2015年12月23日
夫婦、家族、親子どの目線で見ても重要!感情のコントロールが幸せを運んでくる(その1)
■ハウツー本は、攻略本ではない。
自閉症もしくは、なにかしらの発達障害を持つ子供を育てるということは、
理屈ではどうすればよいのかわかっていても、ハウツー本のようにすべてが
良い着地を見せるとは限りません。
世間にあるハウツー本は、あくまで一般的なマニュアルであるという認識で
参考にする必要があります。どの本も決してすべて間違ったことが書いてあるという
わけではないのですが、どのぐらいの尺度での目線で語っているのか?という視点も
大切ではないでしょうか。
私のように、個人の体験談というどちらかというと狭い視点から見ているのか、
たくさんのデータや統計から発達障害の特徴を簡単に載せているものなど、
広い視点で見ているかでも大きく認識が異なってしまいます。
自分が発達障害、パートナーが発達障害、子どもが発達障害では?と気づいたときは、
認知のためにさまざまな情報収集する人が多いと思います。
最初は、認知というために本を読むということが動機になってくるわけですが、
これらの障害を抱えた人、支えている人がぶつかる大きな壁が必ず出てきます。
どういう障害かが大体わかったとしても、一向に自分のライフスタイルがかわらない!
結局どうすりゃいいのよ!っていうことで詰まる時期ということが出てくるのです。
書籍に書いてあることは、あてはまる場合と、そうでない場合が必ずあります。
そして、こういうことをしましょうという例が書かれていても、なかなか成果が上がる
ものでもないので、継続するモチベーションも閉鎖的になってしまい、元の位置へ
戻ってしまったりを繰り返します。
■誰も助けてくれない…と拗ねずに助けを求めることも必要。
発達障害の重度軽度にも寄りますが、毎日、自分の常識では理解できないことが
おこる生活がつづくというのは精神衛生上良いものではありません。
藁にもすがる思いで改善策への情報を求めている人がほとんどでしょう。
逼迫した精神状態で毎日を生活している人にとっては、気持ちに余裕などありません。
気持ちがネガティブに、悪い方に傾けば傾くほど悪循環におちいり、最終的には
ものごとを感情的でしか判断できない状態にまで陥ることもあるでしょう。
そんな思いを内包しながら、毎日を過ごしていると、きっと支えている人も人間ですから、
「このままどこかへ消えてしまいたい」
「子どもなんて産まなきゃ良かった」
なんていうことが脳裏に浮かんでしまう人もいるのではないでしょうか。
もしこんなことを思う場合は、相当自分一人でものごとを解決しようと
奮起しすぎているということを受け止める必要があるとおもいます。
本当に消えてしまいたくてそう思うのではありません。
本当に生まれなきゃ良かったとは本心では思っていません。
どちらの言葉も、現実から逃避したい!という気持ちが強く感じられます。
これは、親という立場からすると無責任で未熟な発言だ!と世論からは揶揄
されてしまうでしょうが、まず、自分自身が自分の脳力(能力)以上に頑張りすぎてしまって
いるということを自分で理解することが必要なのです。
もうパンクしかかっている…いや、もう既にパンクをしているかもしれません。
パンクした自転車、バイク、車ではしりつづけると実際どうなるでしょう。
おそらく、走ることはできますが、進み具合は悪くなり、燃料も無駄に使い、
最終的にはエンジンを傷めてしまうでしょう。
まずは、真面目で一生懸命な自分がそこまで余裕がない状態まで追い込まれている
ということを自分が気づいてあげる必要があるのです。ハウツー本をいくら読んでも
自分がどうやって気持ちに余裕を持たせて、自分の過去と向き合うかなどはあまり
書かれていません。
他人のメンテナンスをしすぎた生活に慣れてしまい自分のメンテナンスを忘れてはいませんか?
つづく
自閉症スペクトラムがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
自閉症もしくは、なにかしらの発達障害を持つ子供を育てるということは、
理屈ではどうすればよいのかわかっていても、ハウツー本のようにすべてが
良い着地を見せるとは限りません。
世間にあるハウツー本は、あくまで一般的なマニュアルであるという認識で
参考にする必要があります。どの本も決してすべて間違ったことが書いてあるという
わけではないのですが、どのぐらいの尺度での目線で語っているのか?という視点も
大切ではないでしょうか。
私のように、個人の体験談というどちらかというと狭い視点から見ているのか、
たくさんのデータや統計から発達障害の特徴を簡単に載せているものなど、
広い視点で見ているかでも大きく認識が異なってしまいます。
自分が発達障害、パートナーが発達障害、子どもが発達障害では?と気づいたときは、
認知のためにさまざまな情報収集する人が多いと思います。
最初は、認知というために本を読むということが動機になってくるわけですが、
これらの障害を抱えた人、支えている人がぶつかる大きな壁が必ず出てきます。
どういう障害かが大体わかったとしても、一向に自分のライフスタイルがかわらない!
結局どうすりゃいいのよ!っていうことで詰まる時期ということが出てくるのです。
書籍に書いてあることは、あてはまる場合と、そうでない場合が必ずあります。
そして、こういうことをしましょうという例が書かれていても、なかなか成果が上がる
ものでもないので、継続するモチベーションも閉鎖的になってしまい、元の位置へ
戻ってしまったりを繰り返します。
■誰も助けてくれない…と拗ねずに助けを求めることも必要。
発達障害の重度軽度にも寄りますが、毎日、自分の常識では理解できないことが
おこる生活がつづくというのは精神衛生上良いものではありません。
藁にもすがる思いで改善策への情報を求めている人がほとんどでしょう。
逼迫した精神状態で毎日を生活している人にとっては、気持ちに余裕などありません。
気持ちがネガティブに、悪い方に傾けば傾くほど悪循環におちいり、最終的には
ものごとを感情的でしか判断できない状態にまで陥ることもあるでしょう。
そんな思いを内包しながら、毎日を過ごしていると、きっと支えている人も人間ですから、
「このままどこかへ消えてしまいたい」
「子どもなんて産まなきゃ良かった」
なんていうことが脳裏に浮かんでしまう人もいるのではないでしょうか。
もしこんなことを思う場合は、相当自分一人でものごとを解決しようと
奮起しすぎているということを受け止める必要があるとおもいます。
本当に消えてしまいたくてそう思うのではありません。
本当に生まれなきゃ良かったとは本心では思っていません。
どちらの言葉も、現実から逃避したい!という気持ちが強く感じられます。
これは、親という立場からすると無責任で未熟な発言だ!と世論からは揶揄
されてしまうでしょうが、まず、自分自身が自分の脳力(能力)以上に頑張りすぎてしまって
いるということを自分で理解することが必要なのです。
もうパンクしかかっている…いや、もう既にパンクをしているかもしれません。
パンクした自転車、バイク、車ではしりつづけると実際どうなるでしょう。
おそらく、走ることはできますが、進み具合は悪くなり、燃料も無駄に使い、
最終的にはエンジンを傷めてしまうでしょう。
まずは、真面目で一生懸命な自分がそこまで余裕がない状態まで追い込まれている
ということを自分が気づいてあげる必要があるのです。ハウツー本をいくら読んでも
自分がどうやって気持ちに余裕を持たせて、自分の過去と向き合うかなどはあまり
書かれていません。
他人のメンテナンスをしすぎた生活に慣れてしまい自分のメンテナンスを忘れてはいませんか?
つづく
自閉症スペクトラムがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
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