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2018年01月02日

映画「無限の住人」の感想…イマイチな部分もあるけど良い映画だと思うし、1本の映画として仕上げようと頑張ってるのは好感持てる。

今日は映画「無限の住人」の感想です。

昨日感想を書いた映画「東京喰種 トーキョーグール」と共にDMMから送られてきました。

まさか2本ともマンガの実写化映画が届くとは。

という訳で、DMMの月額レンタルDVDでの鑑賞です。



映画「無限の住人」は2017年公開の三池崇史監督作品。

日本ではなかなか監督の名前って出ないし、覚えられない傾向があるけど、

それでも三池崇史監督は多くの人が知っている監督だと思う。

色んなジャンルの映画を作っていて、良くも悪くもいわゆる振り幅が広い。

三池崇史監督の映画を1つ観て、この監督は凄いと思って、

また別の映画を観るとあれ?って、映画によって当たりハズレがあると思う。


ただ、最近ではマンガの実写化が続いてしまい、

中でも映画「テラフォーマーズ」のせいで一部で批判が強くなった気がする。

ただ、あの映画の感想でも書きましたが、映画として成り立たせようと頑張っていました。

結論としては、やらなきゃよかったと思うのだけど、

それでも三池崇史監督だから、あんな感じには出来たって思う。


さて、映画「無限の住人」は先ほどからも書いていますが、

原作は沙村広明による同名のマンガ。

コミックは4巻ぐらいまでは読んでいたのですが、

途中から読まなくなってしまいました。

つまらなくなったとかじゃなくて、

当時、ブックオフの100円コーナーで見つけては買っていて、

なかなか100円にならなくて揃えられなかったという。

なので、原作と映画の話の違いがどうとか言えないし、

読んでいたのも20年以上前なので、ほぼ知らないぐらいの知識です。

映画を観て、ちょっと全巻揃えたいなって思いました。


簡単なあらすじですが、

不死身の男万次に親の仇を依頼する娘浅野凜。

最初は断っていた万次だったが、過去に守れなかった女に似ていたのもあり、

凜の依頼を受ける事になる。

そして仇である天津影久率いる逸刀流の剣客達との戦いが始まるのだが…という感じかな。


キャストですが、

主人公の不死身の男万次を演じるのは木村拓哉。

まあ説明不要の存在ですよね、木村拓哉。

劇場公開のタイミングと木村拓哉という役者のイメージで凄く損している。

全然良かったですよ。

木村拓哉は何をしても木村拓哉って言われるけど、

余計なイメージが強すぎるんだよなあ…それが良さにもなるからやっかいだけど。

浅野凜を演じるのは杉咲花。

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」のかあちゃんの遺伝子があったって子ですよ…泣いたなあ。

今回は弱い存在だし、決意も揺らぎそうになるのだが…という役ですが、

良い感じで弱そう感が合っていたと思う。

仇である天津影久を演じるのは福士蒼汰。

このブログでは映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想を書きましたが、

いつの間にか人気俳優になっちゃいましたね。

フォーゼはリアルタイムで観てたのでなんか嬉しいです。

確かに強いだけでなく、美しさ的な要素もあるキャラクターだったと思うので、

ちょっと綺麗要素のある福士蒼汰は合ってるかも。

その他、戸田恵梨香、北村一輝、市川海老蔵、市原隼人などが出演しています。

いや、市川海老蔵良かったなあ。


さて、映画「無限の住人」の感想ですが、良い映画でしたよ。

以前も書いたのですが、「るろうに剣心の大友啓史監督にやらせろ」なんて書いてた人がいましたが、

三池崇史監督で良かったですよ。

もちろん連載マンガの実写化は難しい。

「無限の住人」という話から何を取捨選択するか、すごく難しい課題だった思う。

残念ながらこの映画でもイマイチなところはあるのですが、

「ちゃんと映画にしている」のは三池崇史監督の力だと思う。


ほんと原作を今度全巻揃えようと思うのですが、

まだ原作の展開をしらない知識としては、よく映画1本でしっかりやったなと。

今時の人は2部作とか3部作にすれば良かったって言うのだけど、

基本はアクション映画なので、2部作、3部作にすべきでは無いと個人的に思う。

もちろん、ここで監督が見せたいのはアクションではないと、

登場キャラクターの人物描写に力を入れる内容なら2部作などもありかなとは思うけど。


死にたいと持っていた不死身の男が物語を通してどうなるのか、

仇討ちをしたいと思っていた娘が物語を通してどういう考えをするのか。

圧倒的な悪だと思っていた敵はどういう存在だったのか。

どうしても1本の映画に収めようとすると描ききれないところも出てくるし、

上映時間が2時間20分っていうのは、少し長い気もする。

だけど、極力1本の映画として成り立たせているのは偉いなあって。

この部分は、昨日感想を書いた映画「東京喰種 トーキョーグール」が出来てなかったところ。

続けて観てみると余計に感じるなあ。


上映時間は長いんですが、それでも見飽きないように作られていて、

映画が「始まってすぐにもうクライマックス並みの戦いが始まる」ってのは、

映画「ドクター・ストレンジ」でもやっていた演出で、最近の流行かなって。

映画が始まったらまずは掴み。

激しいアクションを見せながら、主人公の説明をするのは見事だと思う。

引き画でも妹が倒れているのが分かる画づくりとかも、さりげなく凄い。


最初の戦い後、モノクロからカラーになってタイトルってのも良いと思います。

それと縦書きの名前の書き方も、時代劇を見せてくれるんだなって気がして良かったです。


クライマックスと言えば、

予告編とかで「1人対300人」とか言ってたけど嘘じゃん。

ネタバレしちゃうから詳しくは書かないけど、少なくとも「1人対300人」じゃないし。

映画「300(スリーハンドレッド)」の印象があるから300って言葉を使いたかっただけじゃん。

本当に映画の内容とは別にして、映画の配給というか宣伝ってセンスないよね。

センスが酷いのはまだ良いけど、嘘はダメだと思うよ。

まあ客が入ればなんだって良いんだよね…いつもの事だが。


宣伝のセンスはクソだと思うけど、

映画のクライマックスは良かったですよ。

「誰を切れば良いんだ」ってやりとりはもちろん、

橋の下でも上でも戦ってるってのを1カットで見せてくれるのとか、

なかなか日本映画じゃお金かかるから見せてくれないし。

でも、そういうこだわったカットがあるか無いかって印象違いますよね。


少し残念だったのは市原隼人演じる尸良の扱い。

ちょっと中途半端でしたよね。

なんとなくクライマックスに水を差しにきたのかなって思っちゃう。

もちろん、どうやってピンチを脱したのかってのが、

クライマックスの戦いの中のちょっとした展開があったりとか、

そこら辺は映画的なんだけど…強引な印象はあった。

持ってる武器捨てろって、あんなけの武器を劇中でもっと使ってほしかったなあ。


市原隼人と言えば、この映画では映画の中で、

人を切った時に血が出る時と出ない時があって、

どっちやねんって思ってしまうのは勿体無いなあ。

1つの映画の中では血の流れ方とか同じ見せ方の方が良いと思う。

三池崇史監督はそれぐらいは分かっていると思うから、

そういう事が難しかったか、それよりも何かを選んだのだろうけど。


あと気になったのは、万次の着物とかは良かったのだけど、

凜が着ている着物があんまり汚れない。

あの赤い色が目立つだけに綺麗さが目立った。

もう親もいない状態なんだから、そこら辺はボロボロでも良いんじゃないのかな。

戸田恵梨香の着物もだけど、なんか女性の着ているものは綺麗って世界観か。


でも、基本的にはしっかりした作りなのは安心して観れます。

先ほども書いた画作りとか、美術・セットも見事だと思います。


キャストのところでもチラッと書きましたが、

市川海老蔵演じる閑馬永空が個人的に好きでした。

海老蔵こそ、なにをさせても海老蔵って気がするけど、

その市川海老蔵が本当に魅力があって良い。

あんなにボソッと、それでも力強くセリフが言えるって凄い。


で、閑馬永空戦にて、不死身の体でも死ねるって知った時に、

一瞬万次が止まって「死ねねえか」って言うのは良い瞬間でした。

ほんと木村拓哉、良い役者だと思うんだけどな。


全然関係ないけど、

凜の父親である浅野虎巌を演じる勝村政信が板尾創路に見えて仕方が無かった。

エンドロールで板尾じゃないじゃん!!って。


仇討ちに対して「理屈じゃないんです」とか、

その凜に対して「決意の程度を見せてみろ」ってのは、

今度実世界でも使ってみようと思うセリフでした。


あと、ああいう終わり方好きです。

その後どうなるのかなあ…なんて考える余地がある終わり方、良いですよね。

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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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