2017年02月20日
映画「スモーク」の感想…おばあちゃんんんん!!
今日は映画「スモーク」の感想です。
この映画はもう20年近く前ですが、某レンタル屋でアルバイトをしていた時、
自分は学生だったのですが、同じアルバイトをしていた大人の方に、
「お薦めの映画ありますか?」って聞いたお薦め映画の中の1本でした。
某レンタル屋でアルバイトをしていた時は、スタッフ特典で旧作は無料で借りれたのもあり、
色んな人にお薦めの映画を聞いていました。
たまたまレンタル屋で見かけたので、久々に観てみようかなと思い手に取りました。
という事で今回はレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「スモーク」は1995年公開のウェイン・ワン監督作品。
アメリカ、日本、ドイツの合作映画であり、
堀越謙三など日本人の名前がこの映画に刻まれていてなんか嬉しい。
ウェイン・ワン監督は昨年公開された映画「女が眠る時」などを作っていて今も現役。
映画「スモーク」の続編というか、オギー・レンが登場する映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」も監督していますが、
映画のテイストは全く別物、幅の広い監督だと思いますが、基本丁寧に作ってる印象です。
キャストは煙草屋を営むオーギー・レンを演じるのはハーヴェイ・カイテル。
後でも書きますが彼の「顔」ですは、この映画の魅力の1つは。
多くの映画に出演しているハーヴェイ・カイテルですが、この映画の影響もあり、
なんか気になってしまうんですよね。
ちょい悪そうな雰囲気もありながらも、情に弱そうな感じとかハマってると思います。
煙草屋の常連で作家であるポール・ベンジャミンを演じるのはウィリアム・ハート。
映画「蜘蛛女のキス」ではアカデミー賞を受賞していますが、
最近では映画「インクレディブル・ハルク」でのロス将軍が記憶に新しい。
色んな魅力的なキャラクターが出演している映画「スモーク」ですが、
それでもペール・ベンジャミンが魅力的に見えるのはウィリアム・ハートだからこそ。
スキープレイヤーが山で遭難した話とかの語り口、好きだなぁ。
ポール・ベンジャミンが車に轢かれそうなところを助けた少年ラシードを演じるのはハロルド・ペリノー・ジュニア。
映画の公開時にすでに32歳だったのだが、全然少年に見えるという不思議。
映画「マトリックス」シリーズだったり、映画「ゼロ・ダーク・サーティ」など、
多くの映画で脇を固める役者の一人。
映画「スモーク」では本当に学生にしか見えない…凄いですね。
ほんとその他にも魅力的な人がいっぱい出ている映画ですが、
なんと言ってもおばあちゃんですよね…。
さて、映画「スモーク」ですが、
オギー・レンの営む煙草屋の常連やその人にかかわる人たちの人間模様を描いた映画。
チャプターが分かれており、チャプターが始まる際はその章のメインになる人物の名前が出ます。
なかなか「こういう映画」とも言えないタイプの映画ですが、
なんか良い映画が観たいって時にはお薦めの映画。
全く知らなかったのですが、なんとちょうど今、デジタルリマスター版が劇場で公開されていました。
愛知県ではミリオン座で上映していたのですがすでに終わっていました。
近場では三重県の進富座というところですが、まだスケジュールは決まってないようです。
いけたら行きたいなあ…っていうか、まだ今年に入って劇場で映画を観てないではないか!
何度でも、そして出来るなら劇場で観たいなって思う映画です。
映画の始まりは、音だけ。
なんだろうなって観てると素晴らしい電車越しの街の映像。
この映像を観ただけで、ああなんか良い映画だなって思ってしまう。
それは言いすぎなんだけど、繰り返し見ていると、これだけで思い出す訳です。
映画の作りとしては洋画では珍しいような気がしますが、アップがほぼない。
画角が「引き画とミドルサイズ」の会話が劇中の大半を占めている。
しかもそれぞれがけっこう長尺で撮影されていて、
作品のタッチは違うのですが、構図の構成としてはこのブログで以前書いた、
木下惠介監督作品や小津安二郎監督作品を思い出した。
アップはここぞって時に使う…そういう見方では本当にお手本のような映画です。
劇中にオギー・レンはCanonのカメラで写真を毎日撮っているのですが、
そこで言う「同じようで1枚1枚違う」ってのは深いですね。
パッとみると「どれも同じ様に見える」ってのは写真の事でもあり、毎日の事でもある。
毎日、毎日同じ様な日が続いてると思いがちだが、よく観ると違うんだ、と。
良いですよね、そんな毎日の特定を切り取ったのがこの映画「スモーク」でもありますし。
煙草屋にあつまる人種も多種多様で良いですよね。
また、その人たちを「会話で想像させる」見せ方がうまい。
あんまり書いてしまうと、ただいま劇場でも公開していることですし、
まだ観てない人は何も知らずに観た方が良いかなって思うので書きませんが、
会話の1つ1つがユーモアもあるし、ただ話しているだけでなくそれぞれの人柄が分かる会話が楽しい。
まだ観てない人は、これを機に観て欲しいなって思います。
ほんと今やってるって知らなかったですけどね。
ネタバレはしないように書きますがアップがついにでるところ。
あそこは感動しますよね。
オギー・レンも「ふり」って言っていましたが、その微妙な感情を表情だけで見せる映像は圧巻。
モノクロシーンは本当に感動します。
間に合う人は終わってしまう前に劇場へ!!
この映画はもう20年近く前ですが、某レンタル屋でアルバイトをしていた時、
自分は学生だったのですが、同じアルバイトをしていた大人の方に、
「お薦めの映画ありますか?」って聞いたお薦め映画の中の1本でした。
某レンタル屋でアルバイトをしていた時は、スタッフ特典で旧作は無料で借りれたのもあり、
色んな人にお薦めの映画を聞いていました。
たまたまレンタル屋で見かけたので、久々に観てみようかなと思い手に取りました。
という事で今回はレンタルDVDでの鑑賞です。
映画「スモーク」は1995年公開のウェイン・ワン監督作品。
アメリカ、日本、ドイツの合作映画であり、
堀越謙三など日本人の名前がこの映画に刻まれていてなんか嬉しい。
ウェイン・ワン監督は昨年公開された映画「女が眠る時」などを作っていて今も現役。
映画「スモーク」の続編というか、オギー・レンが登場する映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」も監督していますが、
映画のテイストは全く別物、幅の広い監督だと思いますが、基本丁寧に作ってる印象です。
キャストは煙草屋を営むオーギー・レンを演じるのはハーヴェイ・カイテル。
後でも書きますが彼の「顔」ですは、この映画の魅力の1つは。
多くの映画に出演しているハーヴェイ・カイテルですが、この映画の影響もあり、
なんか気になってしまうんですよね。
ちょい悪そうな雰囲気もありながらも、情に弱そうな感じとかハマってると思います。
煙草屋の常連で作家であるポール・ベンジャミンを演じるのはウィリアム・ハート。
映画「蜘蛛女のキス」ではアカデミー賞を受賞していますが、
最近では映画「インクレディブル・ハルク」でのロス将軍が記憶に新しい。
色んな魅力的なキャラクターが出演している映画「スモーク」ですが、
それでもペール・ベンジャミンが魅力的に見えるのはウィリアム・ハートだからこそ。
スキープレイヤーが山で遭難した話とかの語り口、好きだなぁ。
ポール・ベンジャミンが車に轢かれそうなところを助けた少年ラシードを演じるのはハロルド・ペリノー・ジュニア。
映画の公開時にすでに32歳だったのだが、全然少年に見えるという不思議。
映画「マトリックス」シリーズだったり、映画「ゼロ・ダーク・サーティ」など、
多くの映画で脇を固める役者の一人。
映画「スモーク」では本当に学生にしか見えない…凄いですね。
ほんとその他にも魅力的な人がいっぱい出ている映画ですが、
なんと言ってもおばあちゃんですよね…。
さて、映画「スモーク」ですが、
オギー・レンの営む煙草屋の常連やその人にかかわる人たちの人間模様を描いた映画。
チャプターが分かれており、チャプターが始まる際はその章のメインになる人物の名前が出ます。
なかなか「こういう映画」とも言えないタイプの映画ですが、
なんか良い映画が観たいって時にはお薦めの映画。
全く知らなかったのですが、なんとちょうど今、デジタルリマスター版が劇場で公開されていました。
愛知県ではミリオン座で上映していたのですがすでに終わっていました。
近場では三重県の進富座というところですが、まだスケジュールは決まってないようです。
いけたら行きたいなあ…っていうか、まだ今年に入って劇場で映画を観てないではないか!
何度でも、そして出来るなら劇場で観たいなって思う映画です。
映画の始まりは、音だけ。
なんだろうなって観てると素晴らしい電車越しの街の映像。
この映像を観ただけで、ああなんか良い映画だなって思ってしまう。
それは言いすぎなんだけど、繰り返し見ていると、これだけで思い出す訳です。
映画の作りとしては洋画では珍しいような気がしますが、アップがほぼない。
画角が「引き画とミドルサイズ」の会話が劇中の大半を占めている。
しかもそれぞれがけっこう長尺で撮影されていて、
作品のタッチは違うのですが、構図の構成としてはこのブログで以前書いた、
木下惠介監督作品や小津安二郎監督作品を思い出した。
アップはここぞって時に使う…そういう見方では本当にお手本のような映画です。
劇中にオギー・レンはCanonのカメラで写真を毎日撮っているのですが、
そこで言う「同じようで1枚1枚違う」ってのは深いですね。
パッとみると「どれも同じ様に見える」ってのは写真の事でもあり、毎日の事でもある。
毎日、毎日同じ様な日が続いてると思いがちだが、よく観ると違うんだ、と。
良いですよね、そんな毎日の特定を切り取ったのがこの映画「スモーク」でもありますし。
煙草屋にあつまる人種も多種多様で良いですよね。
また、その人たちを「会話で想像させる」見せ方がうまい。
あんまり書いてしまうと、ただいま劇場でも公開していることですし、
まだ観てない人は何も知らずに観た方が良いかなって思うので書きませんが、
会話の1つ1つがユーモアもあるし、ただ話しているだけでなくそれぞれの人柄が分かる会話が楽しい。
まだ観てない人は、これを機に観て欲しいなって思います。
ほんと今やってるって知らなかったですけどね。
ネタバレはしないように書きますがアップがついにでるところ。
あそこは感動しますよね。
オギー・レンも「ふり」って言っていましたが、その微妙な感情を表情だけで見せる映像は圧巻。
モノクロシーンは本当に感動します。
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