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2016年09月30日

映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」の感想…悪い映画じゃないけどね。

明日は朝から仕事なにもの関わらず、夜に映画を観てしまった。

オカンが借りてきたDVDなのだが、明日が返却日だから一緒に観ようと。

あんまり親孝行もしてないので、これぐらいの誘いは受けないとなあ。

…と、言う訳で今日は映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」の感想です。


まあ…母と一緒という事は以前書いた映画「スター・トレック」同様に日本語吹き替えで…。




映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」は2015年公開のデヴィッド・コープ監督作品。

邦題に厳しい自分は「華麗なる名画の秘密」ってなんやねん!って思っています。

ちなみに原題は「Mortdecai」…せめて「チャーリー・モルデカイ」で止めておけば良かったものを。

邦題は誰がつけてるか分からないけど、映画館に人を呼ぶために興味が沸きそうなタイトルをつけるのは分かるが、

映画の内容からかけ離れるタイトルはどうかと思う。

まあ、映画「グランド・イリュージョン」は「Now you see me」が分かりづらいから変えるのは仕方がなかったかなと思うけど、

「スパイ・レジェンド」ってなんだって…現職のCIAから誰っすかみたいな事言われてんだけど。

…という文句は、映画「スパイ・レジェンド」の感想をご覧いただければ。


今回も、昔ジョニー・デップの映画「チャーリーとチョコレート工場」がそこそこヒットした事だし、

同じジョニー・デップの出る映画だったら「チャーリー」って付ければ良いんじゃね、みたいな浅はかな考えはまだ良いとして、

「華麗なる名画の秘密」って何?

これは秘密のある名画が華麗なのか、名画に華麗な秘密があるのかどっちなのか。

ゴヤのとある名画をめぐっての映画であるのは間違いないけど、

「華麗なる名画の秘密」なんてタイトルにつけたら、それがメインかなってみんな思うじゃん。

「どんな秘密が隠されているんだろう」って。

でも、結局ゴヤの名画はいわゆる「マクガフィン」であって、別にそれが他の何かでも構わない程度の物。

なんで原題が「Mortdecai」なのかって言ったら、「彼」の話だから、だと思いますよ。

この話は「Mortdecai」を知る話であって、「華麗なる名画の秘密」なんて別に大した要素じゃないじゃん。


「華麗なる」がついて良いのは一族かギャツビーぐらい。

話は脱線するけど「The Great Gatsby」の「Great」は確かに邦題は難しい。

「華麗なる」ってのも何か違うんだけど、日本人がイメージする「Great」も違うからなあ。

これの邦題を付けた人は悩んだと思いますよ。

少なくとも「華麗なる名画の秘密」とか邦題を付けた人の数倍は悩んだと思いますよ。



さて、そろそろ映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」の話をするとしまして。

…正直、あんまり無いんですよね。


まず、主演は名前はもう出てますがチャーリー・モルデカイのジョニー・デップ。

自分の世代だと映画「シザーハンズ」ってイメージだけど、やっぱり今は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのイメージかな。

もともとちょっと変わった役がハマっていた感はあるけど、今回もクセのある役。

ジョニー・デップだから良かったって感じもあるけど、ジョニー・デップじゃなかったら良くなるか悪くなるかは分からないけど、

ちょっと映画の評価は変わったんじゃないかなと思う。


チャーリー・モルデカイの従者であり相棒のジョックを演じるのはポール・ベタニー。

最近では映画「アベンジャーズ」シリーズとか出てたりするけど、やっぱりポール・ベタニーといえば映画「ドッグ・ヴィル」のあいつ。

映画「ドッグ・ヴィル」はもうちょっと短かったら良いんだけどなあ…でも最後のあの上がる感じのためにもだらだらした長さは必要なのかな。

他にも事件をおうMi5のマートランド警部補にユアン・マクレガーも出ていたり、

悪くないキャスティングかなと思います。

グウィネス・パルトローは綺麗なんだけど、ちょっと年齢を感じまいます…なんだろう。

今回は役にもあってていいんだけど、映画「アイアンマン」シリーズは何か違和感を感じてしまった。

でも本当に綺麗なんだけどね…今回はあのヒップラインの曲線は凝視しました。



話としては、詐欺紛いなことでお金を稼いでいたチャーリー・モルデカイ。

しかし、美術品に関する知識だけは認められており、大学時代の知り合いであるマートランド警部補から、

画の修復士が殺され盗まれたゴヤの画の操作を依頼された。

実はその盗まれたゴヤの画の裏には莫大な金が隠されているスイス銀行の口座番号が書かれているという。

それぞれの思惑でこのゴヤの画の争奪戦が始まった…みたいな感じかな。


この映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」は、基本的にはコメディタッチ。

多少のアクション要素はあるものの、今回は主人公は強くない設定なので、

カッコいいアクションが観れる映画ではない。

変わりに相棒のジョックが戦っているけど、まあ地味なアクション。

なので見所はアクションではなく、小気味良いテンポの展開と合間にあるちょっとしたやり取りの面白さ。

「華麗なる名画の秘密」は、さっきも書いた様に裏に銀行口座が書いてあるってだけで、

それ以上の華麗な秘密はない。

とりあえずは、このゴヤの画をめぐって国から国へと展開していく。


結構悪い評価がされている映画とのことなんだけど、そこまで言うほど悪い映画でもないとは思う。

時間も106分と長すぎないし。

ノリの軽さ、テンポのよさと深すぎないストーリーは、「何も考えずに映画が観たい」って人には良いんじゃないかなって。

でも、じゃあこの映画は面白いのか?!って言われたら、

まあ「面白くはない」…と答えてしまうだろうなあ。



コメディタッチなので許されると思うけど、あんなけ銃で撃たれていたらさすがにご主人であっても、

ぶん殴るぐらいはあっても良さそうなのだが…なんであんなにジョックはつくしてくれるのか分からない。

過去モルデカイに凄い恩があるとか描写があれば納得もできるけど、

なんかジョックが報われない気がするなあ…楽しそうにやってそうだからいいのだけど。

あ、あと、あの敵の女は結局何がしたかったのか?

見間違いかなと思ったけど、なんかモーテルみたいなところで画の番号をあぶりだそうとしてたとき、

男を後ろから殴ろうとしてませんでした?

結局、あの女も金目当てだったってことなの?

金持ちの家に生まれて、お金とか興味なさそうだったのだけど…なんかそこら辺の描写ってあったっけ。

実はもう一方の敵側の女でしたって感じのシーンがあったのかも知れないけど、記憶にない。

あったら見逃しました…ごめんなさい。


そんぐらいかなあ。


もう1度タイトルに触れるとしたら、やっぱり「華麗なる名画の秘密」はない。

つけるなら「ヒゲとゲボ」だな…ってのは冗談で。

やっぱりこの映画は、この事件を通してモルデカイって男の魅力というか生き様というか、

そういったものを表現してると思うので「モルデカイ」もしくは「チャーリー・モルデカイ」で良かったんでないだろうか。


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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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