クリアに1か月以上かかった!
チャイムを鳴らすシーンでシャットダウンしてしまうため、
私は生涯、この家のチャイムを鳴らすことができないのかと思っていた
アップデートされ、やっと「夏の少女 〜boy meets girl this summer〜」を再開できたわけだ(1か月半も……待たせやがって……)
▼まあクリアして思うことは…このゲーム…
テイストが恐ろしいほど古い。
古臭いといってもよい。
ギャグの「ノリ」やヒロインのキャラクター性など、90年代のようだ。
意図的でないなら、作者は何歳なんだろうか…。
ストーリーも物凄く古いというか、かつて流行ったネタを全部ぶち込んだ感じだ
…
多分誰もがこのシーン見たことあるなあ…となる。
だが私はこのゲーム、結構気に入った。
アマチュア特有の「勢い」がものすごいからだ。
この感触は「タマキハル」などにも感じた。
▼「ヒロイン」は可愛いし、
流行りネタのぶちこみでありながら、
最後の最後に、どんでん返しというか、お約束破りがある。
ヒロインの正体が〇〇というゲームではエンディングで〇〇することがお約束だが、このゲームは一味違った。
クリアまでやると、「あー意外とこのパターンはなかったかなー!なるほど!」となる
私はこの1か月半、ずっと〇〇って実は〇〇〇じゃね?
だって〇が同じじゃんと思っていたので、実にすっきりした。
主人公が〇〇〇〇という序盤の伏線も、終盤まさかの回収だ
▼演出もねえ…
メインキャラは作画されているものの
モブキャラはシルエットで表示されているんだが、
ここにちょっとしたトリックが使われており、
シルエットモブに、重要キャラクターが紛れ込んでるんだよねえ
その正体を現すシーンは、このゲーム一番の見所かもしれないねえ
…
そんな感じで、お約束オンパレードながらに、美点がある
▼以前紹介したように、王道ボーイミーツガールだ。
主人公は夏の少女と出会い、彼女のため奮闘する
メインテーマは恋愛、つまり本作はラブコメ、ギャルゲーに位置づけられるが、
主人公やヒロインを取り巻く人間ドラマの解き明かしもあり、一筋縄ではいかないストーリーだった
▼学園ものでもあるが、ディティールは適当というかファンタジー。あまり力を入れてないように思えた。
…中学って化学の初歩こそ習うが、化学の授業は、なかったような…?
他にも現実の学校とは乖離した設定、展開が続いたので、人情味ある学園ストーリーの舞台としては、違和感あり
評価B+
70点
作画もきれいだし、古き良き同人ゲームという感じの良作でした。
かなり古臭くハイテンションではちゃめちゃなので、若いプレイヤーには、むしろ新鮮に映るかも?
主人公とヒロインのしゃべり方や会話劇は、あまりの古臭さに俺が産まれる前のいにしえの時代の風を感じたほど。
是非やってみて!
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