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posted by fanblog

2016年09月23日

映画「サバイバー」の感想…あいつはどうなったの?

今回は映画「サバイバー」の感想です。

珍しく、うちの母がこんなタイトルのDVDをレンタルしてきてて、

「面白かったよー」なんて言うので、まあ観てみるかな…と。

もちろん、字幕スーパーです!



映画「サバイバー」は2015年公開のジェームズ・マクティーグ監督作品。

ジェームズ・マクティーグ監督と言えば監督デビュー作の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」でしょう。

もともと美術スタッフとして映画業界に入ったという事もあって、

映画「Vフォー・ヴェンデッタ」も、今回の映画「サバイバー」もビジュアルはしっかりしてると思います。

映画全体としてどうなのか…と言うところですが。


突然ですが、「映画の感想」というものについて思うことがありまして。

今までも何度か書いていますが、映画の感想は人それぞれ。

自分が酷評している映画を好きっていう人がいるのも当然だし、その逆もあるべきだと思うし。

で、自分の映画に対する見方について、「単純に面白かったかどうか」が大きなウエイトです。

よく細かいところ指摘していることがあるのですが、そんな事より観てる時に面白いって思えば良い映画って。

ただ、考えとして「1.スジ 2.ヌキ 3.ドウサ」ってものは若い時に刷り込まれていて、

見ていて「この話はどうなの?」とか「この展開には乗れない」っていうスジが納得いかないって思ってしまうと、

急激に自分の中の映画評価が下降します。

なので、何度もネタみたいに書いて申し訳ないけど、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」は、役者の殺陣とかセットの豪華さとか、

頑張ってるってもちろん思いますけど、スジが酷いし演出が最悪だし…ってことで酷い映画だって結論です。


あと、これも刷り込みですが「映画は作りもの、だから作りものって事をバレちゃいけない」という感覚。

大学の教授から言われたことが全てじゃないのだけど、なんかそう刷り込まれた状態で、

「こんな展開ある訳ないじゃん」とか「えっ、なにこの演出」みたいなのが観えるとガッカリしてしまう。


そんなことを主な評価基準に映画の感想を書いていたりします。


あと、ちょっとついでに書いておこうと思うのですが、映画の感想は人それぞれなんだけど、

映画に点数をつけて評価してる人…正直嫌いです。

雑誌の企画とかなら仕方がないとは思いますが、自分のブログで100点満点中何点とか書いてる人が嫌い。

どう思ったか、どこがダメでどこか良い、とかは分かるけど、それを数値化なんて出来るものなの?

…なんて思ってしまいます。

例えば、ある映画の70点とある映画の60点は、本当に70点の方が面白い、というか良い映画なのか?

という思いがありまして、自分は映画に点数をつけて評価してる人はあんま信用しない。



…と、ここまで全く映画「サバイバー」と関係ない話が続いてしまいましたが、

そんな考えの人の感想ですってこと。

そもそも、あんまこの映画「サバイバー」について書くことが無いんですよね、ぶっちゃけ。


主演は外交官のケイト・アボット役のミラ・ジョヴォヴィッチ。

もちろん、あの映画「バイトハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ

外交官のくせになんかテロリストとかと対等に戦っていても違和感がない。

…それってどうなんだとも思いますが。

そして、殺し屋の役にピアース・ブロスナン。

以前、映画「スパイ・レジェンド」の感想を書きましたが、ピアース・ブロスナンは渋くなりましたよね。

なんか昔は甘いマスクで007のイメージもありますがプレイボーイ感があったのですが、

最近のピアース・ブロスナンは本当に渋い。

今回もぱっとみでヤバイ奴って伝わります。

ピアース・ブロスナンの殺し屋がそこら辺の外交官に負けるわけ無いと思うのですが…とか言ってみたり。


さてさて。

映画「サバイバー」がどんな話かというのを簡単に書くと、

仕事熱心な外交官ケイト・アボットは不信な人物の入国を止めたりしていた。

そんなある日、仲間達と同僚のビルの誕生日バーティーをするためお店に集まっていたが、

ケイトがプレゼントを買いに隣のお店に買い物にでている間に店内で爆破事件が発生。

ケイト以外の仲間は全員死亡してしまう。

間一髪助かったケイトは近くにいた男に助けを求めるのだが、その男は突然発砲をしてきた、

訳が分からず逃げ出すケイト…次第に自分が仲間達を殺した犯人に仕立て上げられる。

逃げながらも事件の真相を探っていく中で、ケイトはテロの計画を感じる。

果たして彼女はテロを止め、自分の無実を証明することはできるのだろうか…という感じの話。


で、さっきもちょろっと書いたのですが、ジェームズ・マクティーグ監督はビジュアルはしっかり作れる人なので、

それぞれのシーンは何か突っ込むことも無いぐらいのビジュアルで作られています。

とりあえずの映画としての形はあると思うので、母が面白かったと言ったのは、

ちゃんとしたハリウッド映画だったってことなのかなと解釈。

ただ、映画としてどうなんか…というと…うーん。

なんと言っても外交官、強すぎるでしょ。

だって相手は殺し屋だよ?

ちょっとネタバレになっちゃうけど、たった1人でテロリストに勝っちゃうのは…ね。

ほんと、不思議とミラ・ジョヴォヴィッチが強くても違和感がないのは救いだが。


確かに殺し屋に狙われた後だからってのはあるのかも知れないけど、

あんな後は警察に逃げ込んだりするべきだと思うんだけどなあ…。

なんか言葉で「マニュアル通りに動く」って軽く言い訳してたけど…殺し屋に撃たれるぐらいの時は警察にかくまってもらいなよ。

しかも公園でまんまと敵の仲間だったビルから殺されそうになって殺してしまう事によって、

ビルの殺人事件と爆発の事件の犯人に仕立て上げられるし。

あのまま警察行ったらビル死んでないし、なんとかならないものなのか。


あとどうでもいいと言えばいいんだけど、ピアース・ブロスナンが仕事仲間とかすぐ殺しちゃうんだけど、

あれって問題にならないのか?

もともと呼んでいた人ではなく、その人が病気だったそうで、代わりの人が来て、

なんかちょっと勘にさわった事を言ったらサクッと殺しちゃう。

さすがにこんな殺し屋信用なくしちゃうでしょう。

そんなけ残忍という人柄を見せたかったんだろうけど。


演出の問題ってのもあるんだけど、

もう本当にギリギリのところまで警察が追ってきていたのだが、

さらっと逃げられるという…土地勘がある訳でもない女1人を逃す無能な警察たち。

まあ映画の流れ上仕方がないんだろうけどさ。


まあまあ、それでも画がしっかりしてると観れる内容にはなっています。

さすがにもうちょっと使える奴はいるだろうと思うけど。


そう、それにしても結局、テロリストのトップみたいな奴がどうなったとか、

無実が証明されてどうなったとか、そういう事は語られないまま、

事件が解決したらサクッと終わってしまう。

N.Yでのテロを何件か止めてるんだよって言われてもね…、

それよりも、その後どうなった、あいつはどうなった!

身内にも敵の息のかかったのがいたりとか描写はあるけど…その後触れられないんかい!


そういう部分は観る人にゆだねられるのだろうか。

…いや、そういうところはしっかり描いてくれた方がエンターテイメントな気がするんだけどなあ。

物語の解釈とかは観る人側にゆだねても良いと思うけど、

敵の扱いというか、末路が語られないまま、テロを止めたからオッケーってのはなんか違うよね。

…って思ってしまいました。


まあ…うちの母の面白いって映画はこんなもんかなあ。


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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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