エンディングまでの、クリティカルなネタバレあり
01の反逆…
HANOIは「人工知能搭載アンドロイド」なので実体があるが、01には「何もない」んだよねえ…
HANOIに悪意を持っている根源が「嫉妬」とは思っていたが、ここまで深い憎悪があるとは想定外だった
01自体、もっとファニーなマスコット的扱いだと思っていた
これは私もコーラルやHANOIたちと一緒で、「気づいてあげられなかった」ということだろうね…
これまでに10時間はプレイしてるので、まだ3の塔があるの!?
……そう息切れしていた矢先、まるで打ち切り漫画みたいに唐突なラスダン中枢出現
しかもお助けキャラが、送ってくれる
正直…助かった
(;^ω^)
こっからまた塔上れとか言われたら、積んでたかもしれん…(3の塔自体には行けるので、まだダンジョンが残ってる可能性あり)
さてさてそんなわけでRPGのお約束、ラスダンに行けるのは2人だけときて、パートナー選び
親密度Aのミラとシンディから、選択することになる…
私が選んだのは…
ミラ
我ながら、迷うそぶりすら見せなかったね
ラスダンはそろそろプレイヤーが疲れると作者が空気を読んだのか、非常に簡単でよかった
考えさせられる要素やテーマ性がないダンジョンも、初めてだね
エネミーもすべて機械的な存在だ
そして遂にラスボスであるシューニャとの戦い…
消すか消されるか、失うか失わせるか…最終戦にふさわしいドラマチックな戦闘だ
「TOWER of HANOI」はRPGとしては「敵側にも事情がある」という王道的なストーリーなのだが、それをもっとも象徴する戦いでもある
エピローグは10年後。HANOIの人権団体を作ったコーラルおじさん(43)……もう母親より年上やんけ
コーラルとミラは徹底して母子という関係で描かれてきたが、ミラに男の影があると知ったコーラルの反応を見るに、恋愛に発展するんだろうか……10年も経ってるのに…
エピローグで一番よかったのは、「コーラルはミラにとって家族のような存在であり、10年経ってもそれがまったく変わっていない」ことだね
ミラがラスダンで語っていた通りなので、もっとも綺麗な、ふたりの関係の着地点
(お前も変わってねーよってツッコみたい)
ミラの面倒見の良さが「育児用HANOIだから」ではなく、「ミラだから」というのも、HANOIというカテゴライズではなく個を尊重しており、実によかった
今作もスタッフロールになかなかニクイ演出があり、本当に細部まで拘りあるRPGだった
というわけで、ここで評価を出します…
評価S+
95点
とんでもない良作でしょう。紛うことなき名作
ストーリー、グラフィック、システム、演出、音楽、細部までの作りこみ。絶妙なゲームバランスと謎解き
そしてもっとも重要な「テーマ性」……
間違いなく、名作フリゲとして10年後も謳われる
プレイ日記は今回で一区切りですが、本作にはシューニャルート、シューニャエンドがある模様
名前から察するに、ストレスをため込んだコーラルがシューニャに寝返って、HANOIたちを殺すのかな
清掃員も仲間になるらしい…
攻略法としては、TrueEndTを見るほうが簡単なんだよねえ…
HANOIに料理を作ってもらうだけでも、ストレス値が下がるしね
ストレス値はマイナスに振り切って逆に精神状態が心配になるレベルで低いから、シューニャエンドを見るには、最初からプレイしないとダメかしら…
10年後の他のキャラクターの姿も(見た目は変わってないだろうけど)見ておきたいので、何とかして攻略したい
……
吉田は良い感じに熟れてそうだ(笑)
…そういえば、オープニングのストレステストの回答者は、誰だったのかな…
ミラは結局、人間には悪意がなかった
ただの演出でなければ、「01がHANOI用テストをやっていた」が一番しっくりくる(またはシューニャ)
01のダンジョンを調べた時テストの音声が流れ、ラスダン突入時にカットが入ったしね…
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