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2018年06月13日

雨紡ぎの四葩 レビュー感想 ^v^

恋人にフラれ、傷心旅行をしていた想一。



山で発見した紫陽花の写真を撮っていた時、何かに気づく…



そこで見つけたのは、人間の体の一部だった…








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▼まあタイトル画面の通り人間の一部というのは人形でした、というオチで、主人公は田舎町の洋館で、人形の他のパーツを探すことになる。












▼まず特筆すべきポイントとして、メインヒロインのオルタシアが…







「首から上だけの人形」という斬新過ぎる設定







何せ、殆どのシーンでは生首だけ。


一昔前、〇〇と恋愛する系というゲーム、漫画が流行ったけど、それらよりインパクトが強いくらい。



更に大昔の、トマックという鉢植えに生首が突き刺さったギャルゲーを思い出したね。


(本作はその方向性では押し出してない模様だけど)









でもそんなたこルカみたいなヒロインが、最初こそは違和感があるけど、これが妙に可愛く見えてくるんですよ










首しかないのに





なので、かなり画期的な設定のヒロインでありながら、ヒロインという役割をキッチリ果たしてるのが凄いね









▼パーツ探しや、館の住人、客への聞き込みに奔走する主人公







別れた元恋人とも強引に再会し、プレイヤーにストーカー気質を見せつける。









想一…結構やべーやつやんけ…






彼をフった元カノの判断や、住人らの警戒は正しい…








▼松岡修造が「なんとなく生きてるんじゃないですか!?」とブチギレそうなウジウジ主人公とは真逆の爽やかイケメンや洋館の主に片思いする家政婦などが登場(なぜか紫津子が自分を嫌っている理由に気づいてないが、自分の父親に色目使ってりゃそりゃ嫌うよ(笑))














▼パーツを隠した犯人は誰か?というミステリ要素が二転三転し、面白かったです







犯人は平凡な設定で意外にあっけなく犯行を認めるも、そこで事件解決ではなく、解決後が本番。





ストーリーは加速し、事件の真犯人と、ヒロインコンビの正体にはかなり驚かされた




ネタバレはしないけど、非常に切ない結末でした。



宣伝文では陰鬱なゲームとして押し出してるが(暴力、性表現ってのが人形相手だったのはショック。性表現は紫津子がよかった(悲))、終わってみれば泣きゲーかも

yasashiisekai_No-0000_compressed.jpg
(もうとっくに成人女性なのにツインテ…オルタシアと同じ髪型にしたんやな)









紫津子が泣いているシーンは、初登場がフラッシュバックする、とてもいい演出だったね(スチル差分の使い方が上手い)














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評価C
65点






ローゼンメ〇デン?






って初見で思ったんですが、ローゼンメイデンとは、全く違いました。



ギャルゲー+ミステリ+サイコホラー+感動の、かなり作り込まれた一作


絵も美麗で、女性キャラも(巨乳だし)可愛い


ゼンマイの効果音が混じってたり(実際の効果音としてはオルゴールだろうけど)、BGMもマッチしてる。


ムービーや歌まで自作(ただバッドエンドのムービーが、紫津子ENDと同じなのはおかしい。雨が上がらないバッドエンドなのに、映像では雨が上がってるし)



……と、総じて良作ノベルゲームでした。









▼エンディングは、結構感動する人もいるんじゃないでしょうか。



泣きたい人におすすめです。











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