「本当の問題」とは一体なんでしょうか?
世間をさわがせる破廉恥なゴシップ?
亡くなった詩人が最期に語った悲願?
「天使の歌」なんて陳腐な都市伝説?
......それとも、青い瞳をもつ少女のささやかな、嘘?
これは、その答えを探す物語。
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「思いやり」をテーマにしたビジュアルノベルです。
▼前情報なしでプレーしたので、非常に曖昧模糊としたゲームで困惑した。何せシリアステイストと思いきやいきなり俺のケツを舐めろだし。かといってギャグはない
最初BLUE*の*ってケツの穴だと思っちゃったよ
難解なテーマに思えて、シナリオ的にはヒロインが実は病気で〜。生きる意味を無くしてて〜。自殺願望もあって〜。という定番。
最終的には人生哲学の話かなと思った、作者なりのね
答えである「本当の問題」は本当に簡単というか定番な答えだった
▼シナリオ構成はテレビアニメ風で、それぞれの話で違うヒロインを主役にした話が続く。
これがかなり厄介で、「主役回」が終わったキャラが突如空気になるのがかなり違和感あった。
特に、姉の扱いが中途半端。中盤までは完全にメインキャラなのに本筋には全く絡んでこないっていう……
明らかにまだ話は終わってないし、作中でも重要人物扱いだったのに、主役回が終わったらいきなり登場しなくなる。終盤にチョイ役で1度出るだけ。
主人公を弟くんと呼ぶ理由とか一切スルー。これは主人公との距離感があるから、義理の姉弟から本当の姉弟になって、名前呼びになるんやろなあ…
って思ってたら、まさか何もないまま終了するとは…
呼び方も最後まで弟くんのまま
ネコも、なぜか全く登場しなくなる(話にちょっと出るだけ)。あれから、ヒロインの家には何度も行くのに、まるでいないかのような扱い…
燿子にしても主人公の事が好きっぽいんだけど、特に描写されないまま終わってしまった。妹に好きな男を譲ったのかしらん…。そのあたりの葛藤も描いてほしかった
主人公の見殺しにした親友アキラが実は生きてたのは驚いたけど、妹分である優とのカラミ、アキラ登場時、既に優の主役回が終わっているためか、一切なし。
会話にすら登場しない。普通、長年の積もる話とかないか???
アキラも、優は元気か?の一言もないのはおかしい。同様に、優も
そもそもこの3人で幼馴染親友トリオ(あとアキラの妹もか)だったんだし、優編でもアキラのエピソードは非常に重要な要素だった、まさに「当事者」なのに
なのに優がヒロインから外れた途端にメインキャラからも外れるとか…
そもそも1999年、2001年の彼女たちに一切触れられないのはおかしい。いくら回想型ヴィジュアルノベルといえど、現代ももっと描写して欲しかった
▼システム面、その他
文章は厨2病的だが、文章力は低くない。だが、かっこつけた文章なのに、誤字脱字が多いのでかっこ悪い
演出は、悪くはないが、エンディングは実際に音を鳴らした方がカタルシスがあるだろう
絵、立ち絵は微妙なところがあるが、一枚絵が綺麗。
音楽、結構いい曲がある。自作かしら
▼そして最後に…
棗が霊能者で、常に死んだ鈴と一緒にいた、鈴が語り部だったってオチ、伏線、あったっけ?驚きはしたが相当強引だった
そもそも世界観がまるで違う、ファンタジーに唐突に変貌。幽霊が出て会話までする世界観と違うやん…ここは最後の最後だけに相当評価が分かれそう
評価85点、良作
しかし80年代のファッションって本当にこんな感じだったのだろーか。親友コンビなんてハイネックに黒ジャケットって、ペアルックじゃん。それとも、キャラデザ担当に衣装を描くセンスがないのか
アキラと妹のダサさは、いかにも80年代っぽかったな。金髪のホストがまだ珍しい時代なんかね。80年代の空気を描けてるとは言い難いが、ここはリアル
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