3人の美少女「好き好き大好き愛してる〜!」
そんな感じに突然3人の美少女に愛の告白をされちゃった「俺」!
嬉しさのあまり飛び上がるような気持ちになるけど
よくよく考えてみたら美少女3人と
これといった関わりや接点を思い出せないんだが!
俺「ありがとう!突然の事でまるで何かの冗談みたいだけど
とっても嬉しいよ!!
でも…えっと、あれ?
俺達そんな恋が芽生える程の出来事なんてあったっけ?
どうして俺が好きなの?理由を教えてくれない?」
美少女3人「えっ…?!どうしてって聞かれても…。」
何気なく聞いた事だったのに3人の美少女は急に焦り始めて?!
大人っぽいセンパイのすみれ「好きになるのに理由なんて必要かしら?」
ブリブリブリッ子の後輩きいろ「身体目当…一目惚れだよ☆(ゝω・)vキャピ」
クラスメイトのあかね「…ずっと見てて…気持ちが抑えられなかったみたいな?」
え?!何でそんなに焦ってるの?!
何か俺に知られたらマズイ事情でも抱えてんの?!
ったく腹にどんなイチモツ持ってるのかは知らないが
どいつもこいつもアヤシイ奴らだぜ!!
一体何?!どういう事なの教えてくれよ神様!
幼馴染みのそらいろ「そんな事より誰か1人選ばなきゃでしょ?
僕、俺くんの恋路応援するからね!」
▼うーん、面白かった
この作者のゲームはだいたいプレイしたが、「KIMIとLOVEしよっ!」はひとまずの集大成じゃないか
▼ジャンルギャルゲー。
単純明快で、主人公である「俺くん」は3人の美少女に同時に告白され、誰と付き合うか迷っている
ところが3人は、何か秘密を隠していて…?
さてさて一体何を隠しているのか、彼女たちが告白してきた目的は何か…というお話
▼テーマは色々あるが、しっくりくるのが「虚構と真実」かな
…そう真実
つまりヒロインたちは俺くんに嘘を吐いた上で告白してきたけど、1人だけ本当の事を言ってるんだよね
そのヒロインルートこそトゥルーエンド(?)だが、一体誰が本当の事を言っているのか、推理しながらプレイすると面白いかもしれない
▼ただ少しネックなのが……「ひとまずの集大成」ということはつまり、旧作とネタが被っているという事でもあるんだよね。
作者のゲームをプレイしていると、いやプレイしていなくても、もしかするとオチが読めてしまうかもしれないね
▼…だが大丈夫だ。安心して欲しい。
このゲームはオチが読めたところで笑いあり涙ありで、とても面白いから
特にやはりメインヒロイン(?)のルートがね……これはすごくよかった……
馬鹿馬鹿しいギャグにしか見えなかった他シナリオの伏線が回収され、「虚構と真実」というテーマに則った、実に読ませるシナリオだったな
現代社会への風刺もあり、これ1本だけでも、非常にクオリティの高い短編ギャルゲーといえるだろう
▼逆に残念なのは親友キャラであるそらいろのストーリーがね……余りにも「おまけ」すぎた
本作の裏ヒロインのはずなのに、3分程度で終わってしまう(「夏の夕陽の公園にて、あれは誰だったの?」みたいに新シナリオはあるのだろうか)
俺くんが思わせぶりな台詞を喋ったし、もう少しだけ、この2人の行く末を読みたかった
評価B
70点
ポップなグラフィックと音楽に、テイストの違う、3本のストーリー……
絵、話、音と隙がない出来栄え
短編オムニバスギャルゲーとしては、久々の良作でしょう
ちなみに私の好きなヒロインは、あかねとそらいろ
特にあかねが好きだね。おっぱいも大きいしな
【ゲームの話いろいろ】
▼ネットの話題作「ひかげものがたり」、実に面白そうだね
イメージビジュアルを見た時、直感的に「「かたわ少女」っぽいな」と思ったのだが、
なんと障害を持ったヒロインもいるという。
別にインスパイアされたわけではないだろうが、「かたわ少女」は名作中の名作だし、
いまのところ類似作品あれど追従できるほどのゲームはないので、
「ひげもの」には勝手に「かたわ」を重ね、期待したい
…ただこのゲーム、ADVではなくSLGっぽいんだよね。つまり「クラナド」ではなく「キミキス」
SLGはシステムが売りになる分シナリオが薄くなることが多々あるので、
この世界観とキャラクターでがっつりシナリオを読みたい私としては、不安要素だ
「かたわ」はリリースからもうずいぶん経つが、唯一無二の個性と輝きを放ち続ける
「籠の街」「死月妖花」「Diva&Gunshot-ウタヒメ ト ジュウセイ-」「鼓草」など、ラストシーンやスタッフロールが素晴らしかった名作はあるが……
それとはまた別の大きな感動だ
琳シナリオラストシーンの、これまでのストーリーが全て光に包み込まれて終わるような独特の感慨は、他のゲームではいまだに味わえていない
ビジュアルノベルの1つの完成形でしょ
▼1年前の良作をピックアップする、月1恒例コーナー…
「鼓草」「TOWER of HANOI」に続き紹介する、2020年12月の良作は…
「愛の監禁ごはんはXXXチャーハン」
滅茶苦茶面白かったね…
今考えても恐ろしい完成度だわ…
1年経つも、これを超える脱出ゲームは現れなかった
脱出ゲーム×恋愛×サスペンス…この融合が見事
どういうことかというと、「恋人を助けるため脱出を目指す」というストーリーが、そのままプレイヤーがゲームに没頭する要素になってるんだよね。
自分ではなく、恋人を救いたいわけ
最愛の恋人を助けるため、なんとしてでも脱出したろ!って思わされたもん。
序盤から伏線が張り巡らされているし、ここまでストーリーが面白い脱出ゲームは稀だ。
絵も綺麗だったね
まあ傑作でしょ
▼その年の下半期にスコアレビューしたフリーゲームを
ランキング形式で発表する恒例記事は、今年も大晦日にアップします
しかし別にめでたいことだから(?)というわけではないけれど、今回は少しパターンを変え、正月にアップしようかなとも。
どのフリゲが入るか予想しながら、ゆるっとお待ちください
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