2019年04月13日
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想…ただの「ドラマの延長」なんだけど、なんとなく嫌いにはなれない作品だった。
今日は映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想です。
前に感想を書いた映画「スケア・キャンペーン」を後輩にオススメされた時に、
一緒に名前が上がったのがこちらの映画でした。
という訳でPS4のPrime Videoにて鑑賞。
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」は2010年公開の松山博昭監督作品。
松山博昭監督はテレビドラマ版「ライアーゲーム」で演出をしていて、
そのまま映画版では監督というポジションになった感じだと思う。
実はこの映画、映画館で公開される時にフィルムチェックで観ていました。
ただもう9年も昔なので全く覚えてなくて初見の様に観れました。
また、テレビ版「ライアーゲーム」は全く観てないので、
誰だよって展開もしばしば…そんな立場からの感想になります。
映画の原作は、甲斐谷忍による漫画「LIAR GAME」ですが、自分は未読です。
物語のあらすじですが、
ライアーゲームから離れた主人公神崎直だったが、
ファイナルステージで欠員が出た事から招待状が届く。
それまで共に戦ってきた秋山深一が心配だった直は参加する事を決意した…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の神崎直を演じるのは戸田恵梨香。
カワイイよね、この頃は綺麗とカワイイが絶妙なバランスだったなと。
今は完全に綺麗な女性になりましたよね。
ドラマはほとんど観ないのですが何故かドラマ「崖っぷちホテル!」は観てしまった。
きっと戸田恵梨香の魅力に違いない。
もう1人の主人公秋山深一を演じるのは松田翔太。
クセのある役者ですが個人的には好きです。
思ったよりも出演作品が増えないのはなんだろうなあ。
その他、渡辺いっけい、吉瀬美智子、荒川良々、濱田マリ、
鈴木浩介、田辺誠一、関めぐみ、鈴木一真などが出演。
さて、映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想ですが、
案外悪いものではありませんでした。
ちょっと書き方に含みがあるのですが、
ぶっちゃけテレビドラマの延長みたいな映画は嫌いなのですが、
そんな自分でもそれなりに楽しめたってのは、
これは作品の力なんだと思います。
わざわざこの程度の作品を劇場で流すな、テレビスペシャルでやっとけよ、
そんな作品も山の様にいっぱいあります。
この映画を「ドラマの延長」と書きましたが、
先ほども書いた通りドラマは観てないのですが、
きっとこのトーンなんだろうなとは分かります。
でもきっとこのシリーズを観ている人はそれが良いのだと思うし、
この映画に関してはドラマの延長で正解なんだと思う。
まず駄目なところから書いていきたいと思いますが、
尺が長い…2時間10分はよっぽど中身がないとダレるのだが、
ぶっちゃけてしまうと結構この映画の中身がない。
登場人物がこんなに多くなくてもいいと思うし、
ネタバレにならない様に書きますが、
この人を信じよう、裏切られました、
でもこの人は信じたい、でも裏切られました、
でもこの人は信じたい…でも裏切られってなんじゃこりゃ!!
映画内でも主人公はバカにされるけど、本当にそうだと思う。
そりゃ「いい加減、人を疑う事を覚えろ!!」って松田翔太も言いますわ。
関係ないけど、あの時の声が凄く良い声だった。
もちろん、「こういう主人公だったから」ラスボスに勝てたという展開だけど、
途中の繰り返しは1つ2つ無くても話は成立したんじゃないかと思う。
そして物語のファイナルという事で「ライアーゲームとは」というテーマがあるのだが、
これが本当にオマケみたいな扱いだし内容。
これは別に本編の面白さとは関係ないからネタバレしても良いと思うのだが、
実は「ライアーゲームのある事」を世界中の大富豪が賭け事として扱っていて、
ライアーゲームには主催者などおらず、金持ちの奴らの集合体みたいな事を言われるのだが、
そもそも元締めのいない賭け事って成り立つのかよってツッコミが出てくるし、
今回の件で世界中のライアーゲームに出資してた富豪は破産したって、
みんな破産するぐらいの金を賭けてたの?
あと、少数だけど逆に賭けてる人もいる訳だから、
そいつらはめちゃめちゃ大儲けじゃん、まだまだ次もいけるでしょ。
…そんな事を思うんですよね。
仮面ライダーとかで見た事ありそうな主催者室で衝撃の事実!
みたいに話されても何か納得いかないんだよなあ。
ただ、さっきも書きましたが、
「ライアーゲームとは」って感じで浅い説明されても、
この映画の楽しさはそこじゃないって事で、
総合的にはいいんじゃないかなって思う。
映画「ソウ」のジグソウっぽいマスコット(?)がいたり、
色々インスパイアは受けていると思うのだけど、
先が読めないハラハラした展開というよりは、
「先が読めて安心してみていられる」展開。
映画「ソウ」シリーズって取り返しのつかない事が起きるので、
たった一度の失敗もしちゃいけないし、
観る側もそれに応じて緊張感があるのですが、
比べちゃいけないんだと思うけど
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」では、
何度騙されても最後には勝つという…ね、本当に安心設計。
そこがダメだと思う部分でもあるのだけど、
先ほども書いたドラマの延長という感じで観るならば、
「これくらい」が良いんだろうなという気がしている。
別にこの映画を観る人はエグい死に方を観たい訳じゃない。
意外な人が犯人だったって展開を望んでるわけでもない。
ゆっくりゆったり騙しあいを観ていたいのだ。
主人公が騙されて騙されて騙されて…それでも信じる事が、
ハッピーエンドにつながるんだ!
こういう作品、昔だったら絶対に納得しなかったけど、
最近はそういうものでも良いのかなと思えてきた。
多様性を考える様になったのか…丸くなったのかな。
東宝のロゴが出ている時から音が出てる時には、
なんかちょっと期待したんですけどね。
それでもこの映画を褒めたい部分も実はいっぱいありまして。
まず、映画の最初と最後について。
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、
1000円封筒で送ったら犯罪だけどなるほどと思った。
あの終わり方は良かったと思う。
あと自分みたいにドラマ版を観てない人にも、
ダイジェストでなんとなく分かる様にさらっと説明してくれるのは親切で良かったです。
そう言えばタイトル映像みたいなのがあって、
なんかふと映画「君の名は。」を思い出した。
個人的に渡辺いっけいを見ると豆腐プロレスの矢崎のイメージが。
親切な事に彼が最初から「信じあうゲーム」って主人公に説明している。
こんな親切な事があるのかと。
そもそも主人公を騙すライバル達も、
主人公を騙した後に、
「裏切られる前に裏切るゲーム」って説明をしてくれる。
なかなかゲームの核心になる事って普通相手には言わないよね。
そんな感じかな。
ゲームの場所に到着して、
足元にリスが出てきて次のカットでは姿形は消えているのですが、
あのリスは絶対に何かのトリックで使われるって思ったけど、
ただの雰囲気だった…考えすぎだった。
あと出演者の髪型とかメイク、衣裳で時代を感じるのだけど、
関めぐみの金のスーツがなんとも…金持ちでもないだろ、あれは!
という訳で、軽いカメラワークだったり、
こってり演出でチキショーだけど、
なんちゃってね、ぐらいが見せ場のアイツは本当に同情する。
まあ思っていたほど悪いものでもなかったとこんな風に思う訳でした。
「悪くない」ってアップで撮って欲しい。
前に感想を書いた映画「スケア・キャンペーン」を後輩にオススメされた時に、
一緒に名前が上がったのがこちらの映画でした。
という訳でPS4のPrime Videoにて鑑賞。
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」は2010年公開の松山博昭監督作品。
松山博昭監督はテレビドラマ版「ライアーゲーム」で演出をしていて、
そのまま映画版では監督というポジションになった感じだと思う。
実はこの映画、映画館で公開される時にフィルムチェックで観ていました。
ただもう9年も昔なので全く覚えてなくて初見の様に観れました。
また、テレビ版「ライアーゲーム」は全く観てないので、
誰だよって展開もしばしば…そんな立場からの感想になります。
映画の原作は、甲斐谷忍による漫画「LIAR GAME」ですが、自分は未読です。
物語のあらすじですが、
ライアーゲームから離れた主人公神崎直だったが、
ファイナルステージで欠員が出た事から招待状が届く。
それまで共に戦ってきた秋山深一が心配だった直は参加する事を決意した…みたいな感じかな。
キャストですが、
主人公の神崎直を演じるのは戸田恵梨香。
カワイイよね、この頃は綺麗とカワイイが絶妙なバランスだったなと。
今は完全に綺麗な女性になりましたよね。
ドラマはほとんど観ないのですが何故かドラマ「崖っぷちホテル!」は観てしまった。
きっと戸田恵梨香の魅力に違いない。
もう1人の主人公秋山深一を演じるのは松田翔太。
クセのある役者ですが個人的には好きです。
思ったよりも出演作品が増えないのはなんだろうなあ。
その他、渡辺いっけい、吉瀬美智子、荒川良々、濱田マリ、
鈴木浩介、田辺誠一、関めぐみ、鈴木一真などが出演。
さて、映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の感想ですが、
案外悪いものではありませんでした。
ちょっと書き方に含みがあるのですが、
ぶっちゃけテレビドラマの延長みたいな映画は嫌いなのですが、
そんな自分でもそれなりに楽しめたってのは、
これは作品の力なんだと思います。
わざわざこの程度の作品を劇場で流すな、テレビスペシャルでやっとけよ、
そんな作品も山の様にいっぱいあります。
この映画を「ドラマの延長」と書きましたが、
先ほども書いた通りドラマは観てないのですが、
きっとこのトーンなんだろうなとは分かります。
でもきっとこのシリーズを観ている人はそれが良いのだと思うし、
この映画に関してはドラマの延長で正解なんだと思う。
まず駄目なところから書いていきたいと思いますが、
尺が長い…2時間10分はよっぽど中身がないとダレるのだが、
ぶっちゃけてしまうと結構この映画の中身がない。
登場人物がこんなに多くなくてもいいと思うし、
ネタバレにならない様に書きますが、
この人を信じよう、裏切られました、
でもこの人は信じたい、でも裏切られました、
でもこの人は信じたい…でも裏切られってなんじゃこりゃ!!
映画内でも主人公はバカにされるけど、本当にそうだと思う。
そりゃ「いい加減、人を疑う事を覚えろ!!」って松田翔太も言いますわ。
関係ないけど、あの時の声が凄く良い声だった。
もちろん、「こういう主人公だったから」ラスボスに勝てたという展開だけど、
途中の繰り返しは1つ2つ無くても話は成立したんじゃないかと思う。
そして物語のファイナルという事で「ライアーゲームとは」というテーマがあるのだが、
これが本当にオマケみたいな扱いだし内容。
これは別に本編の面白さとは関係ないからネタバレしても良いと思うのだが、
実は「ライアーゲームのある事」を世界中の大富豪が賭け事として扱っていて、
ライアーゲームには主催者などおらず、金持ちの奴らの集合体みたいな事を言われるのだが、
そもそも元締めのいない賭け事って成り立つのかよってツッコミが出てくるし、
今回の件で世界中のライアーゲームに出資してた富豪は破産したって、
みんな破産するぐらいの金を賭けてたの?
あと、少数だけど逆に賭けてる人もいる訳だから、
そいつらはめちゃめちゃ大儲けじゃん、まだまだ次もいけるでしょ。
…そんな事を思うんですよね。
仮面ライダーとかで見た事ありそうな主催者室で衝撃の事実!
みたいに話されても何か納得いかないんだよなあ。
ただ、さっきも書きましたが、
「ライアーゲームとは」って感じで浅い説明されても、
この映画の楽しさはそこじゃないって事で、
総合的にはいいんじゃないかなって思う。
映画「ソウ」のジグソウっぽいマスコット(?)がいたり、
色々インスパイアは受けていると思うのだけど、
先が読めないハラハラした展開というよりは、
「先が読めて安心してみていられる」展開。
映画「ソウ」シリーズって取り返しのつかない事が起きるので、
たった一度の失敗もしちゃいけないし、
観る側もそれに応じて緊張感があるのですが、
比べちゃいけないんだと思うけど
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」では、
何度騙されても最後には勝つという…ね、本当に安心設計。
そこがダメだと思う部分でもあるのだけど、
先ほども書いたドラマの延長という感じで観るならば、
「これくらい」が良いんだろうなという気がしている。
別にこの映画を観る人はエグい死に方を観たい訳じゃない。
意外な人が犯人だったって展開を望んでるわけでもない。
ゆっくりゆったり騙しあいを観ていたいのだ。
主人公が騙されて騙されて騙されて…それでも信じる事が、
ハッピーエンドにつながるんだ!
こういう作品、昔だったら絶対に納得しなかったけど、
最近はそういうものでも良いのかなと思えてきた。
多様性を考える様になったのか…丸くなったのかな。
東宝のロゴが出ている時から音が出てる時には、
なんかちょっと期待したんですけどね。
それでもこの映画を褒めたい部分も実はいっぱいありまして。
まず、映画の最初と最後について。
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、
1000円封筒で送ったら犯罪だけどなるほどと思った。
あの終わり方は良かったと思う。
あと自分みたいにドラマ版を観てない人にも、
ダイジェストでなんとなく分かる様にさらっと説明してくれるのは親切で良かったです。
そう言えばタイトル映像みたいなのがあって、
なんかふと映画「君の名は。」を思い出した。
個人的に渡辺いっけいを見ると豆腐プロレスの矢崎のイメージが。
親切な事に彼が最初から「信じあうゲーム」って主人公に説明している。
こんな親切な事があるのかと。
そもそも主人公を騙すライバル達も、
主人公を騙した後に、
「裏切られる前に裏切るゲーム」って説明をしてくれる。
なかなかゲームの核心になる事って普通相手には言わないよね。
そんな感じかな。
ゲームの場所に到着して、
足元にリスが出てきて次のカットでは姿形は消えているのですが、
あのリスは絶対に何かのトリックで使われるって思ったけど、
ただの雰囲気だった…考えすぎだった。
あと出演者の髪型とかメイク、衣裳で時代を感じるのだけど、
関めぐみの金のスーツがなんとも…金持ちでもないだろ、あれは!
という訳で、軽いカメラワークだったり、
こってり演出でチキショーだけど、
なんちゃってね、ぐらいが見せ場のアイツは本当に同情する。
まあ思っていたほど悪いものでもなかったとこんな風に思う訳でした。
「悪くない」ってアップで撮って欲しい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8753680
この記事へのトラックバック