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2019年12月16日

宵染奇劇・黄昏物語 ファーストインプレッション

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体験版のレビュー感想です。


若干のネタバレがあります(前作主人公たちの結末にも触れてますが、この体験版でもそこはほぼネタバレしています)



















「宵染奇劇・黄昏物語」……







現実世界の女子高生「詩織」の異世界での戦いを描いたRPG、「夜底奇劇・星空物語」の、待望の続編
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今回も喜劇的かつ、奇劇的な物語が紡がれる模様








最初に思っていたのが、同じ世界観、同じシリーズでも雰囲気が違ったら嫌だなということでした



「夜底奇劇・星空物語」が大変な名作だったので、映画版「ドラゴンボール」みたいな公式同人だったら悲しいと






でもいまのところそれは、杞憂でした





ストーリーもグラフィック(キャラデザ、敵イラスト、ドット絵などひっくるめて)同じ雰囲気で、「ほしもの」そのものです




難易度5段階選択や次の目的の表示など、ユーザーフレンドリーなのもそう









最初の戦闘では、加藤の助力もあり、テンション上がりました




前作では「最初の敵」だったのに、「最初の敵」との戦闘で助けてくれる、しかもチュートリアル役とは…


彼も随分親切になったものです
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(表示が加藤なのは、バグ?)










特にストーリーやテイストが良くてね




舞台台本を意識したようなテキストや独特の言い回しは、「よいもの」でも健在でしたね
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「母が去った夕暮れに、 太陽すらも自分を見捨てたのか。」





「17歳の少年、神市豊介は伸びる影に向き合えないままでいた。」




「「手作り」と「レトルト」が同居するなんて、許せるかよ。」




「信じないって言ったら、信じるまで話すでしょ?」






…そして極めつけは、回復アイテムのしめじバー






テイストや、センスがぶれてなくて安心した













表世で平和な日常を送っていた高校生が、ある日謎のテロリストに襲われ、命からがら逃げのびる…


だがそこは、裏世と呼ばれる異世界…





そんな、なろうを連想させる古典的王道ですが、なろうのようなご都合主義はゼロで、主人公たちに無双するような能力は全くなく、極めてシビアなストーリーが展開されます(されました。前作では)



主人公も親友の京ちゃんも化物相手に全く怯まないし、せいぜい肉体派で喧嘩が強い高校生程度です














数十分ほどですが、「ほしもの」っぽさ全開、かつ、前作キャラが登場し、ファンにはかなり胸熱な導入でしたね





前作をやってなくてもストーリーが分かるとなってますが、プレイをおすすめします


やはり前作キャラ登場は、続編ならではの楽しみですから(前作主人公も登場、または仲間になる可能性もありますし)



テンション上がりますよ、これは












裏世に残った詩織はやはり表世で行方不明扱いになったようで、親が5年経ってもまだ必死で探してるのが切ない…


部長に至っては、どれだけ探しても死亡しているしね…(生存、復活があれば別だが)



ここでも、表世では時間が経過してないなんてご都合主義はなし。


とことんシビアだ




今回は表世も舞台になりそうなので、またダブル主人公なら、詩織が帰るストーリーなんでしょうか











裏世の連中が完全に表世を認識してるが、もし表と裏が全面戦争したら表が圧勝するよなあ…


裏は魔法のような能力が使えて化物と戦ってはいるが、表の化学兵器には太刀打ちできないだろうし


白髪の男を表の兵器で屠ってやりたい











戦闘のゲームバランスは、少し簡単になったかな


殺し合いをするストーリーなので余り敵が弱いと変だし、システムとストーリーをマッチさせるのは、大変そう


前作はダンジョンの無駄な仕掛け、往復、おつかいが気になったので、そこをカットするだけでもテンポはかなり良くなるのではないかと


制作側もプレイヤーも、メリットは殆ど無いですし…









尚、完成版は2020年夏予定のようです



期限に縛られず、余裕をもってやって頂きたいですね



何せフリーゲームですから(サークルの中の人たちの都合から、余り急ぐわけにも、伸ばすわけにもいかないのでしょうが)




名作の続編は得てして蛇足といわれますが、本作は、折角名作で終わったのに蛇足だった…




そういわれないほうの傑作になるのではと楽しみです
この記事へのコメント
喜劇上演団体Bガチ勢として、今後の活躍や新作を、楽しみにしてます!(仮に不測の事態で制作中止してしまっても、責めません)
Posted by 管理人 at 2020年02月23日 20:06
そう言って頂けると大変嬉しいです。1人でも多くのプレイヤーの方々の記憶に残ることができたら本望だと考えております。

私たちもゆっくり続けていくので、今後ものんびり見守って頂ければ幸いです。

ハッシュタグはそちらの方が判別しやすそうですね。ぜひ取り入れさせて頂こうと思います。
アドバイスをくださり、ありがとうございました。
Posted by 栄之尾 雪 at 2020年02月23日 19:30
世界観も、一見するといま流行りのなろうのようでいて、実はなろうとも逆流するくらいのご都合主義0の内容で、胸が痛くなるストーリー性、実にドラスティックでした。まさに記録より記憶に残るゲーム(といっても「ほしもの」は受賞作品ですが。しかも個性派部門の)。

やはりこのあたりは計算もあったのですね。はぇ〜!さっすがー!

私もいちファンとして、まったりと喜劇上演団体Bさんと今後のシリーズ展開を見守ります。

ハッシュタグは「#フリーゲームよいもの」とかだと見つけやすいかもしれません。
Posted by 管理人 at 2020年02月21日 21:03
ご返信ありがとうございます。
私もアクの強いゲームだと自認していたので、どんな評価が下されるか不安半分楽しみ半分でした。配信からもうすぐ2年が経ちますが、高評価をつけてくださるプレイヤーさんの多さに感謝しております。改めてフリーゲームという文化の懐の深さを知る機会となりました。

ちょっと変わった世界観なので、刺さる方にはちゃんと刺さって良かったなと、今でもしみじみ感じ入ります。
(件の書き込みへのご感想については、胸に秘めておきます……!)

また、かなりの長期化が予想される制作に対してお気遣い頂き、ありがとうございます。残してあるネタを最後まできちんと調理できるように、サークル全員でコツコツ続けていこうと思います。

続編ものがやらかしがちな事については、私もゲームファンとして何度か痛い目に遭ったので、うなずくばかりです。「ほしもの」をプレイしてくださった方々のキャラへの愛着を無為にしないように、しかしキャラが悲惨な目に遭うというゲームの特徴も失わないように、バランスを取りながら制作を進めていく次第です。

最後になりましたが、「よいもの」使用の許可をくださり、本当にありがとうございました。早速略称として使わせて頂こうと思います。
Posted by 栄之尾 雪 at 2020年02月21日 18:43
栄之尾 雪さんはじめまして、このブログの管理人のスマです。
あの時は随分面白いゲームをやらせて頂けて嬉しかったです。名作との出会いは今でも嬉しい。

まさか今時こんなチャレンジングなゲームが出るとは思わなかったので、驚嘆しました。配信からしばらくがたち、評価も出揃いましたが、想像以上に高評価で私も嬉しいです。この野心的な内容が受け入れられるのは、作りたいゲームを作れるという前提のもので成立しているフリゲならではでした。恐らくシェアウェアだったら完成度がどれだけ高くても、内容が内容なので批判が何割かを占めつつ、カルト的人気を博したかなと想像しています。スマホゲームに至ってはユーザー層が若年なためか、シビアな内容のゲームは受け入れられない傾向にあるので、まさにフリゲでこそ成立した名作だと思っています。

とある方が「このブログとSランク評価で一致したのはこれだけ」(「ファ!?「籠の街」「夏ゆめ彼方」「ほろびのゆりかご」は違うんか!?(泣)」と思ったのは、私と雪さんだけの、ここだけの秘密です)と書いてましたが、好きな人はとことん好きという世界観、ゲーム観ではないかと。

1作作るだけでも大変だし時間もかかるのに、このクオリティの3部作ってマジか?現実に作れるのか???というのが最初の衝撃でしたが、体験版をやる限りネタがまだまだ残ってそうなので驚きました。でも相当大変でしょうし、無理はしないでください。

続編ものがやらかしがちな事として「前作のキャラが酷い目に遭う」と言う物があるので、そこだけ危惧しています。「クロノ・クロス」も「TOD2」もそれで随分叩かれました(でもどっちも大好きなゲーム)。しかしこのシリーズはキャラが酷い目にあってナンボなところもあるので、ジレンマです。

「よいもの」は気に入って頂けたようですし、是非使ってください。
Posted by 管理人 at 2020年02月21日 08:57
初めまして。
サークル「喜劇上演団体B」でシナリオを主に担当しております、栄之尾雪と申します。

初めに、私たちが制作した『夜底奇劇・星空物語』にたくさんの嬉しい言葉を頂き、本当にありがとうございました。
初めて制作した作品だったので、頑張って作った甲斐があったと、記事公開当時はサークルメンバー全員で大喜びしました。
記事を公開されてから、かなり月日が空いてのご挨拶となってしまいましたが、この場を借りてお礼を申し上げます。

また、『宵染奇劇・黄昏物語(体験版)』もレビューして頂き、本当にありがとうございます。
『夜底奇劇・星空物語』は三部作の一部作として制作したため、続編の構想は初めからあったのですが、やはり続編ということで、プレイヤーの方々の期待に応えられるか、かなり不安がある中で体験版を公開致しました。
そこで、このレビュー記事を拝読し、ひとまず期待から外れた作品にはなっていないようだと確認することができて、大変励みになりました。
今も『宵染〜』は製作中ですが、モチベーションの1つとなっております。本当にありがとうございました。

ところで、『宵染〜』の記事中で「よいもの」という略称が登場されますが、こちら私たち「喜劇上演団体B」が公式に使用する略称として、使わせて頂くことは可能でしょうか。
「よいもの」という響きがとても素敵なので、ぜひ使わせて頂きたいと考えております。
仮に許可を頂けた場合は、『夜底〜』の略称である「ほしもの」同様、ツイッターのハッシュタグや宣伝の際の呼称として使用させて頂く予定です。用途に問題がありましたら、お断り頂ければと思います。

コメント欄をお借りしてのご連絡となってしまい、大変申し訳ありません。
お忙しい中お手数おかけ致しますが、ご返信頂ければ幸いです。
Posted by 栄之尾 雪 at 2020年02月20日 22:58
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