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posted by fanblog

2016年01月06日

我が子といえども価値感の基準は人それぞれ。善意の押し売りをついしてしまう苦悩夫。

「価値感」というものがひとりひとり人間は異なるということは、
いわれなくても、表面的には理解している人がほとんどでしょう。

しかし潜在的に考察していくと、実は価値観の違いが受け入れられず、
自分の常識という秤で物事に善悪を付けているという人がもの凄く多いんです。

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機能不全家族で育った人間は、多かれ少なかれ心の奥底に
自分でも気づいていないような親の価値感の刷り込みがあったりします。
自分自身では善悪が感じにくい幼少期にすり込まれた親からの価値感は、
自分が理性が失われれば失われるほど表に出てきたりするのです。

普段は温厚で…なんていうひとが突然信じられないような事件を起こして
周りは驚嘆してしまうなんてことありますね。ある意味、感情が高ぶってしまった
ときや、冷静でいられないときは、そういうすり込まれた価値感が浮き出てしまい、
自分でも自分が嫌になるなんてこともあるでしょう。

子どもを育てていると特に感じるのですが、親はコントロールしているつもりはなくても、
潜在的に我が子を自分の思い通りに誘導するような尋問をしたり、一見やさしく
話して子どもと意思疎通しているようにみえても、実は半強制的にしていたり…
結局、親の思っているような選択をして欲しい、行動をして欲しい、発言をして欲しい。
という感覚が自分の体を占有してしまう感じでしょうか。

それが叶わなくなると、手のひらを返したように口で子どもを責め立てるように攻撃
し始める。人によっては、言葉がうまく出てこないがために、手や足が出てしまうという人も
いるでしょう。

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親にとって都合良い子どもでいると、常識人のような親を保つことが出来るのですが、
親にとって都合悪い子どもの面がみえてくると、徹底的に感情的になり、相手がひれ伏すまで
こちらの善意を押し売りし続けるという、全くもって冷静に考えればむちゃくちゃな話です。

そんなことを私自身も間々やってしまっていたことは今反省してもしきれません。
自分が満たされない感情、未熟な脳、不安定な精神状態を結局は我が子を
はけ口にしてしまうという一番悲しい形ですね。

「子どもは基本的にいうことを聞かないもの」という前提があれば、
ヒステリックに怒鳴り散らして、こちらの善意や正義を押しつけるという暴挙に
出ることもないでしょう。

しかし、心のどこかで、「子どもは親のいうことを絶対聞くもの」という感覚が私にあるため
子どものくせに、親へ謀反を起こすとはどういうことだ!?というような親子というより、
主従の関係が脳にこびりついているのです。

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自分で子どもへ怒り散らしたあと、こんなこと自分もやられたことあるなぁと
自己嫌悪に陥ることもあります。この感情は意識的というより、無意識領域にあるため
自分でコントロールすることが非常にむずかしいわけです。

冷静に、言葉で丁寧に説得する、伝えるということは教えてもらっていません。
教えてもらっていないものは、大人になったからといっても早々簡単にできる
というわけではないのです。

そう考えるとむしろ学ばなくてはいけないのは、子ども達といういうよりは、
自分自身のしつけのあり方なのだということを痛感させられます。
自分の子育ては、人並み以上にはできているとどこかで高をくくっていたんです。
奢らず、自分の未熟さを認める勇気がもう少し欲しいものですね。

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この記事へのコメント
さとり様

いつもお越しいただいた上に、コメントまでいただきありがとうございます。

ある意味、奥様を割り切って子ども扱いできていれば一番良いと思います。
私のように、自分の理想の家庭像に振り回されすぎると、心の奥底では、
立派な奥さん、立派な母親、立派な女性を求めてしまって潜在的に不満が
募ってきてしまうので^^

押しても動かない岩を押すのは少しずつ卒業したいものです…
Posted by 管理人 at 2016年01月08日 13:17
いつも読むと心が落ち着きます。
ありがとうございます。

私は妻を完全に子供扱いして文面のような接し方をしてたと思います。
因果応報ですねσ^_^;
Posted by さとり at 2016年01月07日 09:42
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