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2015年12月13日

自分を褒めること、相手を褒めること、我が子を褒めることが苦手なAC夫。(その1)

部下の育成においても、子育てにおいても、相手を褒めるということは大切ですね。
はっきりいって、こんなことは大半の大人であれば理屈的には理解できていることです。

叱って育てるより、褒めて育てる。

言葉では分かっていても、実際行動に移せるかどうか、
また、その行動や発言が本当に相手の心に届くのかは別の話です。

■自分が経験していないものを、訓練もせず相手に伝えることはできない。

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一見、「褒めればいいんでしょ」ということは、さほど難しいことではありません。
しかし、会社でも家庭でもいざ実行をするとなんだかぎこちなくなってしまうのです。

相手を褒めるということは、誰かに教えてもらって育ってきているわけではなく、
自分が自然と身につけていくことが健全なのでしょう。しかし、教えてもらっていないこと
は、急にやろうと思っても悪戦苦闘するわけです。私自身は幼少期に9:1ぐらいで叱られる
ことが多いような環境で育ってしまったため、よくよく考えてみれば、「褒める」ということが
どういうことなのか実際はよく分かっていないのです。

心の中にあるものは、母から褒められたいという欲求だけが一人歩きしてしまい、
それが大人になっても、他人に対して承認欲求を求めてしまうという形で脳にへばりついて
いるような気がします。子どもが地団駄を踏んで「欲しい欲しい」と騒いでいる状態ですね。

しかしながら、自分が褒められたい(承認されたい)という欲求ばかりで脳が忙しくなるばかりで、
とても他人を褒めようとか、承認しよう何ていう発想が毛頭ありません。


褒めるということをよく知らない人が、子どもを授かり、褒めようとする。
分からないものなのだから、結果的に上手くいかず、最後は怒りの感情が
湧き出て、叱って終わるなんてことがざらでした。

子どもが言うことを聞くとか聞かないとか以前の問題で、
私に必要なのは、まず自分自身を褒める訓練なんだと思いました…

つづく

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