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2019年01月10日

映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の感想…ブルーの遺伝子がなくてもインドラプトルはちゃんと指示通りに動く。

今日は映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の感想です。

DMMでリストに入れていたのが届いていたのですが、やっと観れました。

オカンが一緒に観たので日本語吹き替えです。

という訳で今回はDMMの月額レンタルDVDでの鑑賞です。



映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は2018年公開のJ・A・バヨナ監督作品。

映画「永遠のこどもたち」とかタイトルは聞いた事あるのですが、

結局J・A・バヨナ監督作品は1本も観ていませんでした。

観ていないのでなんとも言えないのですが、

「ジュラシック・パーク」シリーズとはちょっと毛色が違うんじゃないかなと、

思ってみたり…観てないのにそんな事を言ってはいけないですね。


映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は説明不要かと思いますが、

大人気の「ジュラシック・パーク」シリーズの5作目になります。

今回も製作総指揮にはスティーヴン・スピルバーグは名を連ねています。

前作にあたる映画「ジュラシック・ワールド」はこのブログでも感想を書いています。

主人公も一緒で完全に物語りも前作からの続きという感じなので、

いきなり映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観るよりは、

前作を抑えておいた方が良いと思います。


物語のあらすじですが、前作の事件から3年。

島で生息を続けていた恐竜達だったが、

大規模な火山噴火によって絶滅の危機が迫っていた。

恐竜の保護を目的としたグループを設立したクレアは、

島に残った恐竜達の保護のため、

オーウェンと共に島に向かうのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、

前作から引き続き登場オーウェン・グレイディを演じるのはクリス・プラット。

映画「パッセンジャー」のアイツ、

もしくは映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のスター・ロード。

どちらかと言うと主役顔ではない気がするけど、良いヤツ感は相変わらずある。

こちらも前作から引き続き登場クレア・ディアリングを演じるのはブライス・ダラス・ハワード。

映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」のストーリー役の彼女ですね。

なんか胸にばっかり目がいってしまいました。

その他、ジャスティス・スミス、ダニエラ・ピネダ、ジェームズ・クロムウェル、

レイフ・スポール、イザベラ・サーモン、テッド・レヴィンなどが出演しています。


さて、映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の感想ですが、

ドキドキする展開もあるにはあるんですが…正直イマイチ…でした。

ただ大衆娯楽として間違いなく一定のレベルは超えている作品なので、

観て損をするとかそういう事はないと思います。

前作の楽しかったイメージが結構あったのでハードルが高くなっていた部分もありました。


まず映像は良いと思うんですよ。

本当に恐竜がいるのではないかと思わせてくれる映像。

これが観れるだけでも価値はあるとは思います。

あと先ほども書きましたが、

この後どうなるんだろうというドキドキ展開。

この二つだけでもエンターテインメントとしてアリだとは思う。


ただ、残念ながら前作の「楽しさ」は超えられていない。

自分は「ジュラシック・パーク」シリーズのファンとかではないですが、

一応今作を観た事で一通りの映画を観ている事になります。

自分の中で「ジュラシック・パーク」の面白さと言ったら、

「恐竜の映像」と「子供の活躍」が大きい要素なんじゃないかと思っています。

制作側も意識している事だとは思いますが、

今回もちゃんと「メイジー」という子供キャラクターがいて、

物語でもカギを握るポジションだし見せ場もあるのだけど、

1作目や前作と比べると「冒険感」が圧倒的に少ない。

なんと言ってもほぼ家からでないのだ。

やっぱり「ジュラシック・パーク」は難しいこととかじゃなくて、

子供が冒険を乗り越えて成長するって姿だけでも良いと思うんだけどなあ。


そう、今回の物語は「倫理」みたいなものが加わって、ちょっと難しい。

いや別に難しい話なのではないけど、

クローンで作り出された生命とは…みたいなテーマが入っていて、

自分が「ジュラシック・パーク」に求めていたものとは、

ちょっと方向が違ってしまったなという印象でした。


ネタバレはしないように書きますが、

今回は悪者ってのが明確にいるんですよ。

そいつが結構な悪い事をするんですね。

恐竜を使って金儲をしようとして、

トラブルで「結果的に」多くの人が負傷したってレベルでなく、

自分の手で、文字通り人の息の根を止めてるんですよ。

しかもその件について、劇中では誰も目撃していないため、

悪者がその事で責められるシーンがない。

確かに最終的に悪者はけっこう酷い事になるんだけど、

それでも「その件」が不問になってるのは納得いかないなあ。

不自然でも良いから自分の犯行を語らせるシーンがあれば良かったのだけど、

今の感じだと「このタイミングで寿命がきたのかな」みたいになっている。


で、前作の時にも書いたのですが、

ラプトルと人の間にも情が生まれるのか…いや、やっぱそんな事ないよなって方が、

今まで獰猛な存在として扱っていたラプトルなので納得できる感があった気がするって件。

今回は完全にブルーは味方扱いなので、ちょっと納得いかない。

ブルーは特別だからって事になってるけど、

遺伝子がどうこうとかじゃなくて、性格的にたまたまそういうヤツだった訳で、

ブルーの遺伝子があれば完全に命令通りに動かせるとか言われても、

そうなん?って気がしてしまう。


しかも困った事に、今回の恐竜の敵役として、

インドラプトルという遺伝子組み換え恐竜が出てくるんですよ。

こいつは試作段階でまだ人間の命令を完全に聞く訳じゃない、

完成させるためにブルーの遺伝子がいるんだ!って展開なんだけど、

これ、ちょっとネタバレなんだけど、

インドラプトルを倒す時にクレアがわざオーウェンを襲わせる指示というか命令を出して、

上手くその習性を利用して倒そうってするんだけど、

めちゃめちゃ指示通りに動いとるやん!

もうブルーの遺伝子なんかなくたって兵器として使えるよ、きっと。

そこはコントロールできない凶悪な恐竜ってことにして欲しかったなあ。


という感じで、今までの冒険がメインでただただ楽しいって映画だったら、

そういう細かいところってあんまり気にならなかったんだけど、

難しいことを語ろうとするんだったら、

せめてそういう細かい設定は無駄にしないで欲しいなって思った。


後は映画冒頭のシーンで水門が開いて、

前回活躍したモササウルスが早々に登場して期待を煽る。

きっと今回もなんかやってくれるんだろうと。

…なんと映画の最後にちょっと出てくるまで、

忘れられたかの様に出て来ない。

あんなに意味ありげに映してたのにね。

そもそもはしごごと人に噛み付いたらヘリも落ちそうな気はするんだが。

はしごを噛み切ったって事なんだろうけどさ。


あとiPhoneとかiMacとかとりあえずMac推しなんだなって事が分かった。


そんな感じかな。

映像が綺麗ってのも凄く良いんだけど、

屋根からの回り込む様なカメラワークとかは「おお!」って思ったし、

インドラプトルの悪そうなニヤッて顔は娯楽作品的にアリだと思った。


自分の記憶違いかもしれないんだけど、

映画「ジュラシック・パークIII」の時にプテラノドンって外へ飛んで行ってなかったっけ?

てっきりあの時すでに恐竜は外の世界に出たって事だと思ってた。

だから「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ」とか言われても、あれ?って気がした。

ジュラシック・ワールド/炎の王国 ブルーレイ DVDセット [Blu-ray]




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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