目に見えるすべてのものがモノクロに見える大学生の「僕」は、駅のホームで不思議な「少女」と出会う
別れる筈が、一晩泊めてくれとお願いされ、奇妙な同棲生活が幕を開ける
色が見えない主人公という設定は「記憶の欠片は始まりの赤」とか、ゲームでは幾らか使われているが、本作は色を使った伏線が上手で、とあるシーンでは「そういうことか!」と唸ってしまった。
プレイヤーに見えてるものと僕に見えてるものは違うのか?と思っていただけに、これは面白い見せ方だ
僕は、ひょんなことから知り合った少女と同棲生活をすることに
僕が成人男性で、少女がその半分くらいの年齢とあるので、「みのりびよりに」以来の年の差カップルですね
本作をぶっちゃけて一言で説明すると、男子大学生と女子小学生の恋愛もの
現実なら捕まる
…まあね、この少女には隠された秘密があるわけ
「少女の正体」、「僕の色は何故失われたのか?」、「少女と出会ってから見るようになった昔の夢は何か」…
そして「夢の中に出てくる少女そっくりな人物は何者か」…
というパズルのピースを埋めていくうちに、僕は答えに辿り着く…
王道だよね
一昔前の泣きゲー系のエロゲーやギャルゲーの雰囲気で、少女に隠された秘密もプレイヤーの予測の範囲内だけど、こういうトラッドなギャルゲーは好感が持てますね
まあ女子小学生はギャルじゃないけど
作画は綺麗で、メインストーリーと関係ないふたりの会話劇はなかなかに面白いし、章ごとに分かれたストーリーはテンポ良く進むので、起承転結と纏まりのある良作です
そして何より、少女が可愛かった
恋愛ものである以上は、ヒロインが可愛いのは絶対条件だしね
ネタバレ感想、色々と
少女は僕の死んだ幼馴染だったわけだが、ミスリードかはさて置き、途中まで僕が子供の頃助けた猫なんだろ?って思ってました。
根拠は僕がこの年頃の少女に知り合いはいない(動物ならいるんだろうと推測)と言った事や、わざとらしく野良猫を拾うシーン、猫耳っぽい髪型など、色々あります
途中から狐の話になるので、猫じゃないなら狐だろ?白いしなとまで思ってた
でも外れ。人間でしたね
モロに事案な男子大学生と女子小学生のキスシーンで色を取り戻すのは、とてもいいシーンだったが、少女と再会するため僕が取った行動は、そこまでやっちまうか…と少し怖かったな
狂気の愛だね
ここで急激にサイコホラー化したよね
そもそも僕は10歳女児の裸(パンツだけは履いてたが)を見て興奮するようなやべーやつだしね
色を使った演出は上手い
少女にどんどん色がつくんだが、僕は何故かその事に触れない。
おかしいぞと思っていただけに、理由が明らかになるシーンは驚きだ
でもなぜかバハムートには最初から色があるよね。セーブロード画面も色があるし、仕様ミスなのかな…
最後までキャラクターに名前が無かったが、何故だろうね。でも飼い猫のバハムートだけは名前がある(笑)
評価C
65点
タイトル画面から色が消えたり、また色が戻ったり、Loadの下が選べるようになったり…
演出も良かったです
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