姉と二人で団地に暮らす小学生・昼間ミサ。 しかし、ある日突然姉が大量の血痕を残して失踪してしまう。 ミサの前に現れた事件の謎多き担当カウンセラー・暮方計を巻き込み、事件は否応無しに泥沼にはまってゆく。 果たして主人公は姉を連れ去った犯人を見つけ出すことができるのか?
全8話のうち、4話までを収録。便宜上、本作を「前編」と呼びます
最初に適性テストと称した選択肢を選び、2ルートに分岐。
失踪した姉のうたげを探す少女、ミサと、うたげを殺した癖にしれっとミサのカウンセラーとして接近する特殊性癖殺人鬼の青年、計。それぞれが主人公
作者の前作であるMINDCIRCUSに比べると、かなりストーリーがシンプルで、読みやすく整理されてる
SF展開も(いまのところ)ない
チャプターが4つに分かれており、1チャプター15〜20分程度で終わるので、サクサクと物語が進んでいく所為でもあるかな。煩わしいマップ移動やフラグ立てもない
作中でも「わかりやすい物語」との記述があるように、サイコサスペンスでありながら、単純明快で読みやすい話なのがよかった。
うたげを殺した計は、死体を処理しないといけない。だが思わぬアクシデントが発生し、躓く
警察に疑われてしまった。なんとかしなくては…
…と、緊迫感のあるスリリング展開が面白いね。
殺人鬼が警察を欺こうと試行錯誤したり、死体を隠す展開はドキドキする
むしろ小説によくある。ナオミとカナコとか
妹を溺愛しており、ぐう聖に思われた姉も実は暗黒面があったり、キャラクターはどれもおかしいヤツばかりなので、電波キャラのセリフや思考回路は、サイコ好きの需要にも応えてる
ミサが仲のいい筈の姉に粗末な食事を与えられ、自分を豚だと思うシーンは、悲しい気分にさせられるね。
ここだけは計も大人として(殺人犯の癖に 笑)本音で対応した気がする(でも後編で待ってるのは更生ではない気がするな)
うたげはミサがこうなることを必死に防いでいたけど、結局こうなっちゃったね…
評価B
70点
後編が早くプレイしたいですね。
個人的には前作より面白いと思う。誤字脱字誤用も、後々、修正していくでしょう。
グラフィックは、前作のほうが凝った出来ですけどね。
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