いやあ面白かった、ワンプレー5分のゲームだけど、1分でこの世界観にハマった
主人公は自室になぜか引きこもった子供なんだけど、ネグレクトで軟禁されてるってのが、1分ですぐわかる仕組みになってるんだよね。これは誰だって気になってしまうズルいテーマだね。もう、主人公が可哀想で可哀想で
あなたの救う、小さなちいさな世界。
部屋から出られないけど、脱出ゲームじゃない。
謎解きアドベンチャーだけど、脱出ゲームじゃない。
家具を調べると少しだけ、動きます。
およそ30分から1時間、あなたの時間をくだされば、この世界は救えます。
※本作は、重いテーマを扱っております
自室、寝る、ドット絵、などの共通点で、なんとなくゆめにっきを連想するが、全く別のゲーム性
エンディングは3種類あり、最後まで生き残ればグッドエンド、後のエンディングは主人公が自殺もしくは殺されてしまう
特に作中のキーワードでもある「お兄ちゃん」にホモレイプされるエンディングがきもいね
お兄ちゃんは明らかに眠っている主人公をホモレイプしてるんだけど、直接的な表現を避けて、得体のしれないクリーチャーが主人公に覆いかぶさっている、ウニョウニョと蠢いている、という表現技法を使ってる。
ゴミ箱を調べると「べっとりとしたくしゃくしゃのティッシュがはいっていた」なんてテキストが出る。主人公は子供なのでもちろん何をされたかはわかってない
…
あっ……(察し)
翌日主人公は死亡。強姦殺人かなと読む(寝てる間に首でも絞めて)
攻略は簡単で何もできないとレイプされるエンディング、お兄ちゃんが来る日に棚で穴をふさいで、次の日にラジオ以外をクリックで自殺エンド、ラジオクリックでグッドエンド。これはやってれば自然にひらめくと思うけど、スキップとかもないんで短時間プレーながらに面倒臭いかも
徐々に謎が解けるのでこれといって考察する点はないが、社会風刺がメインで、早期離婚、ゲーム脳、ネグレクト、いじめ、子供の貧困など、現代の病を扱ったよくできたゲームだった。ドット絵もとても綺麗
評価 80点。良作です
鬱ゲーかと思ったがちゃんとグッドエンドがあることが一番よかった
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