彼らは自分を知っているようだが、自分は全く見覚えが無い。
疑問に思いつつ傍観していると、とある事実に気が付いた。
…あれ?俺って、誰?
そんな中、一人の女性がつぶやいた。
「私たちは、ここに集まって一週間…一日一人ずつ…怖い話を披露するんです…。」
平凡な一日の最後に語られる、ちょっとした小話を披露する六人の男女の物語。
▼ファッッッ!?!?!?
フ ァ フ ァ フ ァ フ ァ フ ァ フ ァ ッ ッ ッ ! ? ! ? ! ?
ファファファッファファファファファッ?!?!
…
まなみエンドを見た、私のリアクション…。
▼記憶喪失の主人公が、その場に居合わせたメンバーと、1日ごとに怖い話をする…
「森の中の檻」はそんなあらすじ
お察しの通り「学校であった怖い話」風で、終盤、安定の殺人事件が起こる。
和気藹々としていたはずのメンバーだが、犯人はこの中にいる…?
…
▼…ストーリーは結構面白かったね。
主人公が記憶喪失ってのが、定番ながらにプレイヤーを引っ張るギミックになってる。
主人公はいったい何者なのか?
偽名で集まっているメンバーは、いったい何の集まりなのか…?
良い奴らに見えるが、何か裏がある…
…そんな謎かけが、プレイヤーの興味を誘うわけ。
90分〜120分ほどの長編だが、この謎への興味だけでも、最後までプレイしようという気になるかと
▼ホラー要素はあるが、ホラーゲームではない。
そしてギャルゲーでもないが、いい意味でギャルゲーっぽい。
親友キャラ(?)以外は全員女性なので、1人は気になるヒロインがいるんじゃないか。
キャラクター性も、なかなかユニークだ
正体が判明する個別エンドもあり、終盤からエンディングにかけて予想……というよりは期待を大きく裏切る秘密が明かされるので、「ファッ!?」となること請け合いだ
▼…一応、ミステリでもあるのだが……
問題は、5話かな。
正直このトリックと犯人は禁じ手に近いんじゃないか。
「かまいたちの夜」でもあったし、
メタ的な伏線はあるのだが、
今時そんなオチ…?みたいになる。矛盾もある。
人によっては、萎えるかもしれない
評価B
70点
スチル枚数も多く、なかなかの力作
怪談ではなく小話を披露するのも、珍しい題材でしょう。
3話などは、むしろ気持ちのいい話でした。
1話ごとにストーリーが区切られており、テンポもよかったです。
ギャルゲーや小話、クローズドサークルが好きだ……
または人の秘密を暴きたいなんて人は、やってみては。
おすすめです。
【その他のおすすめフリゲ】
「ポプリ」
ダークテイストな、大人の童話。
バッドエンド?がちょっと怖い。
「異世界ものに出てくるトラック運転手を救いたい」
おまけの唐突なゆっくりが面白い(笑)。
作者はトラックドライバーなのだろうか?
「ビャクイ大学ユウレイチャット」
「学校であった怖い話」風味なホラーノベル。
伏線が露骨に張られているからオチには気づくかも。
おすすめは1.2話。怖いというより「怖いwwwww」だった。
「二次元疑似彼女」
「尊い命」のような、最近流行りの(?)レトロゲーム風SLG。
選択肢中心のギャルゲーで、ヒロインの好感度によって反応が変わるのか、いきなりキレられたりして、面白かった。
隠しキャラクターもいるらしいが、未発見。
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