2018年01月10日
映画「レインマン」の感想…「子供が頭の中で作る友達」のレインマンをトム・クルーズが理解した瞬間は今観てもいいなあ。
今日は映画「レインマン」の感想です。
先日、映画「素晴らしき哉、人生!」の感想を書いた時に、
今年は昔の映画を意識的に観ていきたいなと書いたのですが、
今回もレンタルDVDショップの過去の名作コーナーみたいなところから選びました。
という訳で、レンタルDVDでの鑑賞…字幕スーパーです。
映画「レインマン」は1989年に日本公開されたバリー・レヴィンソン監督作品。
バリー・レヴィンソン監督は多くの映画を監督していますが、
やはりこの映画「レインマン」のイメージは強いですね。
他にも映画「グッドモーニング, ベトナム」や映画「スリーパーズ」など数本観ていますが、
やはり昔の監督というイメージがありました。
しかし最新の監督作は映画「ロック・ザ・カスバ!」で日本では2016年公開、今でも現役かとビックリ。
この映画「レインマン」はアカデミー作品賞を受賞しているタイトルでもあるので、
多くの人に観られているとは思いますが、自分が最初に観たのはテレビ放送だったかな。
自営業の家に生まれて、夕飯時間が一般的な家よりも遅く、
21時頃とかに家族でご飯ってのが普通だったので、よく家族でテレビで映画を観ていたなあ。
なかなか映画館にも連れて行ってもらえなかったので、
子供の頃から映画はテレビで観るって刷り込みがあったせいか、
今では「映画は映画館で観るもの」って分かっていても、
多くをテレビで観てしまうのはあの頃の習慣が関係してるのかな…なんて。
映画とは関係ない話をしてしまいましたが、まあ昔の名作映画の1つです。
簡単なあらすじですが、
車の販売事業をしているチャーリーだが、仕事はトラブルなどで上手くいっていなかった。
そこへ親子関係が上手くいっていなかった父の訃報を知らされる。
財産相続も兼ねて実家に戻ってみると、チャーリーがもらえるものは車とバラの木だけだった。
なんとチャーリーには自閉症の兄レイモンドがいたのであった…みたいな感じかな。
キャストですが、
兄を連れ出し財産を貰おうとするチャーリー・バビットを演じるのはトム・クルーズ。
若い…ちょっと前に映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を観たってのもあるけど、
さすがに30年近く前の映画ってのを観ると若いって思う。
逆に30年経っても良い男でやっているトム・クルーズって改めてスゴイ。
個人的にはトム・クルーズって好きで、特に何を考えているか分からないあの表情の顔が好きですが、
まだこの頃は「あの顔」のキレはそんなに無かったのかと発見。
自閉症の兄レイモンドを演じるのはダスティン・ホフマン。
2ヶ月ほど前に感想を書いた映画「クレイマー、クレイマー」では若っ!って書いたのですが、
あの映画からおよそ10年、
この映画「レインマン」ではダスティン・ホフマンの演技が光ってます。
その他、ヴァレリア・ゴリノ、ジャック・マードック、ジェリー・モーレンなどが出演。
さて、映画「レインマン」の感想ですが、今観ても良い感じの感動があります。
やはり、先ほども書きましたがダスティン・ホフマンの演技は秀逸。
言葉は悪いですが、自閉症のサヴァン症候群である「普通では無い」感じに見えるのは、
役者が演じてると言う事を忘れさせるほど説得力があった。
トム・クルーズもこの頃の「若さ」がこの映画には合っている。
この映画は自分の事、金の事でいっぱいだった男が、
お金ではない「別のもの」の存在と大切さに気がつく話。
映画序盤のイライラしているトム・クルーズが、
49年型ビュイックに乗ってダスティン・ホフマンと旅を通して、
心が通じるロードムービーでもある。
ロードムービーで大事なのは、
旅に出る前と旅の終わりで、いったい何が変わったのか。
名作だし、ほとんどの人が観ている映画だから、
今更ネタバレどうこうは無いと思いますが、
古い映画ほどまだ観てない人がいるのではないかと思うので、
まだ観てない人は結末とか知らずに観て欲しいなと思う。
とりえず「レインマン」とは劇中の言葉では、
「子供が頭で作る友達」です。
なんでこの映画のタイトルが「レインマン」なのか。
それが分かるシーンは、グッときますよね。
映画のファーストカットで車を吊って運んでるシーン、
そして街の引き画から始まるのですが、
昔の映画を観るとこういう画がなんか時代を感じれていいなって。
映画「素晴らしき哉、人生!」も時代を感じれますが、
モノクロとカラーではまただいぶ印象が違うし、
カラーでも、またこの時代のカラーは違うんですよね。
あと、この映画を観ていて「時計ってのは売れるんだ」と。
昔、ヤクザはみんなロレックスをつけているのは、
これは緊急で逃げなきゃいけない時にロレックス1つ身に付けていれば、
それを質屋で売って逃走資金に出来るからと聞いた事がある。
実際、ヤクザがみんなロレックスをつけているかは知らないのだけど、
この映画を観ても時計ってのは売れるんだなって。
もちろん、車のディーラーがヤクザって言ってる訳ではないです。
そして笑えるのはセックスしてる時にテレビを観にくるシーン。
あの画は笑えるなあ。
絶妙にちょっと長めですし。
ラスベガスでのスウィートルームでのダンスでは、
あ、トム・クルーズの方が身長高いんだって新たな発見が。
そう言えば、ラスベガスのシーンの字幕で
「買った金」って出てたけど「勝った金」だよね?
字幕のチェックって何人体制でやるのか分からないけど、
明らかな間違いは気がついて欲しいなあ。
訳し方とかにクセがあるのは仕方がないけど間違いは…ね。
そうそう、ラスベガスではもう1つ印象的なエレベーターのシーンがありますが、
凄く素敵なシーンではありますが、改めて観ると、
エレベーターって止めれるの!?って。
いや、もしかしたらこの時代のエレベーターは中にボタンがあって、
それを押したら外部からは入ってこれない仕組みなのかもしれない。
迷惑…とかそんな事は思いませんよ、凄く素敵なシーンなので。
抱きつけない感じとか良いですよね。
そんな訳で、ネタバレはしない様に書きますが、
終盤の電車を見送るシーンは良いですね、ジーンときました。
そして、エンドロールの写真。
あ、あの時のって思っちゃいますよね。
いいなあ、今観てもあったかい気持ちになれる映画です。
先日、映画「素晴らしき哉、人生!」の感想を書いた時に、
今年は昔の映画を意識的に観ていきたいなと書いたのですが、
今回もレンタルDVDショップの過去の名作コーナーみたいなところから選びました。
という訳で、レンタルDVDでの鑑賞…字幕スーパーです。
映画「レインマン」は1989年に日本公開されたバリー・レヴィンソン監督作品。
バリー・レヴィンソン監督は多くの映画を監督していますが、
やはりこの映画「レインマン」のイメージは強いですね。
他にも映画「グッドモーニング, ベトナム」や映画「スリーパーズ」など数本観ていますが、
やはり昔の監督というイメージがありました。
しかし最新の監督作は映画「ロック・ザ・カスバ!」で日本では2016年公開、今でも現役かとビックリ。
この映画「レインマン」はアカデミー作品賞を受賞しているタイトルでもあるので、
多くの人に観られているとは思いますが、自分が最初に観たのはテレビ放送だったかな。
自営業の家に生まれて、夕飯時間が一般的な家よりも遅く、
21時頃とかに家族でご飯ってのが普通だったので、よく家族でテレビで映画を観ていたなあ。
なかなか映画館にも連れて行ってもらえなかったので、
子供の頃から映画はテレビで観るって刷り込みがあったせいか、
今では「映画は映画館で観るもの」って分かっていても、
多くをテレビで観てしまうのはあの頃の習慣が関係してるのかな…なんて。
映画とは関係ない話をしてしまいましたが、まあ昔の名作映画の1つです。
簡単なあらすじですが、
車の販売事業をしているチャーリーだが、仕事はトラブルなどで上手くいっていなかった。
そこへ親子関係が上手くいっていなかった父の訃報を知らされる。
財産相続も兼ねて実家に戻ってみると、チャーリーがもらえるものは車とバラの木だけだった。
なんとチャーリーには自閉症の兄レイモンドがいたのであった…みたいな感じかな。
キャストですが、
兄を連れ出し財産を貰おうとするチャーリー・バビットを演じるのはトム・クルーズ。
若い…ちょっと前に映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を観たってのもあるけど、
さすがに30年近く前の映画ってのを観ると若いって思う。
逆に30年経っても良い男でやっているトム・クルーズって改めてスゴイ。
個人的にはトム・クルーズって好きで、特に何を考えているか分からないあの表情の顔が好きですが、
まだこの頃は「あの顔」のキレはそんなに無かったのかと発見。
自閉症の兄レイモンドを演じるのはダスティン・ホフマン。
2ヶ月ほど前に感想を書いた映画「クレイマー、クレイマー」では若っ!って書いたのですが、
あの映画からおよそ10年、
この映画「レインマン」ではダスティン・ホフマンの演技が光ってます。
その他、ヴァレリア・ゴリノ、ジャック・マードック、ジェリー・モーレンなどが出演。
さて、映画「レインマン」の感想ですが、今観ても良い感じの感動があります。
やはり、先ほども書きましたがダスティン・ホフマンの演技は秀逸。
言葉は悪いですが、自閉症のサヴァン症候群である「普通では無い」感じに見えるのは、
役者が演じてると言う事を忘れさせるほど説得力があった。
トム・クルーズもこの頃の「若さ」がこの映画には合っている。
この映画は自分の事、金の事でいっぱいだった男が、
お金ではない「別のもの」の存在と大切さに気がつく話。
映画序盤のイライラしているトム・クルーズが、
49年型ビュイックに乗ってダスティン・ホフマンと旅を通して、
心が通じるロードムービーでもある。
ロードムービーで大事なのは、
旅に出る前と旅の終わりで、いったい何が変わったのか。
名作だし、ほとんどの人が観ている映画だから、
今更ネタバレどうこうは無いと思いますが、
古い映画ほどまだ観てない人がいるのではないかと思うので、
まだ観てない人は結末とか知らずに観て欲しいなと思う。
とりえず「レインマン」とは劇中の言葉では、
「子供が頭で作る友達」です。
なんでこの映画のタイトルが「レインマン」なのか。
それが分かるシーンは、グッときますよね。
映画のファーストカットで車を吊って運んでるシーン、
そして街の引き画から始まるのですが、
昔の映画を観るとこういう画がなんか時代を感じれていいなって。
映画「素晴らしき哉、人生!」も時代を感じれますが、
モノクロとカラーではまただいぶ印象が違うし、
カラーでも、またこの時代のカラーは違うんですよね。
あと、この映画を観ていて「時計ってのは売れるんだ」と。
昔、ヤクザはみんなロレックスをつけているのは、
これは緊急で逃げなきゃいけない時にロレックス1つ身に付けていれば、
それを質屋で売って逃走資金に出来るからと聞いた事がある。
実際、ヤクザがみんなロレックスをつけているかは知らないのだけど、
この映画を観ても時計ってのは売れるんだなって。
もちろん、車のディーラーがヤクザって言ってる訳ではないです。
そして笑えるのはセックスしてる時にテレビを観にくるシーン。
あの画は笑えるなあ。
絶妙にちょっと長めですし。
ラスベガスでのスウィートルームでのダンスでは、
あ、トム・クルーズの方が身長高いんだって新たな発見が。
そう言えば、ラスベガスのシーンの字幕で
「買った金」って出てたけど「勝った金」だよね?
字幕のチェックって何人体制でやるのか分からないけど、
明らかな間違いは気がついて欲しいなあ。
訳し方とかにクセがあるのは仕方がないけど間違いは…ね。
そうそう、ラスベガスではもう1つ印象的なエレベーターのシーンがありますが、
凄く素敵なシーンではありますが、改めて観ると、
エレベーターって止めれるの!?って。
いや、もしかしたらこの時代のエレベーターは中にボタンがあって、
それを押したら外部からは入ってこれない仕組みなのかもしれない。
迷惑…とかそんな事は思いませんよ、凄く素敵なシーンなので。
抱きつけない感じとか良いですよね。
そんな訳で、ネタバレはしない様に書きますが、
終盤の電車を見送るシーンは良いですね、ジーンときました。
そして、エンドロールの写真。
あ、あの時のって思っちゃいますよね。
いいなあ、今観てもあったかい気持ちになれる映画です。
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