2019年04月29日
映画「ビッグ・フィッシュ」の感想…泣いた。
今日は映画「ビッグ・フィッシュ」の感想です。
オカンがAmazonのPrime videoで何か映画を探している時に、
「あっ!」と自分が見つけたのがこの映画でした。
いつか観ようと思っていて、実はまだ観てなかったのでした。
という訳でPS4のPrime Videoで鑑賞…オカンがいたので日本語吹き替え版です。
映画「ビッグ・フィッシュ」は日本公開が2004年のティム・バートン監督作品。
このブログではティム・バートン監督の映画って感想書いてなかったのですが、
全部ではありませんがぼちぼち監督作品は観ています。
ただ、メチャメチャ良いって感覚はなくて、
「ああティム・バートね」みたいな…まあある程度のクオリティは保証されてるけど、
なんとなくそんな印象がありました。
この映画「ビッグ・フィッシュ」はダニエル・ウォレスによる同名の小説が原作。
日本語でも訳されて販売されているのですが未読です。
映画のあらすじですが、
父親の話す作り話がある時期から好きになれなかったウィルは疎遠になっていた。
しかし父親が病気で余命が短いと知り実家に戻ってくる事に。
そして父に本当の事を話してくれと頼むのだがやはり信じがたい話を聞かされるのだが…みたいな感じかな。
キャストですが、
若かれし頃の父エドワード・ブルームを演じるのはユアン・マクレガー。
相変わらずイケメンですよね。
このブログでは映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」以来なのかな。
エドワードの息子ウィルを演じるのはビリー・クラダップ。
ほぼそんな気はしないけど映画「ウォッチメン」のDr.マンハッタンですよ!
こんな顔だっけ…まあ青かったからなあ。
その他、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング、アリソン・ローマン、
マシュー・マッグローリー、スティーヴ・ブシェミなどが出演。
個人的にはヘレナ・ボナム=カーターは凄く良かった。
さて、映画「ビッグ・フィッシュ」の感想ですが、
泣きました…まさかこんなに涙が出るとは思わなかった。
やっぱ歳とると涙腺が緩むんですかね。
今回は昔の映画という事もあるし、
ネタバレしていても感動は変わらないと思いますので、
詳細は書きませんが、読むと展開は分かってしまうと思いますので、
まだ映画を観てない、物語の先は知りたくないって人は、
ここから先は読まないでください。
で、まず言いたいのがティム・バートン監督、
こんな良い映画作ってたんかあ…って今まで観てなかった自分を責めた。
これはもっと早くに観ておくべき映画だった。
優しい…本当に優しい映画だった。
ずばり書くと、この映画は父と子の絆の再生物語。
父親は何故誰もが嘘だと分かる作り話ばかりしているのか理解できなかった息子、
その息子が父の死の間際に「父の想いを理解」する映画。
映画は現実の現在の時間軸と、
父親の過去の回想を交互に見せる手法。
交互に積み上げたものがクライマックスで重なるのは、
見事な構成だと思います。
邦画でも映画「フィッシュストーリー」って映画がありましたが、
フィッシュストーリーって日本語でいうとほら話とか作り話って意味で、
そのニュアンスが分かってないうちのオカンは「ビッグ・フィッシュ」ってのが、
いまいちピンときてなかったのが悔しい。
この映画を観た後でオカンは「結局お父さんの話って嘘だったんでしょ」とか言いやがった。
いや、そうだけど、そうじゃねーだろっ!!
映画の中では親子の絆が再生したのですが、
こちらの現実世界では親子の絆が切れそうでした。
涙を流しながら「何で分からないんだよぉ」って僕は言いました…悲しい。
きっとオカンはこの「何で分からないんだよぉ」が分かってないと思いますが。
とりあえず感動できる話なので多くの人に観てもらいたいのですが、
この映画を観て思い出したのは映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」でした。
ちょっとあの映画のネタバレにもなってしまいますが、
「本当の話とそうでない話」、どちらが人は良いと思うか。
これは全ての創作物語に通じる話だし、
大学のシナリオ創作論にも出てきた部分ではありますが、
やっぱり人は「物語が好き」なんですよね。
人生は端的に見ると「生まれて、そして死ぬ」それだけの現象。
しかし、その生まれて死ぬまでの間に色んな事を体験したりして、
特別なものにしたいという思いがある。
映画「ビッグ・フィッシュ」では凄く親切に言葉で説明しているのですが、
病院の先生がウィルが生まれた時の本当の話をしてくれる。
あっけない真実。
それに比べて父親が聞かせてくれた話はどれだけ愛に溢れていた事か。
ジェニファーから言われる言葉、
「あなたは現実の存在」それがどれだけ大切な事なのか。
ウィルと同じ様に観てる人が父親の想いを知ったとき、
自然と涙が出るものだとおもうんだけどな…オカンよ。
そんな感じで、本当に優しい映画でした。
あんなに嫌だった父親の様に、
自分の子どもにも父親の様にほら話をする姿、優しいなあ。
あとどうでも良いのですが、
止まった世界でポップコーンをふれると、
パラパラって落ちていくシーンは予告とかで知っていたのですが、
ふれると落ちるってどういう理論なんだろう…とか言うのは野暮かな。
あと劇中でこれみよがしに…ではないですが、
さりげなくライカのカメラが出てくるんですよ。
映画が終わってからしれっとAmazonでライカのカメラの価格を見ちゃいましたからね。
…高い。
「釣られぬ魚こそ川で一番大物になる」っていつか言おうと思う。
あと誇張した話を「ヒレ付き」っていうのもなんか懐かしい感じがする。
最近はそんな例え、しないですよね…チャンスがあったら使っていこうっと。
そんなこんなで、本当にオススメの映画です。
つまり「ビッグ・フィッシュ」ってのは大きな魚でも壮大なほら話でもなく、
親子の愛ですね。
ティム・バートン監督の個人的なイメージが変わった。
オカンがAmazonのPrime videoで何か映画を探している時に、
「あっ!」と自分が見つけたのがこの映画でした。
いつか観ようと思っていて、実はまだ観てなかったのでした。
という訳でPS4のPrime Videoで鑑賞…オカンがいたので日本語吹き替え版です。
映画「ビッグ・フィッシュ」は日本公開が2004年のティム・バートン監督作品。
このブログではティム・バートン監督の映画って感想書いてなかったのですが、
全部ではありませんがぼちぼち監督作品は観ています。
ただ、メチャメチャ良いって感覚はなくて、
「ああティム・バートね」みたいな…まあある程度のクオリティは保証されてるけど、
なんとなくそんな印象がありました。
この映画「ビッグ・フィッシュ」はダニエル・ウォレスによる同名の小説が原作。
日本語でも訳されて販売されているのですが未読です。
映画のあらすじですが、
父親の話す作り話がある時期から好きになれなかったウィルは疎遠になっていた。
しかし父親が病気で余命が短いと知り実家に戻ってくる事に。
そして父に本当の事を話してくれと頼むのだがやはり信じがたい話を聞かされるのだが…みたいな感じかな。
キャストですが、
若かれし頃の父エドワード・ブルームを演じるのはユアン・マクレガー。
相変わらずイケメンですよね。
このブログでは映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」以来なのかな。
エドワードの息子ウィルを演じるのはビリー・クラダップ。
ほぼそんな気はしないけど映画「ウォッチメン」のDr.マンハッタンですよ!
こんな顔だっけ…まあ青かったからなあ。
その他、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング、アリソン・ローマン、
マシュー・マッグローリー、スティーヴ・ブシェミなどが出演。
個人的にはヘレナ・ボナム=カーターは凄く良かった。
さて、映画「ビッグ・フィッシュ」の感想ですが、
泣きました…まさかこんなに涙が出るとは思わなかった。
やっぱ歳とると涙腺が緩むんですかね。
今回は昔の映画という事もあるし、
ネタバレしていても感動は変わらないと思いますので、
詳細は書きませんが、読むと展開は分かってしまうと思いますので、
まだ映画を観てない、物語の先は知りたくないって人は、
ここから先は読まないでください。
で、まず言いたいのがティム・バートン監督、
こんな良い映画作ってたんかあ…って今まで観てなかった自分を責めた。
これはもっと早くに観ておくべき映画だった。
優しい…本当に優しい映画だった。
ずばり書くと、この映画は父と子の絆の再生物語。
父親は何故誰もが嘘だと分かる作り話ばかりしているのか理解できなかった息子、
その息子が父の死の間際に「父の想いを理解」する映画。
映画は現実の現在の時間軸と、
父親の過去の回想を交互に見せる手法。
交互に積み上げたものがクライマックスで重なるのは、
見事な構成だと思います。
邦画でも映画「フィッシュストーリー」って映画がありましたが、
フィッシュストーリーって日本語でいうとほら話とか作り話って意味で、
そのニュアンスが分かってないうちのオカンは「ビッグ・フィッシュ」ってのが、
いまいちピンときてなかったのが悔しい。
この映画を観た後でオカンは「結局お父さんの話って嘘だったんでしょ」とか言いやがった。
いや、そうだけど、そうじゃねーだろっ!!
映画の中では親子の絆が再生したのですが、
こちらの現実世界では親子の絆が切れそうでした。
涙を流しながら「何で分からないんだよぉ」って僕は言いました…悲しい。
きっとオカンはこの「何で分からないんだよぉ」が分かってないと思いますが。
とりあえず感動できる話なので多くの人に観てもらいたいのですが、
この映画を観て思い出したのは映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」でした。
ちょっとあの映画のネタバレにもなってしまいますが、
「本当の話とそうでない話」、どちらが人は良いと思うか。
これは全ての創作物語に通じる話だし、
大学のシナリオ創作論にも出てきた部分ではありますが、
やっぱり人は「物語が好き」なんですよね。
人生は端的に見ると「生まれて、そして死ぬ」それだけの現象。
しかし、その生まれて死ぬまでの間に色んな事を体験したりして、
特別なものにしたいという思いがある。
映画「ビッグ・フィッシュ」では凄く親切に言葉で説明しているのですが、
病院の先生がウィルが生まれた時の本当の話をしてくれる。
あっけない真実。
それに比べて父親が聞かせてくれた話はどれだけ愛に溢れていた事か。
ジェニファーから言われる言葉、
「あなたは現実の存在」それがどれだけ大切な事なのか。
ウィルと同じ様に観てる人が父親の想いを知ったとき、
自然と涙が出るものだとおもうんだけどな…オカンよ。
そんな感じで、本当に優しい映画でした。
あんなに嫌だった父親の様に、
自分の子どもにも父親の様にほら話をする姿、優しいなあ。
あとどうでも良いのですが、
止まった世界でポップコーンをふれると、
パラパラって落ちていくシーンは予告とかで知っていたのですが、
ふれると落ちるってどういう理論なんだろう…とか言うのは野暮かな。
あと劇中でこれみよがしに…ではないですが、
さりげなくライカのカメラが出てくるんですよ。
映画が終わってからしれっとAmazonでライカのカメラの価格を見ちゃいましたからね。
…高い。
「釣られぬ魚こそ川で一番大物になる」っていつか言おうと思う。
あと誇張した話を「ヒレ付き」っていうのもなんか懐かしい感じがする。
最近はそんな例え、しないですよね…チャンスがあったら使っていこうっと。
そんなこんなで、本当にオススメの映画です。
つまり「ビッグ・フィッシュ」ってのは大きな魚でも壮大なほら話でもなく、
親子の愛ですね。
ティム・バートン監督の個人的なイメージが変わった。
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