いい記事を書くコツは、自分に合ったスタイルを見つけること、というお話
最近コラムを書いていなかったので、珍しく2連続
▼読了率などを計測してくれるツールもあるが、それすら要らない方法。
自分に合った文章やレビューの書き方が分からない人は、ブログというツールを利用する方法をおすすめしたいね。
雑誌と違いアンケが無くても、十分できる。
▼やり方は30本ほど記事を書いて、その反響やPVを分析するという、余りにもシンプルなもの。
データ化して細かく解析…とまでいかずとも、メモ帳にでも「この記事は伸びたし、反応もよかった」「これは駄目だった」と1つ1つの記事を比較し、それぞれ考えられる長所短所、なぜ伸びたのか、なぜ駄目だったのかを書き出す。
すると、「この記事は文章が長すぎたからダメだったのではないか?」「こっちは読者のニーズに合ってない?」など、様々な原因が見えてくる。
「1000文字以内」「テンション高め」など、「タグ」でもつけると今風かもしれない(フリーゲームをレビューする場合ネット世論によって突然伸びることがあるので、それも調べれば、時事にも強くなる)。
▼だったら次は短くしたり、違う読者に向けてみる。
そのような検証を続けると、「自分に最も合った書き方」や「他人から求められているもの」が分かるようになる。
私なら「フリ優」は基本として、子供に向けて書いている。文字数や語彙も、あわせて微調整する。
少し堅苦しいなら、それだけ短文にする。
実際のところ子供向けを意識したレビューは反響が良いのか、アクセスも徐々に伸びていった。
彼らにとって読みやすく、頭に入るレビューを書けていたのだろう。
立ち上げてしばらくは長文レビューもあったが、今は一切書いていない。
もともと好きではないし、PCではなくスマホの小さな画面で1日何百ページとブラウジングする時代になったので、ウェブライティングというわけではないが、時代の変化を意識したんだよね(スマホは指をサっと動かすだけで、簡単に読み飛ばせてしまうしね)
▼何より自分にフィットした文章は書きやすく、詰まることがない。
自分のスタイルを確立すれば、レビューも早ければ数分で書けるようになる(上手いか、読みやすいかは別問題として)。
笑ってしまうほど単純な方法だけど、いまいち参考にならないレビュー(レビュアー)は、そもそも自分のスタイルを確立できていないことが多いので、このような検証・自己分析すら一切行っていないのではないかな。気取った言葉を使うと、全くブラッシュアップしていない。
それじゃ似合わない、しかもサイズの合わない服を無理矢理着せられてるのと同じだよね(逆にサイズに合った服は、快適でしょ?)。
勉強スポーツ絵、なんにでも当てはまるが、上手くいったときはなぜ上手くいったか?失敗したならなぜ失敗したかを考えることはすべてに於いて重要で、頭を使わないと絶対に上達しないからね。
▼今、野球人気がとても熱い。大谷翔平が世界を席巻している。
彼はとても素晴らしい選手だが、では彼と同じトレーニングをした選手が大谷翔平になれるかというと、そんなことはプロでもありえない。ミスマッチは故障にもつながる。
それぞれ生まれ持った適性や、求められる物が違う。
同じトレーニングをしても、身につく筋量も違うだろう。
逆に大天才大谷も、ほかのポジションにはまるで向かないかもしれない
レビューもそれと同じで人それぞれ個性や得手不得手があるから、自分なりのスタイルを導き出して欲しいね。
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30本も書けないと思ってる人でも、まずやってみれば自分なりのやり方や適性が見えてきて、徐々にギアが上がります(感覚をつかむだけなら、そもそも30本も要らないかもしれません)。
シナリオにしても、プロットを作らずとも、勢いで書き出すと思ったより筆が進み、完成することもあります(修正は後からやればいいです)。
体が動くことで頭も動くようになると、作家の誰かも言ってました。
ちなみにこの2本のコラムにはちょっとした伏線を張ったというか、いつかの実験の続きを施しています。結果は何れ、ネタにするかも。
全ての練習法に言えると思う
シンちゃん潤いのフリゲタイムのプラスに、少しでもなれたなら嬉しいです。
「教養と知識」、「知識と情報」が違うように「情報とネット情報」も全くの別物ですが、最近、一部のフリゲレビューが「ネット情報化」している印象です。
記号的ワードや情報の切れ端、他人の話だけ寄せ集めたゴシップの切り抜きのようなレビューばかりで、動画サイトの文字だけの動画や、コメントに近いものがあります。矢印がどこに向いているかも不明で、読んだ後そのフリゲをプレイしたいとは、いささかも思いませんでした。
川澄シンヤその人は、自作ゲームという創作に於いては自分の心(と下半身)に実直だと思っていました。最初の作品から、あまりブレていません。
ヒロインは大体脱がされますし、気に食わない事があると監禁するし、殺人も辞さないなら、時にはケツを丸出しにします。
絵もぐんぐん綺麗になってますが画風は「川澄シンヤの絵だな」とサムネでもわかるくらい特徴的なので、シンヤイズムはブレることを知らないなといつもビビっていました。
これからもそんなシンヤイズムがどう爆発するか、一ファンとしてとても楽しみです。
スマさんのレビューは簡潔で分かりやすく、ゲーム選びの参考になるのでとても助かってます!
たまに他の方のレビューを読むこともありますが、誰に向けて書いたのか(既プレイ勢、未プレイ勢、作者)分からない文章になっているので、内容が全く頭に入ってこない時があるんですよね…。
自分の向き不向きを理解するって、とても大事ですよね。
自分の作風と真逆のゲームをプレイして「私もこんなゲームを作りたい!」と考えたこともありましたが、今は「自分のスタイルに合ったもの(作りやすい内容のもの)を作っていこう」と思いながら活動しています。
これからも(性癖に素直に)我が道を行くゲーム制作をしていこうと改めて思いました!ありがとうございました!!