『アシタバ』
明日葉(あしたば)
[野菜]
・明日葉はセリ科シシウド属の植物で日本を原産としています。今日摘んですぐ明日新芽が出るというほど生命力が強いという理由から「明日葉」という字で記されるようになりました。別名では八丈草や明日草と呼ばれています。枯れる前に掘り起こした根は朝鮮人参の代用品としても用いられることもあります。
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『基本情報』
『アシタバ』
植物名:明日葉(あしたば)
学名:Angelica keiskei
和名:明日葉
別名・流通名:アシタグサ、ハチジョウソウ
科名:セリ科
属名:シシウド属
原産地:日本
【特徴】
・あしたばは「明日葉」とも書き、古来より不老長寿の植物として重宝されてきた野菜です。摘み取った翌日にはもう次の芽が生えているという非常に生命力の強い野菜で、せり科の植物にあたります。
・明日葉の形や色の特徴
明日葉は濃い緑の葉をしています。
・セリに似て、爽やかな香り、葉が大きく、茎を切ると黄色い汁がでるのも特徴的。
【栄養素】
・ビタミンA
・B1、B2、C
・ナイアシン
・カルシウム
【栄養の特徴】
不老長寿の野菜としても有名で、含んでいる栄養素からその効果が納得できます。
明日葉の特徴は、茎や根を切ると黄色いねばねばした汁がにじみ出るのですが、この黄色い汁の色素の成分が明日葉の特徴ともいえるほかの植物には見られないカルコンという有効成分です。
【効能・効用・効果】
・あしたばには、免疫力や目の健康に欠かす事のできないビタミンA(βカロテン)やビタミンC、ビタミンB群といったビタミン類やカリウムやカルシウム、鉄分などのミネラルを豊富に含有しています。
また、あしたばには、「カルコン」や「クマリン」といった有効成分が含有されており、これらは抗酸化作用が強く、血栓の予防や動脈硬化、がん予防効果などがあるとされています。
このほか、あしたばには、「イソクエルチトリン」「ルテオリン」という薬効成分が含有されており、これらは便秘解消効果や利尿作用があるとされており、また毛細血管を強化する働きがあると言われています。
・あしたばは強壮効果が強く、すぐれた栄養素を多く含む緑黄色野菜です。豊富に含まれるビタミンB2は、高血圧や貧血などに効果があります。
ビタミンA効力やβカロチンも多く含まれており、βカロチンはガンの予防効果が注目されているとともに、ビタミンA効力と同時に摂取することにより動脈硬化の予防やシミ・そばかす対策にも効果的です。
葉や茎を切った時に出る汁はフラボノイドと言い、抗酸化作用があるのでがん予防や整腸効果が期待できます。
・あしたばは、秦の始皇帝や漢の武帝が、使いをあしたば(明日葉)日本まで派遣したという伝説があるくらい、強壮効果のある食品です。
緑黄色野菜としては、すぐれた栄養素を多分に含んでいます。
カロチン、ビタミンC、鉄、カルシウム、カリウムなど。
特にビタミンB2を多く含み、常食すると、高血圧、腎臓病、悪性貧血などにならないための健康維持に役立ちます。
カロチンも多く含まれます。
フラボノイドの抗酸化作用により、ガンにならないための健康維持や、便通を整えたりします。
・明日葉には便秘防止や利尿、高血圧予防といった効果が見られています。ビタミンCやカロテン、食物繊維などが豊富に含まれていることから、生活習慣病のすべてを予防してくれる効果が期待できます。
ほかにも明日葉のカルコン類にはガン化を促進する物質を抑制する効果があることが確認されています。カルコンはエイズで知られるHIVというウイルスの増殖を抑制する効果も認められています。皮膚病の抗菌効果や血栓を予防する効果など多くを抑制、予防する効果があります。
・肝臓を強化し高血圧を予防する。造血作用を促す(効能)
・昔から不老長寿の薬草といわれ疲労回復、食欲増進に効果があるといわれている。
・がんの予防や整腸効果が期待
切ったあしたば(明日葉)から出てくる粘り成分にはカルコンと呼ばれるフラボノイドが含まれており、これには強い抗酸化作用やがんを抑える作用があるといわれています。更に、同じく含まれているクマリンと共に抗菌作用も強い成分です。
●アルツハイマーの予防にも
クマリンには抗菌作用のほか、アルツハイマーの予防にも効果があるとされています。
●ほうれん草より多いβカロテン
あしたば(明日葉)にはほうれん草やあのケール以上にβカロテンが非常に多く含まれています。βカロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
●美容にも良い!?
食物繊維はなんとほうれん草やケールのほぼ2倍も含んでおり、シミ・そばかす対策にも効果的に食物繊維を摂れます。
【種類】
【注意】
【選び方:見分け方】
・スーパーなどで「あしたば」を選ぶときのポイントを解説します。
若葉色であまり緑色が濃くないもの
葉の先がピンとしているもの
茎が細く、切り口が変色していないもの
・葉にツヤがあり、濃い緑色のものを選びましょう。茎が短く、細めのものが柔らかくおいしいです。
・あしたばは、葉にツヤがあって緑色が濃く、しっかりしているものを選びます。
あとは、茎が短く、細めのもの。
太いものは繊維がかたいです。
切り口の変色にも気を付けましょう。
・選ぶポイントとして、明日葉は緑色が鮮やかで色が濃いものを選ぶといいでしょう。
古くなると色があせ、黄色くなってきます。そして茎があまり太くないほうが柔らかく、切り口が新しく変色していないものを選ぶ方がベストとなります。
明日葉は成長力の強い植物で、今日葉を摘んでも明日にはもう新しい葉が出ているということからこの名前がついたとも言われているので、明日葉が最も新芽を出す時期の2月〜5月あたりまでが旬となっています。
・葉の緑が濃く、茎がスマートなものがいい!
【栄養成分】
カリウム 540mg
βカロテン(ビタミンA)5300μg
ビタミンC 41mg
食物繊維 5.6mg
カルシウム 65mg
鉄分 1.0mg
ビタミンA効力
★★★★★★★★★★(2100IU)
ビタミンC
★★★★★★★★★★(55mg)
ビタミンB2
★★★(0.24mg)
カリウム
★★★★★★(540mg)
カルシウム
★★(65mg)
あしたばの主な栄養(100g中)
※栄養成分については、あしたばの可食部100gあたりの栄養成分。「五訂 日本食品標準成分表」の基づいて作成しております。
・明日葉は緑黄色野菜なので、ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、健康食品として注目を浴びています。成分としてはカルコン類やクマリン類が含まれており、これらは抗菌作用があります。中国の方では、薬用としても用いられています。
明日葉の注目成分はビタミンA、ビタミンE2、ビタミンC、カリウム、食物繊維、ムチン、カルコンというものです。
多くの成分がそれぞれの効能を示しています。
【ウィキペディア(Wikipedia)より】
【あしたば 茎葉 生100 gあたりの栄養価】
◆エネルギー:138 kJ (33 kcal)
◆炭水化物:6.7 g
◆食物繊維:5.6 g
◆脂肪:0.1 g
◆タンパク質:3.3 g
◆ビタミン
ビタミンA相当量440 μg:(55%)
β-カロテン5300 μg(49%)
チアミン (B1):0.10 mg(9%)
リボフラビン (B2):0.24 mg(20%)
ナイアシン (B3):1.4 mg(9%)
パントテン酸 (B5):0.92 mg(18%)
ビタミンB6:0.16 mg(12%)
葉酸 (B9):100 μg(25%)
ビタミンC:41 mg(49%)
ビタミンE:2.6 mg(17%)
ビタミンK:500 μg(476%)
◆ミネラル
ナトリウム:60 mg(4%)
カリウム:540 mg(11%)
カルシウム:65 mg(7%)
◆マグネシウム:26 mg(7%)
◆リン:65 mg(9%)
◆鉄分:1.0 mg(8%)
◆亜鉛:0.6 mg(6%)
◆銅:0.16 mg(8%)
◆他の成分
水分:88.6 g
水溶性食物繊維:1.5 g
不溶性食物繊維:4.1 g
【効用】
・主な効用
ガン予防
利尿効果
便秘解消
高血圧改善
動脈硬化予防
美肌
整腸
【利用法】
・あしたばの葉には、イソクエルチトリンという毛細血管を強くする成分があり、玉ねぎの皮5gとあしたばの若葉・若芽1本分を100ccの水で半分の量になるまで煎じ、1日数回に分けて飲むと、高血圧にならないための健康維持に役立ちます。
あしたば茶も同様の効果が得られます。
作り方は、若葉・若芽をつみ取って、洗って細かくちぎったものを2〜3日、日干しします。
このあとに陰干しして、乾いたものに熱湯を注いで飲むと良いです。
【料理・レシピのポイント、食べ方・調理法】
・主に若い葉柄を摘んで食用とします
・あしたばはせり科の植物であるため、結構きついニオイがします。このニオイが苦手な方、ゆでた後、サッと水にさらすとニオイが取れます。ただ、あまり水にさらし過ぎると水溶性のビタミンであるビタミンCが溶け出してしまうので注意が必要です。
また、料理法としては、あしたばの天ぷらが苦味がなくなり食べやすくなります。
・下ゆでして水にさらすと独特のにおいとアクが抜けます。しかしゆで過ぎるとビタミンCが壊れてしまうので注意しましょう。
・あしたばは、一般的には、おひたし、ごま和え、酢みそ和えなどで食べます。
苦味がありますので、苦手な方は、生のあしたばを天ぷらにします。
こうすると、苦味がやわらいで食べやすくなります。
・あしたばの独特のにおいが気になる方は、葉の部分だけをつみ取り、ゆでてから水にさらします。
こうすると、においとアクが抜けて食べやすくなります。
この時、あまり水にさらしすぎると、ビタミンCが溶け出しますから注意です。
・明日葉の天ぷらが名物となっていて、ほかにもバター炒めやマヨネーズあえ、おひたしなどたくさんの利用法があります。
伊豆諸島ではあしたばの粉をケーキやこんにゃく等に用いることもあるようで、さまざまな方法でなじみのある物になっています。
【調理のポイント】
●アシタバは油との相性が良い
アシタバの天ぷら
少しクセのある味が特徴で、油との相性が良く、天ぷらや炒め物に適していて、食べた時にそのクセが爽やかな風味と感じて食べられます。
アシタバを茹でる時の注意
アシタバを使ったパスタ
アシタバをゆでる時は、塩を加えた熱湯で茹でます。太い茎の部分と葉の部分は火の通りが違うので分けて茹でるか、先に茎を沸騰している湯に1分ほど浸してから葉の部分を浸すようにします。葉の部分はしゃぶしゃぶ程度にさっと熱湯にくぐらせるようにする程度にしておきましょう。茹で上がったものはすぐに冷水にとり、一気に冷ましてから水気を軽く絞って使います。
●お浸しや和え物
和洋中問わず、さっと茹でてお浸しや和え物的な使い方も良いでしょう。また、薄切り肉と重ねて一緒にロール状にした物を調理しても美味しいです。
●含め煮
さっと出汁を利かせた煮汁で含め煮にしても美味しいです。煮込み過ぎないようにしましょう。
【レシピURL】
レシピ
》クックパッド《
【見た目】
【味は?】
【保存方法】
・湿らせた新聞紙かキッチンペーパーなどに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
・明日葉は乾燥しやすいので、出来るだけ濡れた新聞紙でくるんで、ビニール袋やポリ袋に入れ冷蔵庫で保存するといいでしょう。
新聞が難しければ、乾燥を防ぐため、袋には入れるようにするといいでしょう。
また、寝かせておくと上に伸びようという植物所以の働きで茎が曲がりやすく傷みやすいため、できるだけ可能な限り立てて保存する方がいいでしょう。
せっかくの品質が落ちてしまうともったいないので、できるだけ、乾燥や傷みから守りましょう。
【相性:食べ合わせ】
【豆知識】
【菜園:特徴】
春・夏が旬の食材
【育ち方・育て方】
[美味しい旬の時期]
・明日葉の旬の時期は、3月から5月となっています。
【美味しい旬の時期】
3月〜11月
あしたば(明日葉)は、成長力の強い植物で、今日葉を摘んでも明日にはもう新しい葉が出ているという事からこの名前がつけられたほど。そんなあしたばが最も新芽を出す時期の春2月中旬頃から5月あたりまでが旬と言えます。
【主産地・原産国】
原産国:日本
国内の主要産地:太平洋沿岸地帯、房総半島、大島、八丈島などの伊豆七島に多く自生
・房総半島、三浦半島、八丈島や大島など伊豆諸島、そして紀伊半島など暖かい太平洋沿岸部に自生している植物で、日本が原産とされています。
古くから食用にされてきており、青汁の原料としても有名。
【国内の主要産地】
【歴史】
・古くは江戸時代に貝原益軒による『大和本草』にも、八丈島で栽培されている滋養強壮によい薬草として紹介されています。
【その他】
『参考動画・画像』
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