説明には、「超短編恋愛ノベル」とある
すなわち、「雫」は短編の恋愛小説である
だが「雫」はノベルであって、ノベルではない
その本質は「最大の見せ場が、ノベルの部分ではない」からだ
主人公はクラスで浮いている、いわゆる「ぼっち」の女の子
唯一の拠り所である先輩が、もうすぐいなくなってしまう
彼女は、先輩に想いを伝えようとする…
…
以上が「雫」のあらすじである。短編とはいえ、3行で済んでしまうほどに、シンプルだ
しかしシンプルゆえに雑念の余地がなく、主人公の想いはストレートに読み手に刺さる
先輩は主人公に、ある小説の一説を聞かせる…
そこに込められた想いと、先輩の一言…
そしてその後の胸を打つシーンを、是非見届けて欲しい
これはノスタルジーであり、見る小説だ!!
評価B+
70点
やはり特出しているのは演出で、カット割りなども細かく、「ノベル(小説)ではなく、ノベルゲームである」といえる演出力
たった一言なのに、ボイスも効果的でしたね。これは「使い方」が上手いんです
なんとなくだが、ジブリ映画のような雰囲気を感じた
「耳をすませば」「おもひでぽろぽろ」が好きな人には、ぐっとくるかもしれないですねえ(ストーカーは出ませんが)
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