2016年11月11日
映画「アイズ」の感想…ネタバレしない方がいいけど、分かる人にはすぐ分かる。
今日は映画「アイズ」の感想です。
映画で「アイズ」というタイトルの映画は数本ありますが、
2015年公開の邦画の映画「アイズ」です。
今回はレンタルDVDにて鑑賞です。
先ほども書きましたが、この映画「アイズ」は2015年公開、福田陽平監督作品です。
そう、福田陽平監督と言えばこのブログでも感想を書きました、映画「デスフォレスト 恐怖の森5」の監督です。
その時も書きましたが、映画「デスフォレスト 恐怖の森5」の時の共同監督している田中佑和は、
この映画「アイズ」で脚本も担当をしています。
やっぱり福田陽平監督は数々のホラー作品に携わっているだけあって、
不気味な雰囲気を作るのはうまいですね。
さて、映画「アイズ」ですがホラー映画ではありますが、
呪いで次々人が死んでいくとかそういう映画ではありません。
簡単にあらすじを書くと、
女子高生の由佳里は奇妙な夢を見た。
母に起こされた後、家の表札を見ると変なマーキングを見つけた。
アルファベットの様な文字だったが父からはセールスや勧誘の人がつけたのだろうと言われる。
その後、弟の翔太の相手をしていると、友達の奈保から連絡があった。
学校に行くバスに一緒に行こうという誘いだったが、弟の相手をしていて、
そのバスには間に合わないから先に行っていてと伝える。
しかし、奈保はバスに乗ろうとしたところ同級生の田中太一が邪魔をしていたのもあり、
次のバスに乗るのだが、そのバスが交通事故を起こし奈保は死んでしまうのだった。
その後も表札の文字が書かれたり、由佳里の周りには奇妙な事が続き…という話。
映画「アイズ」のキャストは、
まず主演の山本由佳里を演じるのは乃木坂46の伊藤万理華。
前にもどこかで書きましたが、乃木坂46についてはあまり知らないので、
伊藤万理華というメンバーも知らなかったのですがかわいい子でした。
この映画「アイズ」はほぼ伊藤万理華の演技で構成されている映画でもあるので、
それほど映画の経験もないのにもかかわらず、大したものだと思います。
由佳里の母親である山本由布子を演じるのはおぞねせいこ。
彼女は映画「貞子3D」などにも登場していますが、今回は結構大事な役。
ちゃんと役に大事な情緒不安定な感じが出ていたと思います。
ちょっと他の大御所女優と比べると何かが足りない気もしなくはないが…、
ヒステリックな母親感は外してないです。
父親の山本和弘を演じるのは山田太一。
やさしい父親ながらもどこか信用のできない雰囲気があって良いと思います。
由佳里の同級生で由佳里をサポートしてくれる遠藤宗介を演じるのは遠藤耕介。
彼は映画「DETH FOREST 恐怖の森5」にも出ていたのですが、
独特の雰囲気はやっぱりあるのでこれからも良い感じで映画などに出てくれるといいな。
映画「アイズ」について書こうと思うと、どうしてもネタバレになってしまうので、
今回は公開から1年以上経っているし、今回はネタバレします。
この映画はネタバレしないで見た方が圧倒的に面白いと思うで、
もしまだ見ていないって人はネタバレせずに観るのをおススメします。
という事で、ここからネタバレしますので要注意。
映画「アイズ」の感想ですが、まず結論から…出来は良いのだけど、
大事な事が割りとすぐにバレる!!
…という事。
なんだろうなあ…映画「クロユリ団地」を観たせいだろうか。
映画が始まってすぐの、
「新聞取ってきて」「今日は翔太の当番じゃん」…ってやりとりで、
あ…これは弟死んでるわ…って気づく。
その後も、基本的に不自然な構図というかフレーミングが続き、
弟が死んでるのは確定で、父親も死んでるのか?
…いや、父親は母親とも会話をしているからどうやら死んでない。
という感じで、すでにこの家族がおかしいことに嫌でも気づかされるので、
映画後半に実は弟が死んでました…って言われても、
わりとすぐ気づいたんですけど…それは…みたいな。
それ以外にもこの映画には弟の死の真相とか、
一体誰が表札に文字を書いたのかっていう謎もあるんだけど、
一番のどんでん返し要素が「弟の死」だったので、
「そこか〜」…っていう印象が強かった。
決して出来は悪くないのだけど、そこに気づいてしまうと驚き要素はほとんどない。
映画「クロユリ団地」の時は実は気づかなかったのですが、
あの映画のせいなのかな…本当に今回はあっという間に気づいてしまった。
まあ、でもこの映画の本当に一番恐いのは父親だっていう事。
自分の息子が殺されたとしても、表面上の家族を続けれる人の恐さ。
まさに「FATHER」ですわ。
なんだろうなあ…悪くはないけどなあ。
…さってきからそれしか言ってない気もするけど。
ただ予算もないだろうと思われる映画でしっかりした画を作れるってだけでも監督は偉いなあとも思うし、
この映画「アイズ」を観てから映画「DETH FOREST 恐怖の森5」を観ると、
やっぱ福田陽平監督はちゃんと「DETH FOREST 恐怖の森」というものを考えて作ってくれたんだなって思う。
この映画「アイズ」は「リンク」や「らせん」で有名な鈴木光司による短編集「アイズ」の中の一編の「しるし」が原作。
だから映画の中にも「EYE」というワードは出てくるけど、この映画のタイトルとして「アイズ」ってのは少し違和感がある。
これはそのまま「しるし」で良かったんじゃないかなあ。
しっかり作ってある映画だとは思うのだけど、どうも音のバランスが悪い気がする。
特に話し声が聞き取りにくいのはストレスがたまるし、
弟の泣きながら叫ぶのが演出なのは分かるけどストレス。
特に、由佳里が弟がいないことに気づくところのシーンが感動的な音楽と弟の泣き叫ぶ声が延々と続くので、
なんじゃこりゃー!!って思いました。
このブログでは他の映画でいっぱいしてきますが、映画の中で「音」って本当に大事。
友達の奈保からの電話の音の処理ももうちょっとなんとかして欲しかったなあ。
あ、あと、暗い部屋に入るときにまず電気つけろよ!!
ホラー映画でよくあるけど、今回はスマフォの電気を頼りに部屋を調べるんだけど、
他人の家とか、電気をつけちゃいけない理由があるならともかく、
なんで自分の家で電気つけないんだろう…って違和感。
福田陽平監督、次回作期待してます!!
映画で「アイズ」というタイトルの映画は数本ありますが、
2015年公開の邦画の映画「アイズ」です。
今回はレンタルDVDにて鑑賞です。
先ほども書きましたが、この映画「アイズ」は2015年公開、福田陽平監督作品です。
そう、福田陽平監督と言えばこのブログでも感想を書きました、映画「デスフォレスト 恐怖の森5」の監督です。
その時も書きましたが、映画「デスフォレスト 恐怖の森5」の時の共同監督している田中佑和は、
この映画「アイズ」で脚本も担当をしています。
やっぱり福田陽平監督は数々のホラー作品に携わっているだけあって、
不気味な雰囲気を作るのはうまいですね。
さて、映画「アイズ」ですがホラー映画ではありますが、
呪いで次々人が死んでいくとかそういう映画ではありません。
簡単にあらすじを書くと、
女子高生の由佳里は奇妙な夢を見た。
母に起こされた後、家の表札を見ると変なマーキングを見つけた。
アルファベットの様な文字だったが父からはセールスや勧誘の人がつけたのだろうと言われる。
その後、弟の翔太の相手をしていると、友達の奈保から連絡があった。
学校に行くバスに一緒に行こうという誘いだったが、弟の相手をしていて、
そのバスには間に合わないから先に行っていてと伝える。
しかし、奈保はバスに乗ろうとしたところ同級生の田中太一が邪魔をしていたのもあり、
次のバスに乗るのだが、そのバスが交通事故を起こし奈保は死んでしまうのだった。
その後も表札の文字が書かれたり、由佳里の周りには奇妙な事が続き…という話。
映画「アイズ」のキャストは、
まず主演の山本由佳里を演じるのは乃木坂46の伊藤万理華。
前にもどこかで書きましたが、乃木坂46についてはあまり知らないので、
伊藤万理華というメンバーも知らなかったのですがかわいい子でした。
この映画「アイズ」はほぼ伊藤万理華の演技で構成されている映画でもあるので、
それほど映画の経験もないのにもかかわらず、大したものだと思います。
由佳里の母親である山本由布子を演じるのはおぞねせいこ。
彼女は映画「貞子3D」などにも登場していますが、今回は結構大事な役。
ちゃんと役に大事な情緒不安定な感じが出ていたと思います。
ちょっと他の大御所女優と比べると何かが足りない気もしなくはないが…、
ヒステリックな母親感は外してないです。
父親の山本和弘を演じるのは山田太一。
やさしい父親ながらもどこか信用のできない雰囲気があって良いと思います。
由佳里の同級生で由佳里をサポートしてくれる遠藤宗介を演じるのは遠藤耕介。
彼は映画「DETH FOREST 恐怖の森5」にも出ていたのですが、
独特の雰囲気はやっぱりあるのでこれからも良い感じで映画などに出てくれるといいな。
映画「アイズ」について書こうと思うと、どうしてもネタバレになってしまうので、
今回は公開から1年以上経っているし、今回はネタバレします。
この映画はネタバレしないで見た方が圧倒的に面白いと思うで、
もしまだ見ていないって人はネタバレせずに観るのをおススメします。
という事で、ここからネタバレしますので要注意。
映画「アイズ」の感想ですが、まず結論から…出来は良いのだけど、
大事な事が割りとすぐにバレる!!
…という事。
なんだろうなあ…映画「クロユリ団地」を観たせいだろうか。
映画が始まってすぐの、
「新聞取ってきて」「今日は翔太の当番じゃん」…ってやりとりで、
あ…これは弟死んでるわ…って気づく。
その後も、基本的に不自然な構図というかフレーミングが続き、
弟が死んでるのは確定で、父親も死んでるのか?
…いや、父親は母親とも会話をしているからどうやら死んでない。
という感じで、すでにこの家族がおかしいことに嫌でも気づかされるので、
映画後半に実は弟が死んでました…って言われても、
わりとすぐ気づいたんですけど…それは…みたいな。
それ以外にもこの映画には弟の死の真相とか、
一体誰が表札に文字を書いたのかっていう謎もあるんだけど、
一番のどんでん返し要素が「弟の死」だったので、
「そこか〜」…っていう印象が強かった。
決して出来は悪くないのだけど、そこに気づいてしまうと驚き要素はほとんどない。
映画「クロユリ団地」の時は実は気づかなかったのですが、
あの映画のせいなのかな…本当に今回はあっという間に気づいてしまった。
まあ、でもこの映画の本当に一番恐いのは父親だっていう事。
自分の息子が殺されたとしても、表面上の家族を続けれる人の恐さ。
まさに「FATHER」ですわ。
なんだろうなあ…悪くはないけどなあ。
…さってきからそれしか言ってない気もするけど。
ただ予算もないだろうと思われる映画でしっかりした画を作れるってだけでも監督は偉いなあとも思うし、
この映画「アイズ」を観てから映画「DETH FOREST 恐怖の森5」を観ると、
やっぱ福田陽平監督はちゃんと「DETH FOREST 恐怖の森」というものを考えて作ってくれたんだなって思う。
この映画「アイズ」は「リンク」や「らせん」で有名な鈴木光司による短編集「アイズ」の中の一編の「しるし」が原作。
だから映画の中にも「EYE」というワードは出てくるけど、この映画のタイトルとして「アイズ」ってのは少し違和感がある。
これはそのまま「しるし」で良かったんじゃないかなあ。
しっかり作ってある映画だとは思うのだけど、どうも音のバランスが悪い気がする。
特に話し声が聞き取りにくいのはストレスがたまるし、
弟の泣きながら叫ぶのが演出なのは分かるけどストレス。
特に、由佳里が弟がいないことに気づくところのシーンが感動的な音楽と弟の泣き叫ぶ声が延々と続くので、
なんじゃこりゃー!!って思いました。
このブログでは他の映画でいっぱいしてきますが、映画の中で「音」って本当に大事。
友達の奈保からの電話の音の処理ももうちょっとなんとかして欲しかったなあ。
あ、あと、暗い部屋に入るときにまず電気つけろよ!!
ホラー映画でよくあるけど、今回はスマフォの電気を頼りに部屋を調べるんだけど、
他人の家とか、電気をつけちゃいけない理由があるならともかく、
なんで自分の家で電気つけないんだろう…って違和感。
福田陽平監督、次回作期待してます!!
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