アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

自分のことよりも、他人の問題を解決してあげることの方が腰が軽い。
ACの夫である私は、客観的に自分を見るとこんな感じが強いです。

自分自信に向き合うことに関してはどうしても後まわしになってしまうのですが、
家庭や、近所、知り合い、など何でも良いですが、自分の周りのトラブルや
問題などは、比較的積極的に行動できてしまうのはなぜでしょう。

■メサイアコンプレックスという劣等感。

メサイアコンプレックス（英: Messiah complex）とは、キリストコンプレックスまたは救世主妄想とも呼ばれる、個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である。狭義には誇大妄想的な願望を持つ宗教家などに見られる心理状態を指すが、広義には基底にある自尊心の低さを他者を助けることからくる自己有用感で補償する人々をも含める。

引用元：ウィキペディアより

メサイアは、いわゆるメシア（救世主）のことで、コンプレックスは一般的には
劣等感という言葉です。メサイアコンプレックスという概念は私自身である！と
もちろん断言はしませんが、こういう感覚の気質は自分にあるなぁと思います。

ウィキペディアの参照ですと内容が難しく書いてあります。
結局、自分よりも弱者や無知であると思われる他人を救済することで、そこに
自分の居場所を求めたりするんですね。本当は自尊心が低く、自信がないという自分の
価値を他人から感謝、評価されることで、その瞬間は自分自身はこの世界にいる価値や
理由を見いだせることができているという妄想的感覚です。

この点で妄想ではなく、事実であることは、他人の問題を献身的に解決に
導いて結果を残してあげることです。問題だと思っていた人にとっては、
真剣に問題を解決してくれた人ですから、こちらの行動を批判する人なんて
、まずいないと思います。



ですから、結果的には相手も満足、自分も満足で一見ウインウインの関係にみえるんです。
本来は潜在的に劣等感を持っていながらも、自分自身を犠牲にして、他人の
問題を解決することに全身全霊をかけることができたり、思わぬ力を
発揮することも多いのです。

称賛や感謝されることで、自分は優越感を感じることができ、劣等感を
瞬間的に払拭することができます。しかしそれは、根本的な劣等感が
無くなってしまうと言うことではありません。むしろ、劣等感を忘れさせてくれる
自分の麻薬のような行動になっていたりするんです。

メサイアコンプレックスと自己犠牲という関係は切っても切り離せない関係なのかもしれません。

つづく

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