板にトレペを貼り付けて、シャープペンで製図を描いていきます。

中心が決まったら『中心器』『ドラフティングテープ』で貼ってコンパスで大円を描きます。

_DSC4572.jpg
ステッドラー マルス・552 09S + 鉛筆芯での大円)

四印会のとき、『STANLEY デッドストック mabo メジャー』を使って大円を描いたけど、その時はペンの立て方によって線の軌跡が微妙にずれてしまい難しかった。

今回使った『ステッドラー マルス・552 09S』はペンがしっかり固定されるので安心していたのだけど・・・

ハンドル(コンパス上部のコンパス回転用つまみ)を持ってコンパスを回す時にすこしでも濃く描けるようにと上から強めに力を加えるとコンパスの脚がたわんで線の軌跡がズレる・・・う〜ん

というわけで、ドローイングペンを使うときは筆圧をあまりかける必要のない『Too コピック マルチライナーSP』を選択しました。


で、全体ではこうなっています。

_DSC4649-Edit.jpg
(一印会製図途中まで)

次にドローイングペンで製図に必要な他の線を引きます。

_DSC4652-Edit.jpg
(一印会製図)
だいぶすっきりしてるなあ

というわけで今日はここまで

次はパーツ描きです。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ



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