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2018年01月17日

映画「美しい星」の感想…火星人の彼が最後に観たものは。

今日は映画「美しい星」の感想です。

何かの映画を観た時の予告編で、

この映画は面白そうとDMMの月額リストに入れていたら届きました。

という訳で今回はDMMのレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「美しい星」は2017年公開の吉田大八監督作品。

吉田大八監督と言えば映画「桐島、部活やめるってよ」かな。

凄い好きな映画で、珍しく映画館で観たのですが、

あの時たまたまオカンと一緒に観に行ってて、

自分が涙を流しながら観てた隣で、

「すっきりしない映画だね」と言ったのは今でも覚えています。


この映画の原作は三島由紀夫による同名の小説。

…もちろん…未読です。

ちゃんと本は読まないとなあ…なんて、思うんですけどね。

たぶん、本をしっかり読めば、もっともっと映画に対しても、

理解が深まると思う…思ってても出来ないものですが。


映画「美しい星」の簡単なあらすじですが、

テレビでお天気キャスターとして活躍する大杉重一郎。

彼はアシスタントの若い女性と不倫をしていた。

ある夜、車を走らせていると眩い光に包まれ、

気がついたら田んぼの真ん中にいたのだった。

その日より重一郎は何か不思議な感覚になる事があり、

ある時、自分は火星人だと気が付くのだって…みたいな感じかな。


キャストですが、

自分は火星人と思う天気予報士大杉重一郎を演じるのはリリー・フランキー。

このブログでは映画「惑星ミズサ」とか映画「海街diary」に出ています。

また後ほどにも触れますが、

リリー・フランキーって本当に凄いよなあって思う。

冷静に見たら小汚いおっさんであるはずなのに、

なんでこんなに魅力を感じてしまうのだろうか…凄い人です。

あと、結構いいおしりの持ち主だと思った。

水星人と知る事になる息子の一雄を演じるのは亀梨和也。

ジャニーズってだけで、観られ方が厳しくなる部分もあるだろうけど、

この映画では凄い良かったですよ。

プラネタリウムで女の子に怒られれて気まずい感じとか、良いなあって。

「そうだよ、キレイだよ星」…恥ずかしいなあ。

金星人と知る事になる娘の暁子を演じるのは橋本愛。

この美しくもダークな雰囲気が出せるのは橋本愛ならでは。

彼女の特徴と役がマッチしていてました。

確かに橋本愛は不思議感あるよなあ。

地球人である妻の伊余子を演じるのは中嶋朋子。

CBCラジオにて「ラジオシアター〜文学の扉」にて、

よく声は聴いています。

家族の中で唯一地球人なので大変な立ち位置なはずですが、

まさかのお水のマルチ商法にハマるという。

その他、佐々木蔵之介、友利恵、若葉竜也、樋井明日香、

などが出演しています。


さて、映画「美しい星」の感想ですが、良い映画でした。

原作を読んでないので、映画と何が違うのか分からないのですが、

タイトルの「美しい星」って言葉が深いなあって。


映画のメッセージも良いと思うのですが、

この映画はリリー・フランキーの魅力がいっぱい詰まってます。

若い女の子との不倫セックス後の「アツッ」ってセリフがリアル過ぎて。

絶対この人ヤってるって…じゃなきゃ、そんな演技できないって。


あと、「人生の暑い、寒いを経験して本当の天気が分かってくる」って、

いいセリフだなあ。

その後の「たまにはくださいよ、ビシッと当たる予報」って流れ最高。


そしてなにより、火星人と認識してからの感じ。

あの謎のポーズの瞬間に、最高のタイミングでカメラが切り替わるのが、

さすがプロのスイッチャーだって思ってしまう。

でも、弱ってからの演技とか、ほんとこの人は何者なんだと思う。

ネタバレになってしまうので結末などは書きませんが、

ラストのシーン含め、リリー・フランキーの魅力が光ります。


リリー・フランキー以外にも佐々木蔵之介とか存在感あって良かった。

「質問の意味ではなく、質問された事の意味を考えろ」とか、

ちょっと今度後輩に向かって言ってみようと思う。

そして「あのボタン」のシーン。

カウントダウンは始まったぞ、と。


あと、やっぱ橋本愛は独特の雰囲気良かったなあ。

「君は金星人」って言って橋本愛の興味がひけるなら言うんだけどなあ。

金星人でも地球人でもそういう事はしっかりしないと、と周りから言われるんだろう。


そんな訳で俳優の演技は素敵です。

で、本当はストーリーについても書いていきたいのですが、

この話は絶対にネタバレとか展開を知らない方が楽しめる。


予告編でも出ているので、

すでにキャストのところにも書いてしまってるのですが、

家族がそれぞれ違う星の人だって事は知らない方が楽しめる。

まだ映画を観てない人に関しては、

本当に何も知らずに観てもらいたいんだけどなあ。


映画の冒頭は家族で食事のシーン。

オソブーコ食べたいなあ…これは個人的な話。

息子1人が遅れて来るのだが、そもそも家族がギスギスしている。

そんな家族が物語の最終的にはどうなるのか。

火星人である彼が最後に見たものは何だったのか。

そして、美しい星というタイトルに、色々考えさせられます。


あ、美しい星ってタイトルが出るタイミング良いですよね。


地球は美しいか?って問いに、

やっぱり綺麗だなって…いや、綺麗な部分もあるんだよ、と。

あんまりちゃんとは書けませんが、

そこまで説教くさくもなく良いバランスで観れると思います。


ストーリーとは関係ないけど、

電話してる時に握手とか写真撮って良いですかってのはダメだと思うのと、

タクシーあんなところで降ろすなよ、とは言いたくなる。


「茶葉変えたの、あ、水か」っていう細かいやりとりの面白さも良い。

美しい星 Blu-ray豪華版(2枚組)




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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