地域によるゲーセンvsゲーセンの派閥争いをテーマにしている
私も平成育ちなので、このまだ熱気のあった時代のゲーセンの描写とかが、とても懐かしい(こんな風に変な派閥でゲーム勝負、なんて子供ではなかったが。というかこういうゲームのチームって実在するのか?ブンブン丸とか新宿ジャッキーとかか?)
今のゲーセンは本当につまらなくなってしまった。そもそもゲーセンがほとんどなくなった。90年代にはスーパーマーケットや生協の中にも巨大なゲーセンが入っていたり、ゲーム、ゲーセンが日常生活に非常に近しい存在であった
今はゲーセンの入ってるスーパー、イオンくらいかな。それもアーケード筐体とかはあまりなく、プライズゲーム、メダルゲームが主流だろう
あとは、パっと見てもゲーム性、操作方法を理解できない、意味不明な音ゲーばかり
本当に変わってしまった。
これについてはレトロゲームと今ゲーム、レトロゲーセンと今ゲーセンというテーマでまたいずれ書くかもしれない
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6巻に比べると一息ついてか、90年代ゲーマー物語というより、ただのラブコメになっちゃった感が少しあるかな。
これまではラブコメ要素のあるゲームマンガ(ゲーマーマンガ)だったが、ゲーム要素があるラブコメ、または主人公とヒロインがゲーマーのラブコメって感じになってしまった
多分著作権問題のせいもあるかな。描きたくても描けないネタも多いんだろう
もっとも、作者は最初からハイスコアガールをラブコメと言ってたので、元々こういうストーリーを予定していた可能性もある
その影響が、ハルオと小春の再戦が余りにも呆気なく終わってしまったこと。これには、ちょっとガッカリ。前回が引っ張って引っ張ってやっと勝負したのに、まるでおざなりに対戦して、お粗末な結果になってしまった。
晶と小春の対戦に関してもそうだね。恋愛のオマケみたいに描かれてる。ゲーマーvsゲーマーではなく、女vs女、っていうね
でも悪いところばかりじゃなくて、晶が徐々に恋愛に積極的になるのはよかった。
久々に再会したときから、そのような描写はあったね。
ハルオは根っからのゲームバカだから晶をライバルとしてしか見てなかったが、逆に、あのときの晶は明らかにゲームと関係なく、ラブコメ的にハルオと会いたがっていたからね
だがゲームネタを引っ込めて、ラブコメと一緒に90年代ネタ、渋谷カルチャーなどについて描写したのが懐かしくも面白かった。
アムラー、チョベリバは時代が違うのでギャグだろうけど、チーマーやガングロミニスカコギャル(今で言うJKのこと。余談だがコギャルのコは子供ではなく高校生の略。高校生は子供ではないという認識は当時からあったのだろう)、エアマックス狩り、本当に懐かしい。たまごっちとかもほしかったな
しかしエアマックス狩りはわかるが、ジーパン狩りは聞いた事もない。ギャグっぽいし作者の創作だろうか
ガリガリくん狩りってのも、まあないだろうし
中盤からはもう殆どただのラブコメでゲームが全然関係なかったので、面白いながらも微妙でした。でも85点の良作
90年代がテーマらしいから、もうそろそろ終わるのかなー
PS2初期くらいまではやってほしい
前までゲーマーマンガといえば80年代〜のレトロ世代が多かったが、最近は次世代機世代マンガも増えたね。おばあちゃんとゲーム、とかね。
気付けば既に90年代も懐かし過ぎる時代だ
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