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2016年08月28日

映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」を観た感想…微妙。

先日、岩手県から仕事で帰ってきたら家では姉が「AbemaTV」を観ていた。

「Chromecast」っていつの間にかiPhoneでも利用できるようになってたのですね…知らなかった。


そして、ずっと「AmebaTV」(アメーバティービー)だと思っていたが「AbemaTV」(アベマティービー)なんですね。

まあ…なんでも良いですが。


その時はちょうど劇場版のアニメ「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」が始まるところだったので、

一緒に観てしまいましたが…。




という事で、今回の視聴環境は「Chromecast」を使って「AbemaTV」をテレビで観ました。


この映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」は2011年公開のアニメ映画。

原作はもう完結していますが漫画「鋼の錬金術師」で、今回は劇場版オリジナルの話。


自分の「鋼の錬金術師」に対しての知識は、姉が全巻漫画を買っていて一通り読ませてもらった程度。

アニメ版とか他の劇場版は全く観ていません。



感想の結論から先に書くと「微妙」です。

予算とかスタッフの問題とかもろもろあるでしょうが一番気になったのは劇場版なのに画がショボイ。

主人公やメインキャラクターはまだ良いのだけど、街の人とか、いわゆる「どうでも良い人」は、

本当に「どうでもよく」描かれていて、それが結構目立つんですよね。

…劇場版なのに!って思っちゃいました。

これを観た後に今話題ではありますが、新海誠監督の劇場版アニメの画の綺麗さだったり、

細田守監督の滑らかな動きとか観たらどれだけの違いがあるのか分かって逆にいいかも知れませんね。


画がショボイ…まあそれは予算やら仕方がない部分があるにしても、今回の映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」は話も残念。


一応、ストーリーとしては冒頭で刑務所から脱獄する男がおり、主人公のエドとアルが遭遇。

取り押さえようとするが男も実は錬金術師で逃げられてしまう。

その後、事件を調べていって西の街テーブルシティへと向かうが途中でキメラとの戦いに。

いろんな人の思惑がうずまく中、エドとアルは真相に近づいていく…みたいな話かな。



あんまりネタバレにはならないように書こうと思うのですが、

いちゃもんつけようと思うとネタバレになってしまうし、

きっとこの映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」を観る人は漫画やアニメのファンで、

2011年公開ですし、もう観ている人がほとんど…という気がするので、

今回はちょっとバラしていく部分もありますのでご了承を。


監督は村田和也氏。

昔から色んなアニメ作品に携わっている方ですがあんまり監督業はされてないのかな。

スタジオジブリに入社の経歴があるようですが、姉が映画を観ながら「なんかナウシカっぽい」って言ってましたが、

その影響はあるのかどうかは不明。

「負けるな!魔剣道」はすっごい懐かしいですが。



脚本は真保裕一氏。

映画「アマルフィ」とか映画「ホワイトアウト」の原作者…どっちも織田裕二ですが。

小説もいっぱい書いておりまして、アニメの脚本はどちらかというと少ない。

今回の話も、規模が難しいですが、実写とかならいける部分もある…かなあ…。

実際、話は微妙でした。

いわゆる「どんでん返し」みたなところとかも、無策って訳じゃないし盛り上げようとしてるのは分かるけど。



先ほども書いたのですが、「鋼の錬金術師」は一通り読んだ程度の知識しか無いので、

思ってることと違う部分があるかもしれませんので、そこはごめんなさい。


まず、冒頭ですね。

脱獄した男アシュレイを取り押さえようとエドとアルが動いて遭遇するわけです。

しかしアシュレイも錬金術を使う…しかも錬成陣を使わない未知の錬金術。

さすがの鋼の錬金術師も苦戦し、逃してしまうのですが、その後に警察らしき人たちがくる。

彼らはエドとアルを犯人と思って銃を向けるのですが、その後「国家錬金術師」だとドヤ顔で対応。

…まてまて、確かに偉いかも知れんけど、犯人逃がしてるんだから…格好ついてませんよ!

もうちょっと悔しい感じでも…どうせ怒られるのは警察だろうけど。


色々あってテーブルシティへ向かいます、途中でトラブル発生。

それは良いけど、キメラのあの人…なんか最後の方で「彼らの役目」みたいなのが語られるのだけど、

その目的は果たそうとしてるのかもしれないけど、さすがに無駄な犠牲を出しすぎじゃないか?

まあ、目的以外は関係ないってスタンスは別にそれでも良いんだけど、

あんなに強くてなんとでもなるんだったら、わざわざ電車に乗ってこなくてもいいんじゃね、とか思ったり。


で、まあ色々あって色んな秘密に近づく訳ですが、

レジスタンスが追っている「鮮血の星」ってのがいわゆる「賢者の石」の事で、

それを作るには多くの犠牲が必要だって話。


物語終盤にある人物の裏切りがあって、レジスタンスの2人が刺され「鮮血の星」のための血を流される。

…あれ…多くの犠牲が必要…って言ってたのに2人程度の血でなんか動いてるんだが。

動き始めてから兵士が飲み込まれたりしてるから、最終的には多くの犠牲なのかも知れないけど、

最初は2人のしかもそんなにいっぱい血は無いだろうというぐらいに血が街をめぐり始める不思議。


で、まあ色々あって、裏切った男が意外な男に倒される。

「実は俺が」みたいな感じで登場。

しかし彼は街を助けるつもりもなくてその男と戦う訳。

まあ、この展開が1つの脚本の見せ所なんだと思いますが、

「皮をはいでそれをつけたらその人の顔になるのか」って話ですよ。

「実はアイツは俺でした〜」みたいな事を言われても、それ無理だよ〜って思っちゃう。



最後の戦いは溶岩が街を飲み込む緊迫した展開…だと思うが、

結構まわりくどい方法で溶岩を止めようとする主人公たち。

爆発で崖の隙間から溶岩が流れ出すのは別にいいと思うけど、

それを塞ぐために錬金術で「手」っぽい形の岩で塞ごうとするのね。

いや、そんなんじゃなくても、いつもみたいにスッて穴を塞いだ方が早くない??



すったもんだで事件も解決するのですが、

最後に傷を治す錬金術で皮をはがれた男の顔が戻ってるのね。

「戻るんかい!!」

説明はないけど、もしかしたら「鮮血の星」の効果もあって戻ったのかもしれないが。

回復することができるなら、どんどん同じ顔作れるやん…意味はないけど。


なんかな…一番、ミステリーな部分が一番観てる人にモヤモヤを残している。


ま、原作に影響を与えずに大事にもならず終わるっていう普通な劇場版展開。

あっても、なくても本編には全く影響ないって連載アニメの劇場版の難しいところですよね。

本編で生きてる人を劇場版オリジナルで殺すわけにもいかないし、

本編より強い力を手に入れる訳にもいかないし。

「0で始まって0で終わる」のが連載アニメの劇場版ですわな。


うーん、微妙。

さすが劇場版、すげー画が綺麗!とか、

さすが劇場版、展開が壮大!とか、そんなことは全くなく。

いや、壮大ではあったか…うまく活かせてないだけで。

なんかもうちょっと…ねえ。


テレビの連載アニメを作ってるところが劇場版を作っても、

テレビアニメのクオリティから離れられないのはなんだろうなあ。


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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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